浮浪雲
浮浪雲
浮浪雲1その男、円転自在
品川宿に次郎長一家がやってきた。春秋・・この頃はまだ博徒・・親分はこのへんは俺のシマなのにあいさつなし、これじゃ男が立たねえと息巻く。今回は何度も男が立たないという言葉が出てくる。まあ今回に限らないけど。でも女が立たないという言葉は聞いたことないな。どこへ行ったかわからない雲の代わりに夢屋を切り盛りするのは妻のかめと番頭の欲次郎。人を運んだり荷物を運んだり・・輸送業、運送業ってことかな。極楽とんぼの雲だが、息子の新之助が「母上が病気で倒れた」とウソをつくと、大あわてで帰ってくる。新之助が今気になっているのは、立花屋のお玉。でも立花屋は家康公が菖蒲の節句に着たという鎧兜をカタに500両貸したため、苦しいことになっている。商売仲間の呼子屋と武士の伊藤がぐるになってニセモノをつかませたのだ。ニセモノだからすぐ壊れる。そのうわさはたちどころに広がり、多くの人の知るところとなる。頃合いを見計らって伊藤と呼子屋が現われ、500両を返すから鎧兜を・・となる。難癖をつけて500両どころか千両で弁償しろというのが手口。まあ立花屋がなぜ最初に断らないのか不思議だが。なぜ壊れた兜が元通りに直っていたかの説明はなし。次郎長が品川を離れる時、春秋がまた現われる。雲の指示で雲助達も集まったので、次郎長も雲が雲助達を束ねていて、500や600は集められるといううわさは本当なのだと知る。次郎長役は加藤雅也氏。かめが倉科カナさん、欲次郎がイッセー尾形氏。渋沢老人役佐戸井けん太氏は「問題物件」に出ていたな。佐々木蔵之介の雲ははまり役だが、目尻のシワとか目立つ。もう少し若い時ならもっとよかったね。「浮浪雲」と言えば渡哲也氏と桃井かおりさん。調べてみたら1978年。渡氏はそれまでの印象があるから、見かけや演技に違和感があった。でも佐々木氏なら違和感ゼロ。なよっとしててもそれが色気に。背が高くて細身だから体の曲線がまた魅力的。
浮浪雲2龍馬が来た
浮浪雲3さらば!沖田総司
浮浪雲4孝行、いろいろ
浮浪雲5先生、恋をする
浮浪雲6過去の渦
飲み屋のちょっとこでは春秋親分(六平直政氏)が岡っ引きになった祝いをやっている。夢屋の定八は女将のお倫にぞっこんだ。巷を騒がせているのが辻斬り。もう三人も犠牲になった。親分は夢屋の新入り粂三(今井翼氏)に目をつける。定八も新之助も彼が島帰りと知ってやはり疑いの目を向ける。欲次郎は相手にしないが、後で実は彼自身島帰りだったのだとわかる。前科者が苦労するのは、更生しようにもまわりの目がそれを許さないこと。欲次郎が立ち直れたのは過去を気にせず、信用して仕事を与えてくれた雲のおかげ。だから今度は粂三を信じてやる。さて、お倫に子供がいたと知ってショックを受ける定八。でもしつこい男につきまとわれているから亭主のフリをしてくれと頼まれ、引き受ける。ところがその男才蔵は目つきが鋭く、いかにも危険そうなにおいをプンプンさせてる。結局この才蔵が辻斬りの犯人。人質にされたお倫を助けようと一人で乗り込む定八だが・・。才蔵がなぜ辻斬りをするのか、粂三は何をやって島送りになったのかなどは説明されない。でも最後は万事丸くおさまるよう持って行く。雲が定八の助太刀・・いや、棒だから助棒かな・・するのは一瞬。定八も気づいてないのでは?もっとハデな立ち回りあるのかと思ったら、才蔵も意外と弱虫だしアレレ?
浮浪雲7白頭巾と新選組
京で新選組隊士を斬っていた白頭巾がなぜか品川宿に現われた。今回新選組の伊東甲子太郎(渡辺大氏)と藤堂平助が出てくるが、なぜ品川にいるのだろう。斬られそうになっていた志士を助けた白頭巾だが、手傷を負ってしまう。かめを襲った男を追っ払ってくれたのが無宿人の忠次(野村周平氏)。傷のせいで高熱を出しているので、かめは夢屋へ連れて行って看病する。持っていた荷物に血のついた着物と白頭巾があり、彼が巷を騒がせている白頭巾なのだと確信する。忠次はそのうち回復するが、彼は実は伊東に雇われたのだと言う。新選組乗っ取りを企む伊東らは、邪魔な隊士・・近藤派ということだろう・・を始末するのに白頭巾を使っていたのだ。忠次も自分は利用されてるだけとわかってはいたけど・・。本当は母親のいる田舎へ帰りたいのだが、今まで殺した隊士のためにもケジメをつけたい。と言うことは自分の命を捨てるということなんだけど、せっかくかめさんが助けた命、大事にして欲しい。と言うわけで忠次ではない白頭巾が現われ、伊東達は驚く。しかも強いのなんの。バッタバッタと・・峰打ちですけどね。その鮮やかなこと。何も知らない新之助や他の子供達はヒーローだ!と目を丸くし、追いかける。野村氏は美形ですな。死ななくてよかったよかった。
浮浪雲8近藤勇との明暗