1学期中間テストの勉強は“どこまで”やればいいか?


テスト前に追い込まれてきて、

重い腰をやっとあげてきた

生徒がよく聞いてくることですが、

テスト範囲において、

「(テスト範囲の)どこを

 やればいいですか?」

「どのくらい(時間をかけて)

 やればいいですか?」

と無邪気に問いかけてきます。



塾である以上、各個人個人の実力、

やる気に応じて、指示を“提案”は

いたしますが、正直な話、

これらの言葉を言う生徒の多くが、

塾から提案した“指示(勉強)”すら

行いません。



難しい話ではありますが、塾としては、

テスト問題を百発百中して、

その問題を効率良く覚えてもらい、

高得点を取ってもらうのが

理想なのでしょうが、

上記の質問をする多くの方が、

“その指示”をまず疑います。



結局のところ、学校の授業を

受けているのは、学校の先生と

一番接しているのは、

“生徒自身”ですので、塾がどんなに、

ここが出る、ここが大事と言っても、

学校の先生の言っていた

(生徒が聞きかじった)ことと、

ほんの少しでも異なれば、違和感を感じ、

塾や他の方からの指示を疑い、勉強に疑念がわき、

ムラ(時間がなくなったらやらない)が出てきます。



上記の質問に対して、塾の講師の方で、

おもしろい解答をした方がいましたので

紹介したいと思います。



「教科書・ノート・問題集において、

 大事じゃない箇所はない。

 だから、どこが出るか、

 どのくらいやればいいかを

 考える前に、どこが出ても大丈夫、

 全ての問題をできるという自信が

 できるくらい、勉強すればいい」



生徒からすれば、それはそうですけど・・・

という話でしょう。



しかしながら、これは、

特に一学期のテストにおいて、

非常にあてはまっています。



授業中での説明の強弱、

プリント・教科書・問題集の

どれからの出題が多いかなどの

先生の出題傾向の情報がない

一学期のテストは、総当りで

対応するしか、道はないといって、

過言ではありません。



一学期のテストに

効率を求めても無駄です。



逆にここで効率を求める方は、

今後のテストもまた、

ギャンブル・ゲーム感覚で考える、

危険な道に進むことになります。



進級・進学を本気で考えているのであれば、

一学期のテストから楽をしようと

考えるのは禁物です。



どこをどこまでやればいいかを考える前に、

どこが出ても、できるという自信を

持てるくらいやってみて下さい。



一度、その経験をしてみると、

意外に“学校の定期テストなんて”

簡単なものだなと思えるように

なるはずです。



ぜひ、やってみて下さい。