教科書・参考書を一度通して読む
勉強というとコツコツやるものだと
決め付けて、テスト前にコツコツと
やり始める方が多いですが、
“普段”から、計画を立てて、
毎日●ページまでとやっている方なら、
テストまでに間に合います。
しかし、多くの方が、
“普段”できない“勉強法”を
テスト前になって、やり始めます。
それでうまくいっているのであれば、
問題はありませんが、学年が
上がるにつれて、範囲も広くなり、
内容も難しくなり、覚えることも、
解く問題数も多くなります。
果たして、今日はここまでという勉強で、
間に合うでしょうか?
これが受験勉強であれば、
中学・高校3年間の勉強を、
受験校の過去問、模試テストの
傾向と対策を立てる必要が
あります。
しかし、定期テストの範囲は
“その学期、その先生、その授業の中”で
きっちり教えてもらっています。
であれば、一度と言わずに、何度でも
教科書・参考書・ノート・プリントの
テスト範囲の全てを一気に見直して、
一気に覚えよう、解こう、覚えるまで、
解けるまで勉強を止めないほうが、
結果として効率が良くなります。
コツコツやって、1日前にやったことの
1/3を忘れて、2日前にやったことの
半分忘れて、1週間前にやったことを、
ほとんど忘れてとなるくらいであれば、
毎日全教科の“テスト範囲”全てを
やったほうが、自然と忘れることが
少なくなります。
それを簡単にしよう、
効率よくしようとするのが、
まとめノートであり、単語表などです。
“これら”が“テスト勉強”前にあるならば、
それをうまく使えばよいのですが、
作れなかった、作らなかったのであれば、
面倒でも教科書・参考書・ノート・プリントを
全てやりましょう。
無理無理、そんなの絶対無理
と言う方も多いと思いますが、
“目を通す”“読む(黙読・音読)”ことに
そこまで時間がかかりますでしょうか?
文字を読むスピードは人それぞれ個人差は
あるとおもいますが、自分が教科書1ページを
読むのにかかる時間を知っていますか?
知らないなら、まずやってみて、
知って下さい。
その上で、1ページ約●分かかり、
かけるテスト範囲のページ数、
これが、10時間も20時間も
かかるというのであれば、
1日、平日家に帰ってからの
数時間では無理だと言えます。
しかし、おそらくどんなに
範囲の広い教科でも、
2時間もかからないでしょう。
一度“目を通す”“読む(黙読・音読)”できれば、
それを今度は、より早く、より正確に
“目を通す”“読む(黙読・音読)”する
ようにしてみてください。
そうすれば、覚えよう覚えようと、
そこまで思い込まなくとも、
“自然に”“忘れられなく”なると
思います。
そこまで読み込めれば良いのですが、
まずは、一度、試してみて、
自分の“目を通す”“読む(黙読・音読)”
時間を知って、テスト勉強の計画を
練り直してみましょう。