1 シリアルキラーの息子
2 家族殺し
3 恐怖の研究
4 赤いドレスの記憶
5 トリップ
プロディガル・サン6 サディストを追え
WOWOWでやってるけど、1~5は見逃した。もうホラあっちでもこっちでもシリアルキラーだのサイコパスだのやってるから、きりがないし、目を向けないようにしていたんだけど、作り手も心得ていて、主役にイケメン持ってくるわけよ。そうなるとそそられて、また録画地獄に陥るわけよ。途中からだから詳しいことはわからないけど、主人公はニューヨーク市警でプロファイラーやってるマルコム。演じているトム・ペインは時々ブレンダン・フレイザーに見える。ペインの特徴はその大きな目にある。これでもかとばかりに大うつしになる。ポロンと落っこちるんじゃないかと思うくらい大きい。シワが多くて・・調べてみたら現在38歳くらいらしい。あら、意外と年食ってるのね。身長も168~170センチと小柄。ヒゲがむさくるしいのが残念。どうしてきれいに剃らないのかしら。父親マーティンは23人も殺したらしい。冒頭エインズリーがインタビュー申し込んでいたけど、彼女はマーティンの娘で、と言うことはマルコムの妹か。マーティンはレクターみたいに行動を制限されている。ワイヤーでつながれている。演じているマイケル・シーンは少し太ったな。役のためかな。マルコムはセラピーに通っている。父親のせいでトラウマを負っているらしい。こういうのは毎回小出しにしていくんだろう。彼が何とか立ち直れたのはアローヨ警部補のおかげか。アローヨは何とルー・ダイアモンド・フィリップスだ。今回の事件はギャビンという男性の刺殺。マルコムの見立てでは犯人は初期のサディスト。何かプロファイルもどこかで聞いたような内容。ギャビンは妻クリスタルとは別居中。ジムトレーナーのジェイクというボーイフレンドがいる。12歳の息子アイザックはウサギを飼っている。マルコムは彼に子供の頃の自分を重ね合わせてしまう。そのせいで目が曇る。誰が見たって犯人はアイザックで、クリスタルは彼をかばって自分が犯人と言い張る。ここらへんの流れは今まで何十回も見せられていて、作り手はジェイクを怪しく見せるなど小細工をする。何も気づかないマルコムがアホに見える。アイザックがウサギをかわいがる一方で殺して埋めるというのは、「ペット・セメタリー2」みたいだった。あっちでは皮をはいで食べていたけどね。
プロディガル・サン7 危険なインタビュー
前回のラストでステーションワゴンを見つけたマルコム。マーティンが逮捕される直前一緒にキャンプに行ったが、その時の写真にうつっている車だ。内部には血痕、後でナイフも見つかる。マルコムの記憶はいちいち刺激されるが、まだ断片的ではっきりしない。まあもうちょっと引き延ばして持たせないとね。男がいたので、廃車場のオーナーかと思って声をかけたら、いきなり撃ってきた。幸い当たらなかったけど。朝になってプレス機でつぶされた遺体が続々見つかった。車に閉じ込め、生きたままプレスするという残忍な手口。マルコムはこの事件は父とつながっていると信じているが、彼はもう20年もつかまったままだし、ワゴンの血と遺体の血は不一致。手口も違う。一方エインズリーのインタビューはうまくいかない。マーティンは話を自分に有利な方へ持って行ってしまう。途中でマルコムが来る。見つかったナイフは彼自身のものだと言われ、驚く。ああ、でも記憶が・・。よっぽど深く封印しちゃったのね。そのうち囚人のテビンが職員を刺し、立てこもる。マルコム達は外へ出られなくなるが、ドアはロックされているから大丈夫とのん気に構えてる。いやホント、職員のデヴィッドを始め、みんなバカじゃないの?職員やられたってことはカギを奪われたってことですぜ。案の定カメラマンのジンが刺され、緊急手術が必要となるが、マーティンの手錠をはずし、メスを渡すなんてとんでもないとなる。しかし結局はマーティンが腕をふるい、ジンは助かる。恋人を救ってくれたとエインズリーはマーティンに感謝するが、これにはとんでもない裏があった。何のことはない、テビンを操って行動起こさせたのはマーティンだった。囚人が暴動起こし、そのため外に出られなくなるというのは、他のシリーズでもあった。他の囚人を操るというのはレクターもそうだった。マーティンは廃車場事件の犯人についてのマルコムの質問にははっきりした答を言わなかったが、ほのめかしはした。それを手がかりに、マーティンと一時期同じ病院にいた職員を調べてみることに。ヤレヤレな一日が終わり、マルコムが母親ジェシカと話していると電話の音。それも地下室の、ふさいである部屋から聞こえてくる。しかも回線も切ってあるのに!ホラーですな。
