1学期の結果、反省


親御さん世代なら懐かしい

フレーズかもしれませんが、

『反省だけならサルでも出来る』、

今こういったことを特定の人に

言ったのなら、パワハラ、

差別なのでしょうが、

今後は『結果』が出てから、

いかに反省しようが、

許されなくなっていく時代、

社会になっていくことが

予想されます。



さらに、悪い、低い『結果』を

積み重ねてしまった方は、

やらなかった方は論外ですが、

時間的にやれない、

能力的に出来ない方も、

淘汰されるようになってくると

弱者が救われない世の中に

なっていくことでしょう。



私立校・中高一貫校での

学力格差を少なからず見てきて、

最近感じるのが、明らかに

その学校のレベル・偏差値に合わず、

それでもしがみつくように、

ただその学校に居ることだけが

目的となってきている方が

目に付くようになりました。



その姿は、どんな点数、成績を取ろうと、

どこ吹く風で、危機感も無く、また、

口うるさく言われようものなら、

自分はハラスメントの被害者だと思い込み、

言動、態度、姿勢で反抗し、

自らの進路と選択肢、時間、学力を

どんどん狭めていくように見えます。



こうなると、もう通っている

私立校・中高一貫校での

学校生活は可哀想に見えてきます。



授業中の先生の説明は

分からないことだらけで、

質問することも出来ず、

ただただ念仏のように聞いていて、

テスト・成績では、人格否定を

するかのような点数をつけられ、

面談では、事あるごとに、

このままでは進路が無いと言われ、

追い込まれているように

感じているのではないでしょうか。



今後は、もうこの状況・状態に

なってしまうと、一年次だろうが、

一学期だろうが、通っている学校では

進むべき道を見失うことになると思います。



それでもいちるの望みとして、

気の置けない友人・知人がいて、

その友人・知人の中には、

自分と同じような悩みを抱え、

それでも学校にきている、

笑って過ごしている、

そうした友人・知人を見て、

自分もただただこのまま、

学校生活を過ごしていれば、

進級・進学出来るかもしれないと

期待しているのでしょう。



しかし、おそらく今後は、

より残酷な結果が突きつけられる

ことになっていくと思います。



こういったことを、時間がある、

機会がある、なるべく早い段階から

言い聞かせておかないと、

勘違いや思い違いをこじらせて、

なってみてわかったで、

本当に救いようのない状況・状態にまで

陥ってしまうことを懸念しております。



数年前から警鐘を鳴らしておりますが、

昨今の私立校・中高一貫校で

落ちこぼれた方の基礎学力は、

中学校1年生レベル、さらには

小学校高学年レベルになっている、

止まっていることが多いです。



高校生にもなって、方程式が解けない、

Be動詞と一般動詞の使い方がわからない、

中学生にもなって、分数の計算が出来ない、

四則計算がおぼつかない、言葉の意味を

理解できないという方が

私立校・中高一貫校では

『内部進学』出来てしまっているのが

現状です。



今年度以降、そういった方々を

淘汰していくようになるのかも

しれませんが、まだまだ、

その問題を抱えたままで、

進学をされていく方は

いると思います。



綺麗事を言えば、

『大学への内部進学』が決まる

その時まで、いつかどこかのタイミングで

目覚めることを期待し、暖かく見守り、

無限の可能性を否定しないと言えますが、

いつかどこかのタイミングで破たんし、

全ての可能性を失うこともあることを

考えると、本当にそれが子供達のためと

言えるかどうか疑問が残ります。



一発逆転の受験がある進学校や

一般の学校であれば、最後の最後まで、

それこそ学校のテストや成績など、

『推薦入試』を考えないのであれば、

『進級』さえ出来れば関係ないものですから、

どんな点数・成績を取ろうと、

その間の修学が抜け落ちていようと、

最終的には受験勉強で取り戻せると言えます。



しかし、内部進学で進級・進学していく

私立校・中高一貫校の場合、

学校でのテスト、成績が

その進級・進学を決めるものであり、

さらにその間に修学できていないことを

示す指標であり、その数字・数値が

人格を否定するかのような数字・数値でも

『記録』されていき、その間の修学すべき

知識・基礎学力が抜け落ちていて、

最後の最後で、後は自分で頑張ってと

放り出すのはいかがなものでしょうか。



学校・先生側に、そこまで手厚く

教育・指導する義務はない、

いえむしろ、昨今であれば、

下手に教育・指導しようものなら、

ハラスメントとして問題になることでしょうから、

今後の対応いかんによっては、このことは

問題になっていくと思います。



また、失礼ながら、このことは

親御さん、ご家庭の方も

よく考えなければならない

ことになると思います。



お子さんの人生に少なからず

介入している以上、最悪の結果

となることだけは避けるよう、

お子さんと親御さんのとっての

『本当の望み』は何なのか、

一度話し合われることを

オススメします。