ローラーボール(2001)
スケールの大きなSFアクション映画だろうと期待してレンタルしたが・・。ちょっと調べただけでも酷評の嵐。そんなにひどいのかな、でも自分の目で確かめるまでは・・ありゃりゃその通りだわん。近未来の設定だと思うが何の説明もなし。ただ始まる。登場人物に魅力なし。ただ出てくる。主人公ジョナサンくらいは魅力的であって欲しかったが。クリス・クラインはキアヌ・リーブスに似てると思う。感じがよく期待させるが、何か花開かないままで終わってしまう。もったいない。オリジナルは見たことなし。今回のはコスチュームとかバスケットボールとかバイクとかいろんな要素があってハデになってるけど、見ていてもさっぱりおもしろくない。それはもう不思議なくらいどうでもいい。クラインの他にLL・クール・J、ジャン・レノ、レベッカ・ローミンが出ていて、顔ぶれは悪くない。監督は「あの」ジョン・マクティアナンだし、製作は「あの」ノーマン・ジェイソンだ。メイキングを見るとみんな一生懸命やってるし、それで何でこんなのができちゃったんだろう。IMDbのユーザー評価は2.7で、「ヒドゥン2」よりはマシ程度。7000万ドルかけての大失敗作、大コケ作。ジョナサン(クライン)はリドリー(クール・J)に金になるぞと誘われてローラーボールのチームに入り、すぐ花形選手に。しかしオーナーのペドロヴィッチ(レノ)は視聴率のためなら汚い手も使う悪党だった。ジョナサンはいつの間にかオーロラ(ローミン)と仲良くなる。彼女は体に傷があるが、理由は不明。労働者の暴動があるが、よくわからない。ジョナサンとリドリーは国外へ逃げようとするが、リドリーがどうなったのかはっきり見せないので、うまく逃げて後で現われるのかなと思ったら、あのまま死んでしまったらしい。ごちゃごちゃしていて何が何だかわからず、誰が誰だかわからない。ゲームのルールもどっちが勝ってるのかもわからない。すっとばすくせに変なスローモーション入れる。ラスト近くは殺し合いだし、こりゃ金払って映画館で見た人は怒るだろうな。100円レンタルでも腹立つもん。暗視ゴーグルで見るような緑色の画面はおもしろいけど、テレビで見ているからいいのであって、映画館だと見にくいだろうな。てなわけで不思議なほどおもしろくない映画。始まったとたん頭の中で「頼むから早く終わってくれ!」コール。こういうのも珍しい。