小学生から「中学生」に


小学6年生は、4月1日を持って、

「小学生」から「中学生」としてなります。



自分としては、そんなつもりはない、まだまだ小学生気分だといっても、思っても、

周りの人たちは、そうは見ていません。



おおげさに言えば、その日を境に、親御さんが、先生が、他の大人達が、

皆さんを、「子供扱い」しなくなってきます。



今まで許されていたこと、大して怒られなかったこと、気にしていなかったこと、

それらが一気に変わります。



ある人にとっては、命令されている感じがしてムカツク、嫌だ、嫌いだ、

ある人にとっては、まるで大人の言いなりにされているみたいだ、

ある人にとっては、逆にできること・許されることが増えて楽しい、

ある人にとっては、これで大人への第一歩をふんだ、これからがんばろうと

思っているかもしれません。



さまざまな思いがあふれる4月になると思いますが、

その4月にあたふたとあわてて、またはウキウキ楽しくすごして、

“ついうっかり”勉強するのを忘れてしまった、宿題や提出物を忘れてしまった、

でも、まぁ、小学校時代は「そうやって」も、ごめんなさいと言えば、許された、

むしろ、すなおに謝って、褒められた、かもしれませんが、中学生になったら、もう許されません。



親御さんもそうですが、親御さん以上に、学校の先生は決して許しません。



ただし、声をあらげて、どなってくることも、怒ってくることもありません。



ただただ、皆さんの、その言動を、その結果を、「記録」しておき、

成績表で皆さんへと、「許さない結果」をつけることとなります。



言葉にされずに、ただただ数字、あるいは合格・不合格といった、

「許さない結果」をつけられると、それは一時のことではなく、

一生、そして数年後に関わる「許されない結果」として残ることになります。



言葉であったら、一時だけ嫌な気分になるだけですが、

一度「記録」されてしまったものに関しては、「ずっと」嫌な気分にさせられ、

さらには、それが続くと、進級・進学を「許さない結果」をつきつけられることになります。



今は、まだ、そんな結果になる可能性は0%、全くありません。



しかし、学期を、学年を重ねるごとに、そのパーセンテージが、徐々に上がってくることに

なります。



残念ながら、毎年、数名の方が、そうなります。



自分はそうならない、自分には関係ないと思っているかもしれませんが、

この可能性は、あなただけでなく、皆さんが全員平等にあります。



中学生になる不安や期待が入り混じっている時かもしれませんが、

中高一貫校、それも高校・大学までの大学付属校であれば、

できるだけ早い内から、この意識を持つようにしておくことをオススメします。



最後にあらためて、もう一度書きますが、再来月4月に

皆さんは小学生から「中学生」になります。



ゲームで言えば、LVアップ、クラスアップしたことになります。



なるべく早く、そのLVに、そのクラスに、ふさわしい実力・学力を

身につけておき、定期テスト、成績という敵を倒せるようにしておくことをオススメします。