学年の境目


3月31日をもって、皆さんは

今学年を終了します。



おめでとうございます。



毎年似たようなことを書いておりますが、

これは皆さんの意思や修学の有無に関わらず

決定されております。



まだまだ自分は小学生、中学生、

1年生、2年生のつもりだと

思っているかもしれませんが、

周りの環境は3月31日、4月1日で

がらりと変わります。



一見して、自分が変わっていないから、

世の中もそうそう変わりはしないと

思うかもしれませんが、激変しております。



大人でもそうですが、毎日が変わり映えしないと

思っているのは自分だけで、実は毎日激変しています。



しかしながら、学生の変化としては、

3月31日、4月1日が大きな境目として、

変化することとなります。



いかがでしょうか?



3月31日であなたは、小学生、中学生、

1年生、2年生が終わり、

4月1日からは中学生、高校生、

2年生、3年生となります。



否が応でも、そうなります。



実感わかないでしょうか?



もしくは、もう中学生、高校生、

2年生、3年生になったつもりで、

準備を始めているでしょうか?



これを後数回続けて、大学生となり、

社会人となります。



社会人になると、こんなわかりやすい境目を

感じることは少なくなります。



感慨深いこの境目に、よく考えてみて下さい。



学年が上がること、そして校舎・教室が変わること、

習う内容も、先生も変わり、そして自分も

変わらなければならないことを。



自分は変わらないと思うかもしれませんが、

あなた自身がいくらそう思っても、

あなたの立場が変わるということに気付いて下さい。



委員会や部活をやっていれば、あなたは先輩と呼ばれる、

または新入部員として扱われたりします。



進学を考えなければならない学年になっていたりします。



あなた自身がどう思おうが、その“立場”“状況”は、

この一年あなたについてまわることとなります。



回りくどい書き方ですが、そういう自分で

変えることのできない“立場”“状況”において、

あなたがどう振舞うかが、この一年の

大きな課題となります。



先輩として後輩の指導を行わなければならなかったり、

後輩として先輩の指導を受けなければならない。



進学をしたくても、成績がそれに伴わなければ、

受験も考えなければならない。



あなたの思い通りにいかない一年になることもあれば、

何もかもが思い通りの一年になるかもしれない。



その一年の岐路が3月31日、4月1日ともいえます。



よく考えてみて下さい。



自分は“変わっていない”“変わらない”でしょうか?

周りは“変わらない”でしょうか?



実感した時に、なにもかもが遅かった

ということのないように、

次学年を充実した学年にして下さい。