トゥー・ウィークス・ノーティス
これはだいぶ前に一度見て、今回二度目。2002年だから主演の二人ともまだ若い。ハーバード卒のインテリで弁護士のルーシー(サンドラ・ブロック)。お金ではなく、正義感で動く。今も古い劇場の取り壊しを体を張って阻止しようとしたけど、逮捕されちゃった。そのたんびに両親は保釈金を積んで出してくれる。二人とも法律家で、娘の味方だ。今度はみんなの憩いの場所である公民館が取り壊しの危機に。みんなウェイド社の仕業だ。このウェイド社の顔でもあるジョージ(ヒュー・グラント)は離婚調停中で、有能な顧問弁護士を捜している。女好きの彼は男の弁護士なんてお断り。ひょんなことから彼のもとで働くことになったルーシー。その代わり公民館は残す。社には寄付金もたくさん集まるから、慈善事業もできる。ところがこのジョージ、何事も一人では決められない優柔不断男。服装選びやらスピーチの原稿、夜中でも電話がかかってくる。その間に離婚も成立。となると今度は花嫁捜しか。関係ないけど元奥さんの形相がすごい。額にくっきりと縦ジワが刻まれ、怖い。真面目でがんばり屋のルーシーだが、そのうちネをあげる。もう潮時だ、あと二週間でやめる。次の就職口捜そうとしたらどこでも断られた。ジョージが邪魔してる?この時面接係で出てくるのが「メンタリスト」のティム・カン。若い!!ルーシーの後任は面接に来たジューン(アリシア・ウィット)に。ジョージが勝手に決めてしまった。なかみより容姿で判断。もちろんあと二週間と区切られたことで、二人の仲が近づいていくのはお約束。泥酔して大いびきをかいたり、食べ過ぎて渋滞の中トイレを捜して走り回ったり、女性としてはこの上なく恥ずかしいことではあるけれど、ジョージだってジューンとストリップチェスとやらをやってるとこ見られちゃったし。とは言えジョージがルーシーを見直したのは、パーティのためドレスアップした姿見てだと思う。彼は形から入る。この時のブロックは本当にきれいだ。内容はありきたりだし、演技も変わりばえしない。ただ、よく見るとその中でも細かい、行き届いたことやってるんだよな。パーティにはトランプ氏が出ていてびっくり。あとノラ・ジョーンズも。なかなかゴージャスな顔ぶれ。おっかない顔をしたルーシーの母親も笑える。