二学期期末テストは1点でも稼ぐ


定期テストでは、特にこの

二学期期末テストにおいては、

受験テスト並みに、一点二点を

稼ぐ姿勢で臨まないと、

大幅に点数を落すことになります。



数学などが顕著に

その傾向が出ますが、

よく思い出して下さい。



今回のテストは手ごたえ十分、

少なくとも70点・80点は、

かたいと思っていたら、最初のほうの

計算問題で計算ミスや記号・符号の

書き間違えで、減点されて、

50点、60点だった。



特にこの二学期は、

「頑張って」「できた」と

思っていたからこそ、

その結果に対して、

「何だ結局頑張ったって

 結果は報われないじゃないか」と

考えることに陥ります。



まがいなりにも自分的に頑張った、

そして、それがテストで発揮できたと

思ってたからこその落胆だとは

思いますが、“それ”は普段の甘さが

出てきた結果だと言う事です。



数学などにおいて、“普段”から、

今回はたまたま計算ミスしただけ、

テストの時はしっかりやります、

プラスとマイナスを

書き間違えただけじゃないですか、

テストの時にそんなミスしません、

途中まではなんとかできたから、

今度、時間をかければ、

自力でできます、テストの時は

集中するのでできます、などなど。



これを言っている限り、

冒頭のジレンマに

陥ることになります。



数学が一番わかりやすいので

例えに書きましたが、

全ての教科に言えるのが、

“普段”ミスばかり、

ヒントを言われたらできる、

わかっていたけど

たまたま出てこなかった、

といったことをやっている限り、

本番の、特に“たかだか”学校の

定期テスト“ごとき”と

思っているテストにおいて、

「テストの時にできる」は

ありえません。



そう考えることが甘いです。



人間ですから

必ずミスは出てきます。



そのことを重く捉えて、

百点満点を取るつもりで、

万全の体制でテストに臨む方が、

初めて、80点90点を

取れるのがテストです。



最初から、80点を目指して、

その予告どおりの点数が

取れるのであれば、

80点じゃなくて、

90点を目指せばいい

じゃないですか。



百点満点というと、

すごい勉強しなくてはならない、

しかし高得点を取ればいいと

考えれば、なぜか、70~80点を

目指す方が多いです。



百点満点でなければ、

高得点なのですから、

99点、98点と

目指してもいいと思いますが、

いかがでしょうか。



90点台の点数は、

百点満点の勉強と同じ、

それに匹敵するくらいの勉強が

必要と考えているかもしれませんが、

では、80点台の高得点の勉強は、

それより、楽、あるいは簡単なのですか?



70点台だと、もっと簡単で、

50~60点台なら、

そこまで勉強しなくても、

30~40点台なんて、

授業さえ聞いていれば

取れる、なんて思っていませんか。



学校の先生の授業、習っている内容に、

テスト問題など様々な要因がありますが、

●点台を目指す勉強をして、その通りに、

●点台を取る方は少ないです。



取れる方は、テストの大体の出題傾向と

配点を知っていて、そしてその配点の

問題を決して間違えないという前提のもと、

これだけは、この配点の問題だけは

“落さない”という勉強をして、

その予告どおりの点数を取ります。



数学で言えば、初めのほうに出される

計算問題20~30点分、

これはまず1問も落さない、

確実にその点数を取る、その上で、

その20~30点の土台の点数に、

何点積み上げるのかを考えるわけです。



文章題が苦手で、どうしても

そこの問題は解けない可能性が高い、

配点は5~10点、問題数は2~3問、

20点から多くて40点分も

出される可能性がある。



そうなった場合、文章題以外の

他の問題を落したら、計算問題で

稼いだ20~30点が、そのまま

テストの総得点となってしまいます。



ここで考えるわけですが、

まず文章題以外の他の問題、

これをなんとかできないだろうか、

なぜ、テスト勉強(練習)中は、

これらの問題にてこずるのか、

どうしてもできないか、

数点、十数点でも取れないか、

その上で、苦手な文章題を、

なんとか点数を取ることができないか、

途中式で点数をもらえないか、

文章題の中でもこれだけは

やり方を丸暗記していて、

解けるという問題はできないか、

などなど。



それが、そこまで考えるのが、

テストで1点でも稼ぐ勉強であり、

自分の予想の点数に近づける

勉強となります。



テストが近づいてきている今から、

百点満点を取る勉強を始めるのは

物理的に不可能です。



では90点を取る勉強は、

80点を取る勉強は、

70点、60点と設定を

下げていき、どこまでなら、

“完全”を目指せるのか、

検討して下さい。



ただし、もう、後のない方、

つまり高得点を取らなければ

ならない方は、その高得点を

取るための勉強を

しなくてはなりません。



もはや死に物狂いでやるしか、

道はないでしょう。



複数教科において、

“それ”を迫られている方は、

大丈夫・余裕なんてありません。



一分でも一秒でも、

勉強に費やしていないと、

冒頭のような悲劇となり、

全て終わっての喜劇だった

ということになります。



テストで“完璧・完全に”

1点を“稼ぐ”ということが

できなければ、高得点は

もちろんのこと、思い描く

何点台というのも

夢のまた夢となります。



この二学期期末テストに、

そこまで焦る必要の無い方も、

一応、冒頭のようなことに

ならないように気をつけて下さい。



せっかく勉強したのに、

全然勉強していないように

見える方と同じ点数、

同じ扱いを受けるのは

嫌な気分になるでしょう。



取れる問題は確実に取る、

そう意識して、テスト勉強をして、

テストに望むことをオススメします。