ロスト・フライト
ジェラルド・バトラーを見るのは久しぶりだ。若い頃は精悍な感じでカッコよかったけど、年齢と共に顔がたるんできた。この作品では格安航空会社の機長トランス役。燃料節約のため悪天候の中を飛ぶはめに。案の定落雷のため電気系統がやられ、通信もできない。どこを飛んでいるのかわからない。あっという間にそういう状態に陥るものなのか。乗客が「こんなのありえない」と言うけど、全くその通り。今回乗客は14名と少なめ。大晦日の東京行きだからか。副機長デレ(ヨソン・アン)は香港出身。若くて東洋系で善良となると、犠牲になる確率大だけど、今回は生き残ったな。客の中に手錠をかけられたのがいる。15年前に殺人を犯したガスパール(マイク・コルター)。逃亡中は外国人部隊にいたらしい。飛行機が不時着したのは反政府ゲリラの島。ボスのジェンマーは残忍。トランスとガスパールが助けを求めに行ってる間に、乗員や乗客は人質に。さあ、どうする。護送役の警官が死んだので、トランスはガスパールの手錠をはずし、行動を共にする。乗客と彼を離しておくためでもある。ストーリーはお約束通り。出なくてもいい死人が出るのもお約束。機体が揺れてパニクる男性(警官)と、静めようとした乗員が無駄に死亡。シートベルトをしてなかったせいで即死。ゲリラが現われた時やはりパニクった女性客が逃げようとして殺され、その連れの男性も。救助に来た傭兵部隊とゲリラ達との銃撃戦は凄まじい。特にものすごい威力の銃を撃つ人がいて、こんなの初めて見たのでびっくり。車とか障害物があっても貫通しちゃう。撃たれた人はワイヤーで引っ張られているみたいに盛大に吹っ飛ぶ。これを見たらゲリラも少しはびびると思うが・・。クライマックスは飛行機での脱出。何とか離陸したものの、高さが出せず、長くも飛べない。ゲリラが邪魔する。でももちろん無事に脱出して着陸してエンド。ガスパールは傭兵部隊が持っていた大金を持ち逃げ。飛行機には乗らず再び逃亡。あらまあ。あれはきっと身代金用のお金だと思うけど。