受験休みの予定を考える


多くの私立校・中高一貫校生は、

1月下旬から2月の上旬まで、

連続的な受験休みがあると

思います。



これは一般的な中高の学校と異なり、

ある意味特殊な休みとなり、

学校側の運営上、仕方ない休みとなりますが、

これを「遊べる時間が増えたラッキー」

と考えるのは早計です。



大抵この時期、その休みとなって、

不足になってしまった授業分の勉強を

宿題が出されたりします。



そんなの関係ないとタカをくくって、

サボりがちですが、その授業点は

計り知れないものです。



普段、宿題も多く、

授業の進行度も早い

中高一貫校生のことを思えば、

この時期の休みは、少しぐらい

甘やかしてもいいかなと、

個人的には思いますが、

学校側の思惑は、

そういう時期だからこそ、

きちんと勉強してくるか、

宿題をやってくるか、

をみています。



ですので、この時期、

つまり三学期が始まって

2・3週間後、受験休みになる頃、

先生に、親御さんにあまり(勉強しろと)

言われないからといって、

休みだからといって、

サボることはお勧めしません。



三学期は救済期間であることは

何度も書いておりますが、

このような宿題や課題レポートの

ひとつひとつが、救済措置の一つ

だと思ってください。



多くの方がやってこない中、

宿題や課題レポートを

やってくる意味が、

ここにあります。



夏休みや二学期は皆さん、

成績を上げることにやっきになって、

とりあえずはやっておこうという

気持ちが強いですが、

三学期になるこの時期、

特に受験休みがある

1月下旬2月上旬は、

二学期をやりきった感から、

サボりがちです。



それでも本当に成績に余裕がある方、

進学に問題のない方は、

良いかもしれませんが、

そうでない方は、少しでも

やっておくことはお勧め

しておきます。



学生の印象というのは

こういう時にこそ

印象付けられるものです。



中高一貫校生の場合、

中学・高校を通して、

各教科の先生が

そのまま6年間

担当となることもあります。



であればこそ、この時の印象付けが

後々に関わってくることを、

よく考えてみてください。



この時期、周りの皆が

適当になりがちの中、

一人、一学期・二学期よりも

頑張っているという印象を

与えることができれば、

それは後々の学校生活においても、

大きなプラスとなります。



そんなことまで予定しろとまでは

言いませんが、少なくとも、

出された宿題、課題レポートを

こなせるよう、受験休み前中後の予定を

立ててみて下さい。



予定をたてれば、

わかると思いますが、

意外に暇ではないでしょうか?



それならば、少しでも、勉強を!!と

言いたいところですが、皆さん、

色々とお忙しいようですので、

せめて、宿題だけでも!!と

言っておきます。



受験休みは中高一貫校生にとって、

普段のご褒美として与えられた

休日ですので、ぜひ計画的に

予定を立てて、過ごしてみてください。