イントゥ・ザ・ブルー
WOWOWで見た。舞台はカリブ海。沈没した船の宝捜していた四人の男女。それらしきものを見つけたけど、ついでに沈んでいる飛行機も見つけちゃった。中には麻薬がどっさりんこ。警察に通報すると船の方がおじゃんになるので、まず船を特定して(宝が見つかった時の)権利確保してから通報しようと話がまとまる。だが何しろ金がないため装備が不十分。仕事がなかなかはかどらない。そのうち彼らの行動に興味持つ者も出てくる。一人が麻薬を換金して装備を整えようと言い出す。だが持ちかけた相手が悪かった。何と当の麻薬の持ち主。まあ見ていて連想するのは「シンプル・プラン」。一攫千金など考えずちゃんと警察に届けていれば・・少なくとも命は狙われずにすんだ。でもそれだと映画にならないんだわん。うまくいく、ばれっこない、今度だけ・・そんなお決まりの会話がくり返される。主演はポール・ウォーカーだからいつでもどこでも迷っている。彼ジャレッドはまわりに引きずられるタイプ。恋人サム(ジェシカ・アルバ)は迷わない。麻薬なんぞにかかわったらろくなことにならない。「お金より愛」のタイプ。クィンは落ちる方。彼のせいで状況はどんどん悪化する。知り合ったばかりのガールフレンド、アマンダも軽い。まあ見ていても「やめとけ」とか「無理だ」とか、そんなことばっかり思ってしまうので楽しめない。しかも前半は青い空、澄んだ海、海底の白い砂、まとわりつく魚・・の昼の部分と、情熱的な夜の部分、つまりクラブで飲んだり踊ったりとか、そういうのが交互に出てきてちっともストーリー進まない。少々いらつく。後半は裏切りとかどんでん返しがあって、盛り上げ方としては悪くない。でもうつし方がなあ・・。特にクライマックス部分は何が何やら。水の中で何やらごちゃごちゃやってて・・。酸素マスクのせいで誰が誰やらわからないし。もうちょっとわかりやすくして欲しかった。ラストも・・いちおうハッピーエンドだけど、その前の肝腎な部分がモヤモヤだったから乗れない。まあ何ですな、ウソついたり隠し事したりすると次々に上塗りしなきゃならなくなる。金持ちになって見返してやりたいのなら、まず地道に働くことですな。悪いことして金持ちなのは、今はよくてもそのうちきっと・・。他にジョシュ・ブローリン。アマンダ役アシュレイ・スコットは「ワイルド・タウン 英雄伝説」に出ていた人だな。