プロディガル・サン8 過去を知る男
1998年、父子の楽しいひととき。その数週間後、ジェシカはその部屋をふさぐよう指示していた。その部屋から電話のベル。壁を壊し、受話器を取ると、父の友人と名乗る男が・・。キャンプで何が起きたか知っているようで。マルコムがトラウマに悩んでいるように、ジェシカも過去から抜け出せない。何しろ彼女は殺人鬼と結婚していたのだから。ジェシカ役の人はダイアン・レインに似ているし、マルコムはブレンに似ている。ジンはイ・ビョンホンのレプリカみたいだし、ダニは「CSI:NY」のステラみたいなピラピラの髪。イドリサは「NCIS」のアビーのパクリにしか見えん。どこを取っても既視感があると言うか。マルコムは、廃車場のオーナー、ポールがあの時廃車場にいたのは、誰かを監禁しているからではないかと気づく。埋められたキャンピングカーを見つけ、閉じ込められていた若者ライアンを救い出す。しかしすぐ病院へ入れたため、詳しいことは聞けずじまい。被害者達の線からレオ神父に話を聞くが、彼を犯人だと疑っている者も。その後彼の切断された手が送られてきたため、犯人ではないことがわかる。今回トランクの中の女とか箱の中の女とかいうセリフが出てくる。そんな女はいないと言われ続けてきたが、やっぱりいるのだ。しかしポールもマルコムの疑問には答えてくれない。は~今週も真相の解明はなしか。ゴムのように引っ張りますなあ・・。まあそんなことよりエインズリーとジンですな。マーティンのインタビューは取れたし、テビンに刺されたジンのオペも録画した。執刀しているのはあの、外科医キラーだ。それに今この病院にはポールに狙われているライアンがいて、警護の警官ともども殺されてしまった。スクープのことで頭がいっぱいのエインズリー。自分のオペの録画を見たジンは、そんな彼女にあいそをつかす。そうそう、こんな女とは縁を切った方が長生きできますぜ。マルコムは一度ポールを追いかけたけど、反対にひどい目にあった。肋骨は大丈夫だったのかしら。包帯を巻き、患部を冷やし、痛み止めの薬のビンを並べているマルコムが何だかかわいい。彼は実家ではなく、アパートで一人暮らしなのね。ジェシカが昼間から酒を飲み、銃も持ってることを心配したイヴが訪ねてくるが、マルコムは彼女に引かれた?
プロディガル・サン9 いびつな欲望
マルコムは悪夢を見る。女が出てきて「見つけてよ」と迫る。日本刀で刺される。彼にはこれが夢だとわかっている。セラピストのガブリエルは、マルコムに普通の生活をしろと勧める。この夢はマーティンとは関係ないと。見ている人は思う。あの女性は「箱の中の女」と関係あるに決まってる。ガブリエルの能なしめ。外に出たマルコムは偶然イヴに出会う。今受けてきたセラピーのせいで気分も軽くなっているので、彼女をデートに誘う。マーティンは懲罰房に入っているし、捜査はFBIに移ったしで、ヒマだから事件の発生はうれしい。燭台で頭部を殴打されて死んでいたのがデヴィッド。痴情のもつれか。そこへ戻ってきた妻のベスは、警察がいるのにびっくり。おまけにデヴィッドが生きているとわかって今度はアローヨ達がびっくり。では死んでいる男は誰?マルコムはベスが何か隠していると気づく。どうやら彼女はあるグループに入会し、同じく会員であるケイレブ・・死んでいる男・・と関係を持っていたらしい。後でデヴィッドも妻の浮気を疑い、現場を押さえてやれと思ったら、見知らぬ男女が彼のベッドにいたのでびっくりしたとわかる。このグループは、欲望はいいけど愛はダメというのがルール。マッチングを担当しているジャスパーの正体は不明だが、マルコムはJTを連れてニコの店へ。ニコは私が見逃したどれかの回に出ているらしい。会員になるには金持ちであることが必要だが、マルコムは平気。彼の場合母親ジェシカが裕福なようで。で、現われたのがシモーヌ。