二学期期末テスト前の、わかったつもりの言動、態度、姿勢


二学期期末テストを目前に控え、

わかったつもりの言動、態度、姿勢で、

何とかなるとタカをくくっていると、

一学期、二学期中間と同じような

結果を示すことになります。



ある意味、もう無理だ、

もう間に合わないということが

“わかった”ということで、

諦めるかのような

言動、態度、姿勢を取る方も

いるかもしれませんが、

その場合、そういったことが、

“たかだか”学校の勉強、

テスト“ごとき”のこと

だけでなく、今後も

『目の前』の問題に対して、

自分が取るべき言動、態度、

姿勢が、そうなってしまうことに

危機感を持つほうが

よろしいでしょう。



今後、情報化、記録化が進む

社会、世界において、若い皆さんは、

『締め切りまでに残された時間』と、

『記録されていく結果』、

『溜め込んだ宿題・課題』、

『やり残してきたこと』、さらには、

『抜け落とした基礎学力、基礎知識』に、

苦しめられ、追い込まれていくことに

なるでしょう。



その時、学生時代の“たかだか”

学校の勉強、テスト“ごとき”のことを

思い出すことになると思いますが、

社会に出れば、学校も先生も

教科書も宿題も、用意されていませんし、

明確にされていることもありません。



その中で、『うまく』やることを

身につけていかなければならず、

さらには締め切りを、結果を、課題を、

やることを求められていくことになります。



昔から、それを“たかだか”

学校の勉強、テスト“ごとき”で

上手く出来る人でも、

社会に出て、上手く出来ないために、

『学校の勉強など、

 社会に出れば役に立たない』という

風潮が強かったのですが、

最近は“たかだか”学校の勉強、

テスト“ごとき”で『すら』、

出来ない、やらないという人が増え、

『格差』がひどくなってきているために、

まだ、“たかだか”学校の勉強、

テスト“ごとき”で上手く出来る人を、

育てたほうが早いということから、

より『学歴主義』が強まったと

思われます。



そうした中で、私立校・中高一貫校で

『それ』が出来ないということを

証明してしまった、失礼ながら、

落ちこぼれ、進級・進学できないと

なった方は、その『経歴』が、

未来、将来の自分の足を

引っ張ることになると思います。



それでも最終学歴の『大学』へ入る時、

返り咲くような『結果』を出し、

さらに大学時代も、未来、将来を

見据えた行動を起こすことが出来れば、

そんなことは全く関係ない、

むしろ、未来、将来において、

感動的なエピソードのきっかけに

なることでしょう。



しかし、昨今、そういった話が

聞かないどころか、そういった

挫折、紆余曲折は、

もっと幼い頃に経験して、

さっさと卒業して、遅くとも

高校生になるくらいから、

並々ならぬ努力と継続を重ね、

輝かしい未来、将来へと道を

切り開いている方が

多いように思えます。



もちろん、そういった挫折や

紆余曲折なく、自由に伸び伸びと、

それでいて、才能を開花させ、

努力をし続けて、勝ち続ける

ように見える天才のような方も、

多くなったようにも思えます。



ですが、その光が強く、輝くほど、

影は多く、濃くなっていくと思います。



昨今の私立校・中高一貫校では、

『文武両道』を体現した方が、

非常に増えています。



というよりも、失礼ながら、

今まで頭でっかちで

勉強しか出来ないような

成績上位者の方が、『趣味がてら』

『健康を考えて』やり始めたことが、

“勉強”同様、計画的にかつ継続的に

『努力』することが出来て、

その結果、文武両道を体現して

いくようになったのだと

思われます。



一方で、成績はいまいちだけど、

武において突出し、人並みならぬ

才能を持った方が、『文武両道』に

目覚めて、勉強“も”し始めて、

成績上位者になったという話は

あまり聞きません。



結局のところ、『文武両道』が出来るのは

『文』が先行している方でなければ、

体現出来ないということを、

示してしまったのではないかと

思われます。



これは、おそらく『データ』として

残っていることでしょうが、

どの学校もそのことをひた隠しにして、

文武両道を推奨しているのは、

生徒、子供はもちろんのこと、

親御さん、ご家庭の方にも、

“勘違い”させているように思えます。



学校での勉強、成績の、

記録された結果によって、

進級・進学が決まる

私立校・中高一貫校では、

いかなることがあっても、

『文』の結果のみが、

進級・進学を分けるもの

となることを忘れるわけには

いきません。



すでに、二学期中間テスト後に、

『制裁』、つまり進級・進学が

出来ないことが決まった方は、

そのことをよくわかっていると

思いますが、“もう”袂を分けた、

『文』の道にはかなり進みづらく

なっておりますので、よく考えての

決断をされることをオススメします。