(嫌な、面倒な)勉強を、楽するために、勉強する


10月から11月に、多くの学校で文化祭がありますが、

文化祭の学校行事、部活動などの大会は、

学校生活を彩る大切なイベントです。



期末テストまでの日程などが決まった方は、

大いに楽しんで下さい。



中間テストの反省もやらず、

期末テストまでの計画が

できていない方は、

なるべくそういった

イベントがある前に

終わらせましょう。



親御さんも先生も、遊ぶこと、

イベントなどで楽しむこと、

そのこと自体をとやかく言って

いるわけではありません。



それが原因で、それを理由にして、

勉強をしない、成績を落とすこと、

遊びや楽しいことは計画通り、

計画以上で、勉強や嫌なことは

計画すらしない、考えもしないでは、

今後学年が上がるにつれ、

大人になるにつれ、苦しむ以上に、

自分自身に対して歯がゆくつらい思いを

することになります。



いずれわかることだと思いますが、

怒られる以上に、自分が思い描く

理想と現実の差に、自分自身が

嫌になってくることが

必ずやってきます。



そんなのは、あきらめればいいと、

冷静に判断できると思っている

かもしれませんが、これが

意外なまでに、なかなか

諦めきれないものとなります。



何かをするとき、自分が、

自分自身を思い通りに

することができないことは、

他人に怒られるよりも、

もっぽどつらいものです。



現に、今、テスト前でも、

普段の時でも構いませんが、

勉強にしても、遊びにしても、

部活にしても、自分が思い描いたこと、

それがそのまま、その通りにいかなくて

悩んでイライラしたり、不安になったりの

連続ではないでしょうか。



昔ある生徒が名言を残していきました。

「(嫌な、面倒な)勉強を、

 楽するために、勉強している」



この言葉は、言い得て妙だと思います。



嫌だなと思うことだからこそ、

なるべく時間をかけないで効率良く、

なるべく楽になるようにするために、

テストで点数取るため、成績を上げるため、

どうするかを、楽するための方法を

勉強する、ということだと思います。



周りの友達で、あいつは頭がいい、

秀才だという方のほとんどが

この考えだと思います。



勉強が楽しい、おもしろいと思う

“科目”や、ある“単元・箇所”は

あると思いますが、全ての科目を、

全ての単元(範囲)を、全て好きだ

という方は非常に稀です。



嫌な科目でもコツコツやる、最終目的は

「如何に楽をして、勉強しないでも、

 テストをパスするか」を

勉強しているのだと思います。



少し説教話に脱線してしまいましたが、

学校行事や学校生活を楽しむことは

悪くありません。



大いに楽しんで下さい。



ですが、嫌なことを、

なるべくやらないように

するための近道は、

今やらないのではなく、

今やっておき、後で楽をする、

やらないで済むようにしておく

ことだということを

覚えておいて下さい。



文化祭だから、テスト終わったから、

期末テストまで時間があるから、

嫌なことを楽する勉強をしておかないと、

テスト前は苦しみ、テスト後は

つらくなります。



よく考えてみて下さい。