嫌いなこと、苦手なことほど丁寧にやる


勉強に限らず、部活や趣味、

将来仕事をする上でも

大事なこととして、

嫌いなこと、苦手なことほど

丁寧にやる習慣をつけておくことを

オススメします。



嫌いなことや苦手なことほど雑に、

ソツなくやろうとしがちですが、

それによって、より嫌いになる、

苦手になっていきます。



嫌いなことを丁寧にやる(=時間がかかる)ので、

初めのうちは苦痛に感じるかもしれませんが、

続けていくうちに必ず効果が出てきます。



ノートをとるのが嫌いだ、

先生の授業の話しを

聞いていると眠くなる、

宿題をやるのが面倒くさい、

復習するのがおっくうだ、

など色々な嫌いなこと、

苦手なことがあると思いますが、

まずはどれか一つでも構いません。

“丁寧”にやってみて下さい



ノートを書き忘れがないように

きっちりとってみる、

字をキレイに丁寧に書いてみる。


先生の話しを注意深く聞いてみる、

何度も同じようなこと言っている箇所はないか?

声のトーンが変わった箇所はないか?

テストに出るぞ・大事だぞと言っていないか?


宿題で間違えた箇所はないか?

間違えた箇所をチェックしておき、

テスト前に確認する。

提出日を間違えずに全ての宿題を出す。

宿題の字をキレイに書いてみる。

問題を書き写してみる。


など、丁寧にやろうと思えば、

当然小さなことにも

気を使うようになります。



それを、次のテストまで、

1学期の間だけ、1年間だけ、

と続けてみましょう。

必ず成績・テストに効果が出てきます。



後々に、爆発的に成績・テストの点数を

向上させた生徒の多くが、

自分の嫌い・苦手な科目に関して、

“丁寧にやる”という意識を持った人達でした。



嫌い・苦手だから「頑張る」「量を多くやる」と

なりがちになりますが、頑張るにしても、

多くやるにしても、“雑”にやっている限り、

あまり効果が出てきません。



そして“雑”にやっているからこそ、

普段より頑張った割には

全然効果がないじゃないかと、

投げ出すことになります。



できれば、得意・好きな教科含めて、

主要5教科全部を上記のように

丁寧にやってもらいたいものですが、

どうしても時間がかかってしまいますので、

まずは嫌いな・苦手な教科からでも構いません。

やってみてください。



これはテスト前にちょっとやれば

という話ではありません。



できれば初めの授業から、

少なくともテスト1か月前から

やって下さい。



初めは時間がかかるかもしれませんが、

1か月も続けていると慣れてきて、

早く正確に丁寧になります。



こういう一見時間がかかる丁寧な勉強が、

成績向上・テストの点数UPの

一番の近道でもあります。



進学校の場合ですと、3年間の短期勝負、

受験一発勝負となることが多いので、

多少“雑”でも“量”をこなしていれば、

効果があります。



ですが、中高一貫校の場合、6年間、

長い方ですと小中高の12年間と

長期的な勉強となりますので、

“丁寧”な“質”を高めるほうが、

長い目で見て、効果的な勉強となります。



この嫌いなこと・苦手なことほど

丁寧にやる習慣は将来においても

役立つものとなりますので、

ぜひ試してみてください。