面接兼味見役。後でジャスパーがALSを患っていたことがわかる。彼がこういう会を作ったのは妻のため。心と体は別というルールも彼女のため。しかし中には相手を愛してしまい、嫉妬に狂うベスのような会員も出てくるわけで。時には他の会員に自宅を提供なんてこともあるようで、何となく「パーフェクト・ルーム」思い出させる。てなわけでベスはケイレブとジャスパーを殺害。しかしシモーヌ殺しは阻止される。一方マルコムはJTの妻タリーにそそのかされてイヴをプロファイルしたところが、彼女には過去に何かあったらしくデートの途中で帰ってしまう。もちろん戻ってきて・・しかし何でじゅうたんの上で寝てるのかね。目覚めたマルコムは例の女の幻影を見てナイフを振り回し、イヴを怖がらせてしまう。パンツ一丁のマルコムは頭でっかちでスタイル悪いな。
プロディガル・サン10 聖夜の殺人
マルコムはエインズリーのインタビューを見ている。でもジェシカがハイヒール投げつけてテレビを壊しちゃった。尖ったヒール・・凶器になるな。まあ見たくない気持ちはわかる。後でエインズリーに、遺族のこと考えたことないのかとなじっていたな。マルコムはデートが失敗に終わったのでへこんでいる。イヴは電話にも出てくれない。せっかく普通の生活目指したのに・・。さて、クリスマスでも殺人事件は起きる。ホテルの一室に男女の死体。ちょっと見には娼婦を殺した後、男が自殺したように見える。男はクリーンなことで有名な刑事局長ターナー。もちろんマルコムは二重殺人と断定。標的はターナーで、エミリーは巻き込まれただけ。廃車場キラーの捜査は進展がない。FBIのコレットは、元同僚のマルコムを嫌っており、彼の意見をことごとく無視する。過去彼のせいでよっぽどひどい目にあったのか。まあとにかくマルコムはターナー殺しに専念だ。彼の昔の相棒シャノンには、マーティンがつかまった時会ったことがある。彼はマルコムのこと疑っていたようだった。シャノン役は珍しやショーン・パートウィー。シャノンは悪徳刑事として有名。クビになった今は酒びたり。そのうちエミリーを送り込んだのはマッチング会社経営のメイシーとわかる。エミリーに写真をとらせ、ターナーの評判を落とそうとしたことは認めたが、殺しは否定。シャノンはある場所へマルコムを連れていく。ターナーが捜査情報を隠していた倉庫だ。彼が追っていたのはメイシーの会社ではなく、廃車場キラーだった。シャノンはマーティンには共犯者、掃除屋がいると考えていた。ターナーはシャノンのために調査をしていた。実は二人は恋人どうしだったのだ!あれこれあって浮かび上がったのがジョンという男。家へ行ってみると祖母のマチルダがいた。手がかりをつかもうとアルバムを見せてもらうと、写真の顔の部分が消されていて。ここらへんはホラー映画を見ているようでドキドキする。マルコムが口実を設けてジョンの部屋を探り、戻ってみると、シャノンが殺されていて・・。いつの間にかジョンが戻ってきたのか、それとも最初から隠れていたのか。
プロディガル・サン11 始まりの場所
前回ジェシカがアローヨのオフィスから勝手に捜査資料・・箱の中の女のものと思われるブレスレットの写真を持ち出し、メディアに公開して情報を求めた。アローヨったら不注意もいいとこで。コレットは写真の出どころには気づいていないようだが、アンタ、アローヨとジェシカがアローヨのオフィスで話してるの見たでしょうが。それにしてもシャノンは退場なのね・・残念。アローヨ達がジョンやマチルダにどうやって行き着いたのか不思議。かろうじて考えられるのは、マルコムのケータイの電波逆探知して割り出したとか?マルコムはジョンに拉致されたまま行方不明。マチルダを聴取してもらちが明かないので、アローヨはジェシカに例のアルバムを見せるが、マルコムが心配な彼女は気もそぞろ。JTとダニは、マルコムは例のキャンプ場に監禁されているのではと、コレットを説得にかかる。アローヨはマーティンに面会を取りつけ、手がかりを引き出そうとする。マーティンは、もう殺されていると言ってみたり、発作起こしてみたり、何となく時間稼ぎしているみたい。一方目覚めたマルコムは、ジョンを恐れると言うより、箱の中の女のことが知りたい。