1年生の授業は簡単?
新中学1年生、新高校1年生になった方が陥る
錯覚・勘違いについて書かせて頂きます。
これは私も含め、多くの先輩が、先人が、
学校の先生も、親御さんも陥ったことですので、
聞いておいて損はありません。
4月始めの授業は、
小学校・中学校の復習を、
また初めて習う概念のことを、
丁寧に教えてくれます。
それもゆっくりと、じっくりと、
です。
理解度に関しては個人差がありますが、
ほとんどの方が、一回二回聞けば、
教科書をざっと読めば、見れば、
理解し、覚えたと思います。
そして、何だ、中学生・高校生になっても、
まぁそこそこ勉強しておけば、
授業を聞いておけば、
なんとかなると思います。
これはどんなに不安を持っていても、
注意を払っていても、必ず、
心の奥底で思うことです。
そうして迎える中間テスト、
受験を経験してきた方、
進学に向けて頑張ってきた
中高一貫校生は、なんなく
70点~80点をとることでしょう。
当然ですが、皆が皆、同じ状況ですので、
平均点も60点・70点以上、
それほど上下に差がない状況での、
スタートとなります。
そうして一学期期末テストを迎えても、
悪くても赤点以上、大体60点以上、
教科によっては70点以上をとることができ、
さぁ待ちに待った夏休みを迎える。
そんな状況になるのが
中学・高校新入生だと思います。
中間テストで70点以上、
期末テストで悪くても
赤点以上となったのですから、
勉強なんて、もう余裕、
まぁうまくやれると思って、
2学期を迎えます。
その感覚のままでいるがために、
2学期中間でテストの点数を落とし、
期末で苦しみ、3学期の学年末テストで
超頑張るということをしでかします。
2年生・3年生は
よくわかっていることだと
思います。
こう書けば、嫌味なほどわかると思いますが、
簡単と思える1年生次の授業を、テストを、
どう受けるか、どうテストで点数を取るかで、
2・3年次でのテストの点数、成績をどう取るかが
変わってくることがわかると思います。
一年次の授業・テストは簡単で、
テストで点数を、学期ごとの成績を
取りやすいのは、よくわかるはずです。
その一年次を、一年次に、いかに、
テストの点数、成績を稼いでおくか、
気付ける方はわかっていると思います。
一年次の授業は簡単かもしれません、
だからこそテストの点数も、成績も
“取りやすい”=“貯金しやすい”となります。
中学1年生はまだそこまで
考えられないかもしれませんが、
高校1年生は進学に有利、受験校であれば、
“推薦”をとれる準備と考えることが
できるはずです。
新学年が始まって
2週間が過ぎました。
少し、こういった打算的なことを考えて、
行動してみるのも、一つの手だと思います。
ぜひ考えてみてください。