二学期の予定の確認


夏休み後半になったら

二学期の予定を必ず確認して下さい。



こう書くと、はいはいわかったわかったで、

一カ月先の9月の予定、それも、

『始業日』だけを確認して、ハイ終了

となるかと思いますが、『二学期』、

つまり9月~12月の4か月間の

全ての学校行事の予定を確認して下さい。



4月に渡されている、

年間予定表・スケジュールには、

この二学期に行われることが

必ず記載されています。



今後の人生と大きく書かせて頂きますが、

今後、皆さんの一年、一ヵ月、一週間の

予定において、『学校行事の予定』以上に、

その日、その時、そのことを必ず行うという

予定は無いと言えることでしょう。



天変地異や天候によって、ずれ込む、

中止になることもあるかと思いますが、

それでもこれほど数多くのことを、

予定通りに、予定日、予定時間通りに、

行われる行事はまず無いと言っても

過言ではないでしょう。



学校を卒業すると、そうしたことを、

仕事、プライベート、あるいは

冠婚葬祭において、痛感すること

でしょうが、学校行事は、まるで

軍隊の訓練かのごとく、徹底して、

必ず行われることになります。



学校での勉強、授業も同じですが、

この手法によって、一定の人に、

一定の経験を積んでもらい、

一定の学力を、一定の能力を、

身につけてもらうための、

予定ですので、学校というより、

教育機関が躍起になって、

行うことになります。



特に私立校・中高一貫校では、

一定の学力、能力という面において、

学校の偏差値、ブランドを保つために、

厳しい側面を持ちます。



そのことが、『一定』に満たない方を切り捨てる、

つまり進級・進学させない、出来ないと

なっているわけですが。



そのことはまた別の時に書きたいと思います。



勉強面での遅れは各個人差が出るものですから、

他人が定めた『予定通り』に必ず行くものでは

ありません。



しかし、行事面での予定は、その方が

どんな状況・状態だろうが

必ず行われるものですから、

『学校が始まってから』や『連休』、

『テスト前』になって、“時間が無い”と

言われる方は、その行事によって、

時間が奪われる、あるいは、

時間がかかることを予想して、

自分の勉強、テスト前の予定を、

計画を事前に考えておかなければ、

『また』同じことの繰り返しとなります。



その予定、計画を立てる上で

『事前の確認』が必要になります。



学生時代はご丁寧に一年間の予定を、

年間予定表・スケジュールとして

渡してくれています。



学生の皆さんはおろか、

親御さん、ご家庭の方ですら、

それを『軽く』見ている、

扱っているかもしれませんが、

そこに記載されていることは、

おそらく90%以上の確率で、

その日、その時、それが行われる

ことになります。



というよりも、こういったものを、

教えを説く教育機関が、適当に、

ずさんに扱って、やるかどうか

わからないですが、とりあえず、

その日にやる予定として組みました、

実際には、一週間前、前日になってみないと、

やるかどうかわかりませんなどと言ったら、

非難、批判が相次ぐことでしょう。



ですから、学生の皆さんに、親御さん、ご家庭に、

一度、『提示』したが最後、“必ず”行うもの、

予定となっていることになります。



そう考えれば、そこに書いてある予定は、

『なってみないとわからない』ことではなく、

必ず行われることであることがわかると思います。



『必ず行われる』ことなのですから、

事前に確認すれば、それに対応することも、

その予定を元に、自分の予定を計画を

見直すことも、事前に、それもかなり

早い段階から、見積もることが

できるようになっています。



二学期の始業から何日で

中間テストが行われるのか、

その間にある学校行事は、連休は、

さらには、部活動がどれだけの時間を

要するのか、大会はいつか、

その大会までの間、どれくらい

忙しくなることが予想されるか、

その時に、自分は、宿題を、勉強を

どうするのか。



最終的に一発合否が決まる受験で、

『どうにか』するのであれば、

こんなことまで考える必要はありませんし、

今までで、今の生活で、進級・進学するのに、

問題の無い点数、成績、さらには基礎学力を

身につけているのであれば、ここまで

考えなくても問題ないでしょう。



しかし、記録されていく結果=成績によって

進級・内部進学が決まる私立校・中高一貫校生は、

このことをよく考えて、うまく利用しないと、

『なってみてわかった』で、進級・進学

出来ないことが決定していた、

受験に対応できるほどの

基礎学力が身についていなかった

なんてことになりかねませんので

気を付けて下さい。



そうした状況・状態にまで

落ちこぼれた方を見てきての

苦言となりますが、そういった方ほど、

意識して、日程を、予定を、計画を

考えていかない限り、予言通りに、

進級・進学出来ない、受験に対応できない、

それどころか、もう学業の道を選択するには

厳しいとなっていくことになります。



皮肉なことではありますが、

そうして落ちこぼれた方ほど、

効率良くを求める割には、

こうした確認は一切しない、

つまり、一日、一週間と

短いスパンで、その場、その時の、

細切れの一時間二時間で、

なんとかしようとされます。



それでは、結果が出ないということを

わかっている、いえ、“たかだか”学校のテスト、

成績“ごとき”のことで、その具体的な『数字』で、

『わからされている』にも関わらず、

そうした傾向へまっしぐらとなっています。



これは失礼ながら、親御さん、ご家庭の方もです。



情報化が進む世の中、社会において、

短時間で効率良く、スマートに

物事を進めることが正義、絶対

なのかもしれませんが、それが

出来るだけの土台、能力、基礎知識、

学力がないのに、それを試しても

無意味となります。



少なくとも、“たかだか”学校の勉強、テスト、

成績“ごとき”において『も』。



最新の他の何かにおいて、

それを目指すことが

出来るかもしれませんが、

熱中している趣味や部活動においても、

それが出来ているように思えませんが、

いかがでしょうか。



話が壮大な説教になってしまいましたが、

事前に『確定』して“くれている”予定を確認し、

自分の、二学期の予定、計画を、夏休み後半の内に、

じっくり決めてみることをオススメします。