ジョンのことは部屋を調べたり、マチルダの様子からして分析資料が揃ったから、何とかなると思っている。しかしジョンは箱の中の女のことなんかどうでもいいらしく、自分とマルコムの関係にこだわる。20年前、マルコムはジョンを刺したのだそうで、そのお返しとばかりマルコムを刺す。びっくりさせられるけど、主人公だから死ぬはずないし。なぜかキャンプ場の小屋が捜し出され、FBIが突入するけど誰もいない。ではマルコムはどこに?彼がいたのは自分の家の・・実家の地下。この家にはジェシカも知らない秘密の部分があるらしい。マーティンは知っていて、ジョンを出入りさせていたわけ。ジョンがジェシカやエインズリーを追い回し、ドアをぶち破ろうとするところは「シャイニング」みたいだ。画面が暗く、何がどうなっているのかわからないので、ドキドキしようがない。マルコムは手錠をはずすために自分の手を・・。「ソウ」みたいだな。ラストは・・ハグなんかしてないで早く病院へ行きなさいッ!!今回のマルコム・・と言うか、トム・ペインは「ハムナプトラ」の時のリックにしか見えない。何でこんなに似ているんだろう、不思議でしょうがない。
プロディガル・サン12 ディプログラマー
アローヨがマルコムにもうここへ来るなとか言ってるのを、ダニが聞く。その後マルコムが何かしたせいで停電が起きる。精神科医コペンラスが来る。マルコムがコンサルタントを続けられるかどうか判定するために。マルコムは刺されたのも手の骨折も治ったけど、本来なら仕事を休むべきだ。でも彼は休みたくない。家に帰ると、ジェシカが雇ったいかつい女性が彼を世話するために待ちかまえている。マルコムを送ってきたダニに事件発生の報が入る。墓地で死体が見つかったのだ。呼ばれてないけどマルコムも行く。その被害者トリスタンは、首を絞められ、こめかみにはヤケドのあとがあった。彼は家出し、自己啓発団体・・カルト団体とも言う・・「ボスラーの会」に入会していた。主催者ボスラーはトラウマを取り除く手伝いとか何とか自信たっぷり。トラウマならどっさり抱えているぞとマルコムは入会し、治療を受ける。トリスタンのこめかみのヤケドは、電気を流す装置のものとわかる。ここで知り合ったアンディは、元々はトリスタンに誘われたのだそうな。そのトリスタンはボスラーによればすでに退会していた。ボスラーが犯人だ、アンディにはその証人になって欲しい、でも彼女は何者かに拉致されてしまった。ボスラーは警察へ来て、やつらにさらわれたとか主張する。今回は何だかよくわからないうちに話がどんどん進む。ジョンはどうなったのか。FBIは?話を戻して・・カルト思想にはまった子供達の洗脳を解き、親の元へ帰すのがディプログラマー。ジェシカは顔が広いから彼らのことも知ってる。そのうちの一人マーシュは、殺人現場で見つかったのと靴のサイズが同じ。犯人は彼で決まりだが、黒幕がいるはずとマルコムはにらむ。コペンラスにとうとう父は自分を殺すつもりだったと打ち明ける。ジョンにそれを言われた時はショックだった。父には愛されていると思っていたのに。あの電気ショック治療で10歳の自分の幻覚は消えたけど、また見えるようになった。だからあの装置使おうとして停電騒ぎが起きた。幻覚が見えるとマルコムが認めたことで、コペンラスの仕事は完了。でもその後引っくり返って実はコペンラスが、自分の娘がカルトで死んだため復讐してるのだとわかる。コペンラスをはめるため、みんなして芝居をしていた・・となる。てことはボスラーには何も後ろ暗いことはないのかな?コペンラス役はスコット・シェパード。
プロディガル・サン13 モンテ・クリスト伯の正体
慣れてきたせいか、このシリーズをおもしろく感じるようになってきた。何か事件が起きる、主人公は特異な能力持ってるけどそれだけじゃだめで、他のもっとすごい人格の助けを借りる。そいつはシリアルキラーで、一般の常識を超越している。グレアムとレクター、マルコムとマーティン。事件捜査の合間に、過去に何が起きたのかという謎がはさまれる。「ブラックリスト」もそうだったな。たまげたことに「ブラックリスト」はシーズン8まで続いていて、9も作られるようだ。何でそんなに続くのかね。・・マルコムは休暇を取らされるけど、うまい具合に殺人事件が起きた。彼は休みたくない。