ハプニング

ハプニング

公開二週目、平日お昼、お客15人は多い方。私はずっとふるえてました。他のお客もたぶん。私の場合ふるえていたのは感動や怖さのせいではなく、寒かったから。館の人もバカだね、キンキンに冷やしてあたしらはビールかよッ(節電しろッ)!貸し出し用膝掛け毛布がなくなっていたから、他のスクリーンも寒いんだろう(気づけよッ!)。少し温度高めにしときゃコーラやジュースばんばん売れるのに(儲けろよッ!)。さて蜜蜂ですけど、大量失踪にはそれなりの理由あるんですよ。ある日突然いなくなったように見えるけど、実際には少しずついなくなったのよ。アメリカは何でも規模が大きい。養蜂だって巣箱の数が日本の10倍くらいある。当然目が行き届かない。途中の経過なしに見るから、ある日突然蜜蜂が消えた!・・となるのよ。それと、例えばアーモンドの花を受粉させるために蜜蜂を利用するわけだけど、見渡す限りどこまで行ってもアーモンド畑じゃ蜜蜂だっていやになっちゃうわけよ。もっといろんな花の花粉や蜜を集めたい。動物が暮らすには一種類の植物しかないより、雑木林の方がいいの。人間だってそうでしょ、一つのものばっかり食べてたら病気になる。テレビや新聞でそういうの見たり聞いたりしていたから、今回の「ハプニング」には期待していなかった。不確かなものであおりにあおっておいて、ラストほっぽり出され・・そういう映画に決まってる!マーク・ウォールバーグさえ見られりゃいいの。ボブ・リー・スワガーもいいけど、こういう平凡ないい人キャラのマークも好きなの。びっくりするとか怖いとかいうシーンはない。あることの一面だけを執拗にうつして、本来うつすべきものを見せない、じらすようなうつし方は相変わらず。猛獣に食われたり(食わせたり)芝刈り機に刈られたり(刈らせたり)悪趣味な描写が多い。いつもならここまで見せないと思うけど・・。シャマランと言えば今回はどこに出てくるのか。途中でああ、あれかって気づいたけど、ああまでして出たいんでしょうか。しかもキャスト順では中盤あたりに名前が・・。自分を一番最後にする謙虚さはないのかよッ!まあ出来はそんなに悪くないし、見ようによっては感動作です。巷ではエコ映画なんて言われているけど、製作費7000万ドルも使ってます。これが私には不思議でしょうがない。だって風が吹いているだけの映画ですよ・・(扇風機代かな)。