途中で聞く、どこで間違えたかわからない


これも、最近の生徒の傾向で、

“正しい答えを出したい”

“答えを間違えて怒られたくない”と

思っての行動なのでしょうが、

どの教科に対しても、ちょっとでも

自分の自信のない箇所に関して、

すぐに正しいか、間違っているか

聞きたがります。



最近の子供の口調が

疑問系が多くなってきたのも、

このためだと思います。



それに対して大人が答える。



その答えを聞いて、そのまま進め、

間違えたら、大人のせいと責任転嫁をする。



これはあまりにも無責任です。



勉強に限ったことでなく、

正しいか間違っているかの判断は、

最終的には自分で行うものです。

ましてや、自分に関わることなら

なおさらです。



すぐに答えてしまう大人にも

責任があるかと思いますが、

何でも聞けば、その通りに

動いてしまうのは、

非常に怖いことです。



一昔前の生徒は、

いい意味でも悪い意味でも、

自信満々に答えて、豪快に間違えて、

自分の間違えに自分で気づいていました。



しかし、最近の生徒は、慎重に慎重を重ねて、

間違えても、間違えた箇所に自分で気づかない。



人に聞くために、その人の言っていることが

間違っているんじゃないかと疑います。



物事を深く考え、慎重に進めることは

いいことですが、正しい答えを導き出す

ことに集中して、自分の間違えを

認めない・気づかないのは、

大人になってから直すのは

難しいことです。



若いうちに数多く間違えて、

自分が間違えてしまうところはどこなのか?

どこで間違ったのか?

これを見つけ出し、自分の中で、間違えの

パターン作りすることも、勉強の一つです。



間違えることを褒める事は、

一歩間違えると“間違えることがいいんだ”と

勘違いされることがあり、難しいのですが、

“何を間違えたか気づけるのなら間違えてもいい”

という風に考えて、勉強すべきだと私は思います。



勉強に限らず、間違えて怒鳴られようが、

あきれられようが、バカにされようが、

自分で最後まで答えを出し、

どこを間違えたのか自分で探すことを

一度徹底してやってみることをオススメします。