時間があると考えなくてもいいことまで考えてしまう。殺されたのは弁護士のジュールス。腕にはヴィルフォールと彫ってある。「モンテ・クリスト伯」の登場人物だ。遺体の下には地雷があって、一騒動ある。窓から飛び出し、車の屋根に落ちたマルコムがぴんぴんしているのは・・。とにかくこれでタヒチへ行かなくてすむ。モンテ・クリストをはめたのは三人だから、あと二人犠牲者が出る。凶器はアンティークの銃で、それを競り落としたのが投資顧問ボイト。行ってみると、ワイヤーにつながれ、動くと剣が落ちて刺さる仕組み。何とか助け出し、顧客テイラーの名前を引き出す。今社交界ではテイラーの息子カルの結婚が話題になっているが、料理人の娘イザベラの溺死事件をテイラーとボイトが隠蔽。ボートの操縦をしていたカルをかばうためだ。イザベラの父エルネストが復讐のためカルを狙っているのだとなる。地下の抜け道に潜んでいた彼は逮捕されるが、マルコムには彼が犯人とは思えない。マーティンのアドバイスを受け、マルコムとダニは披露宴にもぐり込む。ドレスアップしたダニにマルコムは驚く。披露宴では髪をまとめていたけど、垂らしたままの方がセクシーで素敵だ。マルコムは、望まない人生や押しつけられた結婚に嫌気がさしたカルが、父親を殺そうとしているのだと思ったが違った。生きていたイザベラが、自分を見下していたテイラーや、事件を隠蔽したボイト達に復讐していたのだった。カルはどうするのかな、花嫁さんは気の毒だけど、彼はまだイザベラ愛してるみたいだったし・・。
プロディガル・サン14 針の穴
今回は何だかなあという感じ。2007年・・マルコムは学生か。ヒゲがなくて・・そうよ、この方がいいのに。父に殺人のこと聞くのも勉強の一部なのか。さて、以前ジェシカはブレスレットの持ち主の情報提供をマスコミを通じてつのった。賞金100万ドル出すと言って。そのうちの一人と会うというので、マルコムは心配して一緒に行く。公園のメリーゴーランドに死体があったが、イドリサによれば死亡推定時刻からみて、電話がかかってきた時点でもう死んでいたと。つまり電話してきたのは殺した犯人。死体は指紋が焼かれ、身元を特定できない。それにしても・・このイドリサ・・死者に対する敬意がないと言うか、ふざけたり茶化したり、行動がいちいち気にさわる。一方今日はエインズリーがニュースキャスターに昇格した初日。そこへ回転木馬キラーと名乗る犯人から、名指しで電話がかかってくる。100万ドル払わないと人を殺す。その後いくらもたたないうちにジェシカが現金で100万ドル用意してたのにはびっくりした。すぐ用意できちゃうんだ・・。マルコムやアローヨ達は、マーティンの被害者・・ウィットリー家を恨んでいる者の犯行・・と考え、アリという男のところへ。彼は無実の罪で服役するはめになったらしい。アリが言うには(復讐を)手伝えと言ってきた男がいたけど断ったと。でも、弟のノアは心が揺れたようだと。しかしそのノアも殺される。今回見ていて感じるのは、悪気はないんだろうけどジェシカの言動に見られる、金持ち特有の無神経さ。あれこれあって結局マーティンの殺人ではなく、医者として執刀した手術で死んだ患者の夫の犯行だとわかる。マーティンは患者を殺すことはなかったけど、手術で助からなかったことを殺されたと恨む者もいるわけで。妻の死を忘れようとしてもジェシカやエインズリーは盛んにテレビに出るし、マーティンも話題に取り上げられる。はたから見ると金持ちがいい気になって・・としか見えない。今回ジェシカは犯人の言いなりになって、100万ドルをばらまくけど、なくなったってびくともしないようだ。100万ですぜ・・。彼女は人質を助けたければマーティンを殺せと脅されるが、彼女の代わりにマーティンを刺したのはマルコム。その場にいなかったアローヨはジェシカが刺したと思っているようだが・・。
プロディガル・サン15 死の扉
