テスト期間中の勉強法


テスト期間中の勉強法として、

有効なのは、暗記科目(社会・理科)は

穴埋め問題をひたすらやること、

文系科目(国語・英語)は

テスト範囲の教科書の内容を

再度読むこと、数学に関しては

計算問題をひたすらやること。



テスト前の付け焼刃は

意味がないと言われる方も

いらっしゃるかと思いますが、

付け焼刃でも、1点、2点でも

多く取れるのであれば、

やるべきだと、私は思います。



もちろんこうならないように、

普段からやっておくべきですが、

直前の対策として、そのような

説教をきかされても、

馬の耳に念仏でしょう。



それならば、例え付け焼刃・一夜漬けでも、

やるべきです。



記憶に自信がないという方でも、

記憶のメカニズムが分かれば、

簡単だと思います。



人の脳は三段階で物事を

記憶すると言われており、

長期、中期、短期の三つで、

長期の記憶は数年、中期の記憶は

数ヶ月から長くて2~3年、

短期の記憶は数時間から

数日ぐらいだったと思います。



一般的に記憶力がないという方は

中期・長期の記憶が苦手であって、

短期の記憶には、個人差は

ほとんどないと思います。

(例えば、昨日の夜の晩御飯の内容なら

 誰でも覚えているでしょう)



テスト期間中は、この短期の記憶に

集中することが大切です。



短期の記憶に有効なのは、集中と反復で、

反射的または無意識に答えられるようにする

必要があります。



難しく考えずに、これを言われたら、

この答え、この単語が出てきたら、

この答えと、一連の流れとして覚えます。



百問即答の気持ちで、間違えようが、

知っている単語、答えをとにかく出します。



それを何回も繰り返します。



間違えを良く見て、なぜ間違えたのか?など、

考えるのは時間に余裕がある時です。



時間のないテスト期間中は、

間違えてもいいので、

ひたすら何回も問題を解き、

間違えてしまった箇所の答えは

深く考えず、正しい答えを

丸暗記して進めましょう。



暗記物の場合、最低でも重要単語を20回以上、

文系科目は、教科書を10回以上、

数学に関しては1000問ぐらい。



とにかく数をこなすことと、

素早く解くことに集中してください。



答えが出ないで考え込むのなら、

問題を抜かしても構いません。



考えないでも答えが出るように、

問題と答えを覚えてしまいましょう。



できれば問題、答えの順番すら

覚えてしまうくらいに。



あくまでも応急処置的ではありますが、

これで、若干の点数の向上が

見込めると思います。



この方法を、あまりオススメしないのは、

二つ理由があります。



それは学年末に苦しむことと、

受験または内部進学試験などの

総合的な範囲で問題が出される

試験の時に、苦しむからです。



上記の方法で、要領のいい生徒なら、

中学校から高校一年生の一学期

ぐらいまでは、テストで

そこそこ良い点を取れると思います。



しかし、その代償として、学年末などの

総合的な範囲で出される時や

特殊な解き方を必要とする理系科目が

おろそかになってしまい、

高校一年生の2学期・3学期、おそくとも

高校2年ぐらいから苦しむ結果となります。



その時、普段しておく勉強方法を知らなければ、

その勉強方法を探すことから始めなければなりません。



内部進学のある学校は成績次第で、なんとか

大学までの道が開かれますが、大学受験を

控える方は、かなりの努力が必要となると思います。



そうならないためにも、普段からの勉強は

おろそかにされないほうがいいと思います。