Gガール 破壊的な彼女

Gガール 破壊的な彼女

すぐに公開が終わってしまったところをみるとヒットしなかったんだろう。やってるところも少ないし。遠くのシネコンでレディス・デーだけどお客は五人。途中で一人二人入ってきたけどマット(ルーク・ウィルソン)とジェニー(ユマ・サーマン)もう出会った後よ。私だったら途中から見る気にはならんけど・・って余計なお世話!前日「リトル・ミス・サンシャイン」見たばかりだから、ユマとトニ・コレットってよく似ているなあ・・なんて思ってた。ユマは180センチあって、しかもヒールの高い靴やブーツはくから190センチ以上あるんだろうなあ。スタイルばつぐんだし着ているものもステキ。もう一人のヒロイン、アンナ・ファリスは小柄でムッチムチ。ハスキーな声が色っぽい。普通ならジェニーは容姿だけでなく性格も完璧、アンナ扮するハンナはかわいいけど根性悪・・となるところだ。でもこの映画は反対。ジェニーはひがみっぽく嫉妬深い。ハンナは面倒見がよく思いやりがある。最初はジェニーに引かれたマットも、実は前々からハンナが好きだったことに気づく。逆上したジェニーは・・と、ここが笑いのツボになるのだが・・笑えました?ジェニーの嫉妬深さと性欲の強さがこの映画の売り物。スーパーマン(ウーマン)は人助けが命で、性欲なんかありませんよというのが相場だけど、この映画は違うんです。でもそういう描写で大笑いできたかと言うと、何しろ五人六人のがらんとした館内ですからねぇ。笑い声なんて起きやしませんよ。せっかくユマがゴージャスな魅力ふりまいているのにねぇ。アンナもキュートだし。それにくらべ男どもは・・。アメリカならともかく日本ではルークみたいなしまりのない顔した人受けないだろうな。善人顔だけど印象うすい。同僚ヴォーンはくだらない男。こういう映画をおもしろくするはずの、ジェニーの宿敵ベッドラムもあれじゃあねえ。手下はオバカだしベッドラム自身ジェニーにほれてるってすぐわかっちゃう。つまり悪人は出てこないのよ。とにかく内容はオバカでうすっぺら。CGもどうってことない。だからどうでもいい映画ではあるのよ。でも見ていて楽しかった。ユマは本当にステキだった。エンドクレジットのアニメもよくできていてサービス満点。アニメが終わった時点でお客はほとんど全員いなくなったけど、さらにヴォーンのシーンがくっついていた。どうでもいいオマケだけどちょっと得した気分!