マーティンを刺したのは自分と、マルコムはなぜ言わないのかな。彼が黙っているなんてありえないと思うが。ジェシカは犯人に脅されたから正当防衛で無罪になると軽く考えている。(マルコムにはないけど)自分には罪を逃れる力・・つまり財力や有力者へのコネがあると思っているのだ。回転木馬キラーは供述の裏づけを拒否。つまりジェシカを脅したことを否定しているってことか。後でジェシカは弁護士のスターリングに、マーティンが死んだら第一級殺人だぞと脅される。このスターリングはマーティンの弁護士。彼が死刑にならず、今のような特別待遇を得られたのは彼のおかげらしい。ジェシカにとっては余計なことをして・・となる。昏睡状態のマーティンは夢を見ている。あのブレスレットの持ち主ソフィーと出会ったのは公園。彼女はジョギング中に足をねんざ。電話を貸してあげると家へ連れ帰った。そして後ろからクロロホルムをかがせ・・。一方アローヨ達が事件発生で駆けつけた部屋は・・きちんと整えられ、被害者ケヴィンはゆったりとソファにもたれ、まるで生きているよう。しかし実際には死後三日ほどたっている。防腐処理を施され、メイクも。プロの葬祭ディレクターでなければこんなことはできない。マルコムの分析では犯人は死体愛好者。関係ないけどこのケヴィン・・リチャード・ギアにちょっと似てる。その葬祭ディレクター達の集会がある。ケヴィンがある葬祭会社に投資していたこともわかる。その会社は一年前火事を出し、評判が落ちてだめになってしまったらしい。で、ティルダとデブに話を聞く。その後デブが毒を飲まされ、彼は犯人ではないとなって、疑われたのがティルダ。彼女が話したのはリアンという、腕はいいが免許は持っていない女性。そのリアンはケヴィンの死体を手に入れるため、ラボに侵入。イドリサを銃で脅す。駆けつけたマルコムは説得しようとするが、イドリサがスキを見てリアンをポカンとやって・・。結局リアンはなぜケヴィンを殺したのかいな。単に一緒にいたいから・・それだけ?愛していたけど拒否されて、でも死んでしまえば好きなだけ一緒にいられるからかと思ったけど、そうでもなさそうで。ラスト・・マーティンは目を覚ます。覚まさなくてもいいのに(おいおい)。
プロディガル・サン16 不確かな信用
マーティンはご機嫌だ。何たって自分の証言一つで、マルコムやジェシカを窮地に追い込めるのだから。彼はマルコムにもっと面会に来るよう要求する。ジェシカはどうでもいいらしい。その彼女はマルコムとイヴを強引に近づける。目の前の厄介事から目をそらしたい。プライベート・オークションの会場から2000万ドル相当の高級時計が盗まれる。バイクに乗った強盗団の仕業だ。マネージャーのアンジェラが頭を撃たれて死んでいるのが見つかる。強盗団の中に、殺人というスリルの虜になった者がいるとマルコムは分析。やめられないから、また同じようなことが起きるに違いない。保険会社のビジェイが現われるが、マルコムの高校時代の友人だった。彼の父親も刑務所にいて、同じ境遇の者どうし親しくしていた。でも彼の父親が出所すると、次第に疎遠になった。マルコムはそのことで彼にわだかまりを持っているけど、実際はマルコムが心を閉ざし、ビジェイを遠ざけていたのだった。さて、こういう成り行きだと、実はビジェイが異常者で殺人犯だったとなるけど、今回は違った。途中までは怪しく描かれるけど。彼は保険金を払わなくてすむよう、時計を取り戻したい。そのためには強盗団と取引しかねない。彼には殺人犯が誰だろうと関係ない。逆にアローヨ達にとっては、殺人犯を突き止めることが大事で、時計はどうでもいい。そのうちダイヤ店が襲われ、同じく女性が撃たれ・・。でも、彼女は頭を撃たれながらも生きていた!開頭手術の最中に犯人のこと聞き出そうとするマルコム達。わざわざ脳なんか見せないでよろし!あれこれあってビジェイはやはり強盗団のリーダー、クーパーと取引。マルコムは鑑定士として同行する。さりげない会話の中からメンバーの関係をつかもうとする。当然怪しむ者も出てくるが、今度は彼らをあおってお互いを疑わせる。なまじみんな銃を持ってるから撃ち合いとなる。ビジェイがマルコムのピンチを救う。まあそれはいいとして、クーパー達が、自分達の中に殺人犯がいることをどう思っていたのかはっきりしないのはおかしいと思う。強盗と殺人では罪の重さも違う。ピート役の人は、よく見れば整った顔立ち。一方イヴはマルコムから例の件の理由・・なぜ錯乱してナイフを振り回したのか・・を聞き出す。彼女はジェシカから弁護を頼まれて引き受けていたから、マーティンを刺した件聞き出すのかと思ったのに。
