プリティ・ブライド
「タイムトラベラー」の予告が入っているというので借りてきた。「マーサ・ミーツ・ボーイズ」の予告も入っていたのでうれしかった。リチャード・ギアとの結婚式で逃げなくてすんで、ハッピーエンドかと思っていたが、やっぱり逃げ出してしまう。あそこまでコケにされて、普通は怒るでしょう?と突っ込みを入れたくなる。作る側にはそれなりの思わくがあって、ああいうストーリーにするんだろうけど、逃げ出して面目丸潰れにしておきながらノコノコと自宅まで押しかけてきて、あのセリフを言ってメデタシメデタシなんて、そんなことあるわけないでしょうが。ギアはなかなかよかった。知らないおばさんにいつも新聞で殴られるところがおかしい。ジュリア・ロバーツはリハーサルでギアとキスをしてポーッとなって、火がついたみたいになっているところがうまかった。全体的には「ノッティングヒル」よりマシかな・・という感じ。・・これを書いたのは10数年前。「ノッティングヒル」よりマシの根拠は不明。低予算ゴミ映画ばっか見ていて、たまにこういうの見ると、ゴージャスだなあ、金かけてるなあと思う。「プリティ・ウーマン」は見たことがないので比較はできないが、多くの人が書いているようにこの邦題はあからさま。99年だとまだギアも若く、ステキだ。それにしてもこれだけ条件が揃っているのに・・主役は美男美女、豪華な脇、音楽もセットも衣装もばっちり・・見ていて居心地の悪さを感じるのはなぜなんだろう。なぜアイク(ギア)は偶然聞いただけの話を裏も取らず、しかも実名で記事にしたのだろう。なぜその記事が通ったのか(「ニュースの天才」で描かれるようなチェック機能はないのか)。通しておいて後であっさりアイクをクビにするのも変だ。アイクとマギー(ロバーツ)もおかしい。何で式の前に話し合っておかないの?こういう、失敗してもやり直せばいい、迷惑かけてもあやまれば許してもらえる、人を傷つけるジョークも笑えるならいいじゃんみたいなノーテンキさにはついていけない。時々ふと「これっておかしいんじゃないか?」と距離を感じているアイクはよかったけど、すぐマギー許しちゃうのはバツ。リタ・ウィルソン、ジョーン・キューザック、ヘクター・エリゾンド、ドナル・ローグ、ラリー・ミラーなどが出ていた。