RONIN

RONIN

これは前に一度見ていると思うが、内容はほとんど覚えていなくて。体制の変化で仕事がなくなってしまった諜報員などが主人公。銀色のケースをめぐって裏切りやカーチェイス、銃撃、逃亡、腹の探り合いがくり広げられる。ケースのなかみが何だったのかは最後まで不明。だがそんなことはどうでもいい。実力者揃いのキャスト、息もつかせぬ展開を楽しめばいい。とは言えプロがやるにしてはずいぶん仕事が荒っぽい。何の関係もない人達を巻き込み、ケガ人続出。たぶん死んだ人もたくさん。車は何台炎上し、破壊されたことか。何で町の中で騒ぎを起こすのか。彼らの仕事は誰にも知られないよう極秘に・・ってのが基本じゃなかったのか。出演者はロバート・デ・ニーロ(サム)、ジャン・レノ(ヴィンセント)、ステラン・スカルスガルド(グレゴール)、スキップ・サダス(ラリー)、ショーン・ビーン(スペンス)の五人が雇われる方。このうちグレゴールが裏切り、ラリーは殺される。スペンスは素人同然なのがばれて、事前にクビ。ビーンだもの、あれで終わるはずがない・・と待っていたたくさんのファンは、それっきり出てこないことに失望させられる。私は地味で仕事はちゃんとするラリーが好みだったけど、殺されちゃったので失望。デ・ニーロはいつも通り。レノはいつもとは違い無駄なおしゃべりもせず、義理堅いタイプなのがよかった。雇う側はジョナサン・プライス(シーマス)。彼は「キャリントン」に出ていた人だな。後でシーマスはテロリストで、サムの目的は彼だったことがわかる。てことはサムは現役CIA?橋渡し役をやっているのはナターシャ・マケルホーン(ディアドラ)。彼女この頃見かけないなあ。あと「ジャッカルの日」に出ていたミシェル・ロンズデールが武士のフィギュア作るのが趣味のジャン=ピエール。ちょっとびっくりしたのはスケート選手だったカタリナ・ビットが出ていたこと。彼女ってこういう顔立ちだったっけ?まあオリンピックの時はかなり化粧が濃かったからな。最後の方は説明不足。あらら?と思っているうちに終わってしまう。ヴィンセントは撃たれて重傷だったはずなのに・・。