プロディガル・サン17 女の秘密
イヴとの楽しいひととき・・でもこれはマルコムの夢。彼の潜在意識は、彼女が何か隠していることに気づき、こんな夢を見させる。エインズリーはイヴを信じられないマルコムに呆れるが、彼女を調べてみる気になる。ジャーナリスト魂がうずくのか。今回の事件はエズラという男性が殺されたこと。妻アレッサはママブロガーで、娘ニーナの育児に忙しい。エズラとの完璧に幸せな家族ぶりが売りだ。エズラの死体を見つけたのは子守りのクリスティーン。アレッサの腕に傷があるので、見ている者は彼女を疑うが、マルコムは彼女もクリスティーンも犯人ではないと思っている。どうも今回は何となくあやふやな感じだ。エズラは浮気者で、クリスティーンは彼と寝ていると思われている。自分は男運が悪かったけど、彼はいい人と言っていたのが、まわりにはそう解釈された。後で彼女の過去がわかってみると、この言葉の意味がわかるけど。エズラが大金を下ろしていたこと、クリスティーンが偽名を使っていたことがわかる。しかしアレッサは、離婚寸前だったけどニーナができて変わったと主張。マーティンはマルコムからアレッサの様子を聞き、すぐに糖尿病と断定する。もしそうなら妊娠はハイリスク。となればニーナを産んだのはクリスティーンだろう。後で妊娠偽装がバレたアレッサは、卵子は私のものと主張。それだと父親はエズラで、クリスティーンは代理母ということになる。そのうちクリスティーンにはルーカスという夫がいて、後でわかるけどこれがDV夫。で、クリスティーンによればニーナは自分とルーカスの子供だと。つまりルーカスは娘を取り戻そうとしてエズラに拒否され(用意した大金はルーカスに支払うためのものらしい)、逆上して殺してしまったわけ。じゃあアレッサが言った卵子うんぬんはウソ?ルーカス逮捕後、クリスティーンはニーナをアレッサの養子にすることに同意。ここらへんはえらくスムーズだが、アレッサに育てられた方が娘は幸せになれるし、エズラはニーナやアレッサ守るために命落としたんだし。一方イヴはソフィーの妹であることがわかる。彼女は何とか姉の行方を探ろうとジェシカに近づいたが、ジェシカは彼女と同じくらいにしか知らないことがわかる。マルコムと恋に落ちたのは予想外のこと。ソフィーの写真を見たマルコムは、それが箱の中の女であることを思い出す。
プロディガル・サン18 シェヘラザード
今回はなかみが薄い上に、ムリヤリ感がある。マルコムはソフィーと対話してるけど、例によってこれは夢。森も小屋も実家の地下室もみんな調べたけど、死体は見つからない。やっぱりマーティンに会うしかない・・いや、そんなこと夢で見るまでもなくわかっているでしょうに。イヴと一緒のマルコムは、ジェシカとの約束をすっぽかす。寄付金集めのパーティ、バレエ関係。主催者のニコラスは、いつでも変わらずジェシカに親切に接してくれる。ニコラスは・・おや?ダーモット・マルロニーではないか。ずいぶん老けて感じが変わったな。ハビエルとフィオナによる、「シェヘラザード」の一幕が始まるが、ハビエルが突然血を吐いて死んでしまう。毒殺だ。彼は二ヶ月前キューバから亡命、ニコラスは彼のパトロンだった。この事件とソフィーのことが交互に描かれるが、無関係なようでいて実はつながっていたことが後でわかる。まず疑われたのは、ハビエルに主役の座を奪われたジョセフ。しかしこういうのは無関係と相場が決まっている。次にスージーやジーナに話を聞いていると、突然スージーが目が痛いと苦しみ出す。毒殺の次は失明か・・となるが、こちらはプリマのフィオナがジーナにやらせたもので、殺しとは無関係。ニコラスも疑われるが、やはり無関係。ただしアローヨは、彼とジェシカが親しくしているのを見て心中穏やかじゃない。彼はジェシカにずっと思いを寄せているのだが、ジェシカの方は・・。困った時だけ頼る・・みたいな。自分を助けてくれるのは当然、お返しをする必要はない・・みたいな。で、ハビエルの件だが、キューバ時代カスティーヨという男が、彼のいたバレエ団のダンサーを六人も殺したとか。しかも方法は毒殺ときたもんだ。彼は死んだことになってるけど、もしかしたら生きていてニューヨークにいるのでは?てなわけでカスティーヨが犯人でした。でも何でハビエル殺したんだっけ?一方マルコムとイヴはマーティンに面会。会っておいて突き放し、マーティンをいらつかせようという計画。ただ、マーティンは新聞に載ったジェシカとニコラスの写真が気になる。彼の回想によると、殺されそうになった時、ソフィーはある怪物の話をした。それを聞いてマーティンは彼女を釈放する気になったとか何とか。しかもその怪物はニコラス・・と、話は妙な方向へ。
