サボッたツケは超集中力でカバー?


もうほとんど嫌味に聞こえるかもしれませんが、

ここにきて、“物理的な”時間のツケを、

“精神論”の「超集中力」という

超能力のようなもので、対策しようと

考えている方が少なくないと思います。



中間テストから期末テストまでの期間、

全ての人に、平等に公平に与えられていた、

自由な時間約400時間、これらの時間を

どうしてきたかを、反省し、そして、今後、

残された時間の中で、どうするかを考え、

考えるだけで満足せず、即行動に移すことが、

物理的な時間のツケを解消する唯一の方法です。



こうなってくると、この時期に、

各教科の“つまみ食い”をしている

場合ではないはずです。



一日で一教科を網羅し、精通し、

徹底的にやって、二日目の最初の

30分で前日の教科の復習、

そして、次の教科と突き進む。



ひとまず、これで主要教科5教科は、

1週間で間に合います。



いやいや、そんな「やれない」

「やる気が出ない」

「わからないところが

 あるからできない」を今、

愚痴って、何か解決しますでしょうか。



もう、テスト1・2週間前となってきたら、

「やって」「やり切る」ことを求められる

段階に来ています。



1教科やりきるのに5時間も

10時間もかかるというのであれば、

それだけの“時間”をかけるしか

ありません。



なぜなら、他の方は、上記の“自由時間”内で、

分割してやってきたことです。



こう書くと、よく引き合いに出されるので、

先に言っておきますが、“自分の周り”の友達は

関係ありません。



仮に、その友達と全く同じ成績、

テストの点数を、“取ってきた”のであれば、

そして、それで進級・進学に問題がない

というのであれば、「友達」と合わせた、

テスト勉強、時間をすれば宜しいと思います。



ですが、そういう状況・状態にないのに、

ここにきて、“いまさら”“いまだ”、そして“また”、

友達は~を口にするのであれば、結果が出た時に、

どんなことが起きても、友達をうらやまない、

恨まないで下さい。



友達と一緒のことをして、

一緒の結果が出ることは稀です。



個々の結果が変わるのが、

今風で言えば、“個性”でしょう。



友達と同じこと、一緒のことをしている限り、

必ずこの結果、“個性”が出てしまいます。



勉強だからと思われるかもしれませんが、

むしろ、勉強以外のことのほうが、

如実に、顕著に、出てくることでしょう。



逆に、勉強ほど、同じことを、同じだけして、

結果がそれほど変わらないものはないとも

言えます。



友達は~、友達が~、を引き合いに出される方は

よく考えて、その友達が今迄やってきたこと、

時間は、それは本当に全く同じなのか。



友達がふざけて言っている

『超集中力』でなんとかなるは、

自分には、なんともならないと

思って下さい。



そして、今迄その「超集中力」が

出せなかった、出なかった方が、

今回に限り、今回から、

それを目指すのは止めて下さい。



二学期期末テストは、お試しでも、

ギャンブルでもありません。



進級・進学がかかっていることを

よく考えて下さい。