“点数のとれる問題”と“みんなが間違える・解けない問題”


勉強が嫌い、テストで点数がとれない

生徒の多くが勘違いしていることが

あります。



それは“点数のとれる問題”と

“みんなが間違える・解けない問題”を

自分自身でわかっていないことです。



点数が伸び悩む方は思い切って

“みんなが間違える・解けない問題”は

やらないほうがいいです。



この見極めは重要です。



テストで“点数のとれる問題”を見つけ、

その問題を必ず解く癖を身につけないと

今後のテストの点数の向上、

成績の向上は望めません。



もちろん“みんなが間違える、

解けない問題”を解けることにも

意味・意義があります。



ですが、もし点数が伸びない、

低下している方は、当分の間、

この“点数のとれる問題”を確実に

取ることに注力して下さい。



テスト前の勉強法・心構えにも書きましたが、

“みんなが間違える・解けない”難しい問題

一つ解けるよりも、“点数のとれる問題”を

正確に解けるほうが、成績向上の近道です。



単純な計算問題などはその典型です。



先生方もこういった問題は

点数を取って欲しい、

取って当たり前だと思ってます。



これはある意味、テストを作る

先生の“厚意”でもあります。



普段、努力をしても、

点数がとれないで苦しんでいる

生徒のための救済点でもあります。



この厚意を最大限に活かしていきましょう。



大抵の場合、この“厚意”の点数で

赤点は回避できるように

テストの点数は設定されています。



今回のテストをよく見てください。



テストを見返して、

あーこれはこうだった

と思える問題は、

“点数のとれる問題”=

“点数が取れていた問題”です。



この問題の配点を足してみてください。

40点以上となっているはずです。



その上で、“みんなが間違える、

解けない問題”をチャレンジした

その心意気(途中過程)で

追加点を取れるようになれば、

まず、間違いなく赤点は

取りません。



“みんなが間違える・解けない問題”は

一見すると配点が高く、解けると

それだけで、十数点UPした

かもしれません。



しかし、大抵の生徒が

“点数のとれる問題”で

二十数点分マイナスに

なっていることが多いです。



解けるか解けないかわからない、

微妙な問題を勉強するよりも、

まず、この“点数のとれる問題”の

二十数点分のマイナスを

無くしましょう。



今回のテストを次回に活かすのなら、

ぜひ“点数のとれる問題”を

確実に取れる勉強を

積み重ねていってください。



そのためにも、こんなのは簡単だ、

理解したと思える問題や課題こそ、

何度も解く・練習するようにしましょう。



難しい問題を解くのはそれからです。