平常点の取り方
~数学編~


数学と英語の成績は、最も平常点に

左右されやすい教科だと思います。



数学と英語の定期テストの点数が『確実』に取れる、

それも高得点を『約束』できる方は少ないと思います。



教科としてもそうですが、単元や範囲によって、

さらには先生によっても、得手苦手、好き嫌いが

はっきりするため、どうしてもそれが授業態度や姿勢、

定期テストの点数、成績に反映されやすいです。



そのためか、最も足を引っ張ってしまう、

そしてさらに悲劇なのが、最も勉強しなくてならない、

あるいは勉強を強いられる教科となってしまうでしょう。



まずはこの意識・認識を

改革しなくてはならないと思います。



教科として、得手苦手、好き嫌いを

持つのは仕方ないです。



これはもう、『個性』として、

切って捨てても構わないでしょう。



先生に恵まれれば、一転して

得意・好きな教科になることもありますが、

その先生に当たるまでの間が、長ければ長いほど、

苦しんだ経験・思い出から、意識を感覚を

払拭することができないでしょう。



ですから、これに関しては、

無理に得意になりましょう、

好きになりましょうとは言いません。



『耐えて』、『我慢して』みましょうと

提案します。



そのために、まず知っておいたほうが

いいでしょう、この『数学』を、

『いつまでやるか』、『なぜ、やるのか』を。



文系・理系の選択ができる学校であれば、

少なくとも高校生になって、3年生以降、

一生涯、数学をやることはないと思って構いません。



二度とやりません。やらなくていいんです。



そして、そこから逆算して下さい。



中学から高校2年までの5年間、各学年各学期で、

15回の成績、約25回の定期テスト、そして、

休みなどを差し引いて一年約40週の学校生活が

あったとして約200週、一週間の内4~5回の

数学の授業があったとして、800回~1000回の授業、

時間にすれば、1回50分の授業で、

約670時間~840時間。



これだけの回数、時間を、

『我慢して』『耐えて』しまえば、

もう二度と一生、数学を勉強する

必要はありません、というよりも、

自らやろうとしない限り、『できません』。



いかがでしょうか、具体的な数字、回数と時間を

出されれば、まぁ、それくらいならと

思えてきませんか。



数学に限らず、苦手・嫌いと思っている教科の

ほとんどが、それが一生続くかのような苦痛、

強制のように感じ、大人や他人が『ただなんとなく』大事、

やっておけというばかりで反発を覚えるになっていませんか。



そこで、それは違うと断言しましょう。



もちろん、その方々の意見は、

『正しい』ことではありますが、

『事実』と少し異なる点、

濁している点があるため、

皆さん、信じられないと

反発することだと思います。



だから、事実を言いましょう。



学校で習っている数学は、正確には

『数学の知識と成績』は、進級・進学、

そして受験に必要です。



これは『事実』です。



真実を言えば、『数学』を学ぶことで、

学ぶことに目覚め、さらには数学とは

何たるかを極めるための武器や論理の基礎を

学んでいるわけですが、それを言われても

ピンと来ないでしょう。



ですから、まずは『事実』だけで

構わないと思います。



これで、数学を学ぶ上での『目的』、

そして、具体的に課せらた、

苦手・嫌いに思っている方にとっては、

“強いられる・強制させられる”回数と時間が

わかってもらえたと思います。



これを意識できると、“いままでやりきれなかった”

“悶々としていた”ことが、少しは、緩和できると

思います。



そう思えれば、今、苦手・嫌いと思っている

『数学』を、いつまでも、何千回も何千時間も

『やらなければならない』

『やり続けなければならない』とは

思えてこないでしょう。



たった15回の成績です、25回の定期テストです、

800回~1000回の授業で、約670時間~840時間、

席について、授業を聞いていればいいわけです。



最も、受験生となった方や進級・進学が関わる

学年になった方は、その“残り”回数、“残り”時間に、

青ざめているかもしれませんが。



それはさておき、皆さんは、この回数、この時間を、

『我慢して』『耐えて』『こなせば』、晴れて卒業、

もう二度と、一生、数学を学ぶ、教わる、触れることは

ないでしょう。



苦手、嫌いと思って、数学をやらない・できないという方は、

そのくらいの気持ちになって授業を受けると、

意外にスムーズに、素直に聞けると思います。



この数学はおそらく、心の根底に、頭の片隅に、

苦手・嫌い意識がこびりつき、さらにそこに、

『面倒』や『将来・未来に役に立たない』といった

『気持ち・考え』が結びついて、負のスパイラルに

陥りやすいと思います。



それを断ち切るためにも、この数学を学ぶ目的、

そして目標となる回数・時間を知って、

その時間は、その授業は、そのテストは、

その学期は、やってやろうと思えれば、

そこまで数学の授業で苦しむことはないと思います。



そして、この考えに至ってしまえば、

苦手・嫌いな単元や範囲、先生なども、

『関係』ないでしょう。



その回数・時間を、『こなして』しまえば、

二度と目にすることはないのだから。



ただ、この数学もそうですが、何点か、

単元・範囲によって、『積み重ね』の知識が

必要となってきます。



その時になって困らないようにして

おかなければなりません。



それはまた別に書かせて頂きますが、

とりあえずは上記の意識を持てれば、

まず、『数学の授業』を受けれる

体制・気持ちになれたと思います。



そこまでが大前提として、全般編にも書きました、

『授業中、寝ない、ふざけない、ノートを取る』

『宿題・課題は必ず提出期限内に出す』をやっていれば、

数学の平常点は半分以上取れると思います。



ここまで、意識・精神論ばかりで、

具体的では無かったかもしれませんが、

大部分を占めた、この意識・精神論を

理解しないことには、どうしても

『授業態度』に出てしまい、さらには

宿題や家での勉強にも支障が出ることでしょう。



皆さんが、嫌だ・苦手だと思う気持ちは、

一人の人間の意見として尊重しましょう、

しかし、こういった事情・事実があることにも

目を向けて、嫌だ嫌だ、苦手苦手でいつまでも

『拗ねて』いて、宜しいのですかと、問います。

それが、それを、あなたの人生として。



そう思えれば、少しは、

意識を変えていただけるかと思います。



具体的な勉強の続きは・・・


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