エージェント・ウルトラ

エージェント・ウルトラ

マイクとフィービーは恋人どうし。でも旅行などで町を離れようとすると、マイクはパニックの発作におそわれる。がっかりしながらも怒らない、やさしいフィービー。マイクはコンビニの店番をしている。ドラッグの常習者で、何度も警察のお世話になっている。そんなどこにでもいるような気弱なマイクに、CIAの手が伸びていた。イェーツが、ワイズマンを殺すためにタフガイを送り込んだのだ。つまりマイクは、自分では気がついていないけど、CIAが大金をつぎ込んで作り上げたスーパー諜報員。マイクを助けようとするラセターは、このプログラムの計画者。麻薬で三度つかまった者に、チャンスと称して実験台になってもらう。ただ、精神への負担が大きすぎて実験は全員失敗。記憶を消された後、一般人として生き始める。マイクが町を離れられないのは、セキュリティのため。でもそのうち違反するから今のうちに芽をつんどけ・・とイェーツは先走り。タフガイ・・つまり暗殺者を差し向ける。無能なイェーツは隠密に行動するだけの知恵もないのか、警察署を破壊して署長達が犠牲に。この時の女ターミネーターみたいなのはよかったが、早々の退場は残念。もっと活躍して欲しかった。代わりにラファががんばるけど。マイクが覚醒したのは、店に現われたラセターにキーとなる言葉を聞かされたから。その後ピンチに陥ると、自分でもよくわからないうちに体が動いて敵を倒してしまう。ショックだったのは、フィービーが彼を勧誘したCIA諜報員だったこと。どうやら彼女は彼に恋してしまい、自分の人生を捨てて彼と生きようと決意したようで。何となく頼りなさげなマイク役のジェシー・アイゼンバーグと、しっかり者フィービー役のクリステン・スチュワートのコンビがいい。ハデな銃撃戦に爆発。揺れるし暗いしで、画面は見づらいが、マイクがそこらにあるもので戦うのがよかった。スーパーマーケットでの戦いもいい。ラストは一人前のエージェントとして、一人で敵地へ乗り込むマイク。武器も持たずに・・と相手にばかにされるが、ざっと見ただけでも武器はいっぱいある。ちり取りとかね。そういうのがよかった。イェーツ役はトファー・グレイス、ラファ役がウォルトン・ゴギンズ。この二人は「プレデターズ」で共演してたな。他にビル・プルマン、ジョン・レグイザモ。