三学期には勉強以外のことでも差が明確に出てきている


三学期になると、

良い意味でも悪い意味でも

“勉強以外のことでも

 差が明確に出てきている”ことを、

「実感」していると思います。



部活動、趣味事、夢や将来のことなど、

多くのことで、感じてきていると

思いますが、いかがでしょうか。



身近なところでは、これは

どうにもならないことではありますが、

身体的な特徴、例えば身長体重などの

変化、筋力体力の差など、特に中学生は、

つい数ヶ月前まで、自分と大差無かった方が、

目まぐるしい成長を遂げていたりして、

ちょっと会わなかっただけで、

大人びて見えたり、逆に子供じみて

見えたりと、明確な差が

つき始めていると思います。



部活動、趣味事、夢や将来のことで

頑張った方は、この約8ヶ月間で、

大きな変化があったと思います。



部活動でレギュラーを取った、

逆に外された。


大会・コンクールで活躍した、

勝った、優勝した、落選した、

負けてしまった。


趣味事、夢や将来のことでも

同じように、挑戦をして、

その結果が出た、あるいは

“挑戦すらしなかった”

“なんら変わりのなかった”。



これが

「無限の可能性と

 明るい未来・将来」の

結果だと言えます。



今思い返してみて、

「そんな結果」になると、

4月の時点では考えもしなかった、

9月の段階でも、まだまだ挽回できる

と思っていた。



そして、新年明けての、この三学期、

まるで生まれ変わったかのように、

覚醒したかのように、思っている

かもしれませんが、

“勉強以外のこと”でも、

積み重ねてきた実績が、

良い意味でも悪い意味でも、

差として出てきていると思います。



学校の勉強は、

その都度(毎回の定期テスト毎)

わかりやすく結果・数字が出てくるので、

一喜一憂できますが、勉強以外のことでは、

それが正しい道なのか、近道なのかわからずに、

先の見えない長い不安の道のりを

コツコツとやっていき、一発勝負の

「結果」で、判断、評価されます。



運動部の方は、一学期に先輩が引退して、

二学期を頑張っての結果、この三学期、

レギュラーとなれるかどうか、

自分の実力を認めてもらえたかどうか、

はっきり出てきていると思いますが

いかがでしょうか。



レギュラーになったあなたは

頑張った、幸運だった、

レギュラーになれなかったあなたは

頑張らなかった、不幸だった、

という簡単な話をしているわけでは

ありません。



あなた自身が、4月の時点で、9月の時点で、

「無限の可能性と明るい未来・将来」が

あった時点で、どう思い、どう行動し、

その結果として、今があるということを、

さらにどう考え、どう行動していくのかを

説いています。



決め付けで書かせて頂きますが、

4月の時点、9月の時点で、

「勉強」から逃げる口実として、

“それ”を、“それら”を、理由にして、

いえ、言い訳にして、どちらも

中途半端になってしまっていませんか。



個人的な意見ではありますが、

私は文武両道の言葉、精神は

好きですし、信じております。



実際に、勉強ができて部活動もできる、

部活動ができて勉強もできるという方を

何人も見てきたので、「それは無理だ」

「そんなの不可能」ということは、

ありえないと思っています。



そして、意外に思われるかもしれませんが、

勉強ができる方なら、部活動もできて、

部活動ができる方なら、勉強もできる

というのは、道理にかなっていると思います。



部活動で、目標を持って、考えて、

計画して、実行して、実践して、

結果を出してという過程を通して、

「方法論」や「計画性」といったものを

学んでいると思います。



それを勉強に応用する、

勉強というと有名国立大学を

目指すくらいの勉強を「勉強」と

勘違いされるかもしれませんが、

私の言う「勉強」は、

「学校での授業・宿題をどうするのか」

「テストでどう点数を取るのか」

「成績をどうやって上げるのか」

の計画を、方法を、手段を、

どうするのかを学ぶことを

指しています。



もちろんこれは中高一貫校生に

向けてでありますので、受験生には

さらにその先、

「どこの大学を受けるのか」

「そのためにはどのくらいの

 “知識”が必要なのか」まで

考えて、計画して、実行していくまでが、

「勉強」と言えます。



自分は運動部だから、身体だけ鍛えて、

動かしてればいい、なんて考えている方も

いるかもしれませんが、それは違います。



身体を鍛えるにしても、

今はスポーツの世界でも

医学的な根拠を元に、

トレーニング「方法」や「計画」が

あったりしますので、単に鍛えた、

単に動かしただけでは、

通用しなくなってきていると思います。



そんなものは、部活の顧問の先生が、

“大人”が考えればいい、なんて

投げやりな態度を取っていた方は、

その結果いかがだったでしょうか。



それで、その程度の考えで、

そんな態度で、レギュラーを取り、

大会で勝って、優勝まで導いて、

というくらいの突出した

“天性の才能”を持ち合わせて

いたでしょうか。



一昔前なら、そんな方も、

出てきていたかもしれませんが、

少なくとも今のスポーツ界では、

専門のトレーナーがいるのは

もちろんのことですが、

選手本人もストイックに

そういった知識を取り入れる

姿勢を示していると思います。



そうして、超一流の選手になっていく

のだと思いますが、いかがでしょうか。



運動部の方を例に、標的にして

しまいましたが、これは他の部活動、

趣味事、夢や将来のことでも、

当てはまる話だと思います。



長くなりましたが、そういった意味でも、

冒頭にも書きました通り、

“勉強以外のことでも

 差が明確に出てきている”と

思いますがいかがでしょうか。



もちろん、良い意味でも悪い意味でもです。



上記したのは「悪い意味で」の

意味合いが強く出ていますが、

良い意味で差を出せた方、つまり、

「無限の可能性と明るい未来・将来」の

一部でも、あるいは、全てを掴んだ方、

掴みかけた方、その意味を、その使い方を、

その方法を、その計画を、わかってきた方、

わかりかけてきた方は、確実に、

差をつけたと言えるでしょう。



三学期は、そういったことでも、

「集大成」となる学期です。



決しておごることなく、

次学年につなげてみて下さい。



受験・卒業シーズンで、

ついつい周りの雰囲気に流されて、

今までよりは手を抜きがちになると

思いますが、気をつけてみて下さい、



一学期、二学期と約8ヶ月かけて

積み重ねてきたものを、さらに積み重ねて、

より高みへと上っていって下さい。