プロディガル・サン19 怪物と怪物
イヴはこれからは私一人でと宣言し、マルコムの前から姿を消す。ニコラスの仕事は製薬関係か。エインズリーが調べたところでは、昔マーティンとも何やら関係があったようで。まあ医者と製薬会社なら切っても切れない関係。そのニコラスはジェシカと一夜を共にしたようで。マルコムがアローヨの呼び出しで署へ行くと、何とイヴが自殺したという。死んだのは二週間前と聞いて、マルコムは殺されたのだと確信する。これから姉を捜すという時に自殺するはずがない。見つかったのはハドソン川だが、二週間も水に浸かっていたにしては・・。魚に食われたり船にぶつかったりして、もっとひどい状態になると思うが。ジェシカとマルコムがマーティンのところへ行くと、エインズリーもいた。とにかくちゃんと話してくれないなら、もう二度と会わないと脅し(←?)、やっと聞き出したのは・・。ソフィーはニコラスの手下で、彼に拾われどんな仕事でもやったとか。ジェシカにはショックだったけど、ニコラスはマルコムのプロファイルにはぴったり合う。ソシオパスでナルシストで・・。ただし自分の手を汚すようなことはせず、殺し屋を雇ったに違いない。アローヨの知り合い(元殺し屋らしい)からの情報で、ナイチンゲールという殺し屋が浮かび上がる。あれこれあって、つかまえるけど、イヴを殺したのは彼女ではなかった。彼女はCIAに雇われ、別の標的を追っている最中。このナイチンゲールはなかなかの美人で、言動がクール。マルコムに「私は分析できない」なんて自信たっぷり。しかも恋人をなくしたと見抜かれてますぜマルコム君。自殺に見せかけて殺すのは難しく、その準備も面倒・・そんなナイチンゲールのアドバイスで、マルコムはイヴの部屋を調べ、カメラがたくさん仕かけられているのに気づく。今回なぜかマーティンの監視役がデヴィッドからエディに変わっていて、実はこのエディが殺し屋。マーティンを殺そうとして反対に目をつぶされ、入院するが殺され、その容疑がマルコムにかかる。あの~そんなことよりデヴィッドはどうなったの?あとアローヨは、ジェシカに「住む世界が違う」とか言われた後、別の女性と結婚したらしい。そのジャッキーとの生活は「幸せだった」と過去形だから、奥さんは亡くなったのね。
プロディガル・サン20 父のように・・・
マルコムはジェシカのおかげで釈放されるが、外出禁止で足にはGPS。同房の囚人が彼の悪夢でだいぶ迷惑こうむったらしいのが笑える。マーティンはクレアモントからライカーズへ移される。ニコラスの差し金で特別待遇から、一般の囚人と同じ扱いに。二人の間には協定が結ばれていたが、それが崩れ始めている。マーティンはニコラスを破滅させる証拠書類を持っていることになっているが、実はそんなものは存在しない。もしこれがニコラスにバレたら・・。今のマーティンは、ニコラスが出す賞金目当ての連中に狙われている。マルコムはじっとしていたのでは捜査は進展しないと、家を抜け出す。エディの死因は枕を顔に押しつけられたことによる窒息死。あの時自分は病室に入ったものの、包帯ににじんだ血を見て、何もせず引き返した。もしかしたらその時すでにエディは死んでいたのかも。しかしなぜ自分のDNAが残されていたのだろう。こうなったらそういうものを調べるラボが怪しい。コーベル・ラボのオーナーはニコラスだし。弁護士はと言えばあのスターリングだ。で、会いに行くが、スターリングは狙撃されて死亡。この後アローヨもニコラスの手下に刺されるが、ジェシカが奮闘して何とか一命を取りとめる。しかしニコラスは先手を打って手下を始末。一方マルコムは獣医として働いているソフィーを見つけ出し、父親のことや自分が何もできなかったことをわびる。エディ殺しは彼女だが、警察に突き出す気はない。と言うことはアンタが犯人のままですぜ。ソフィーはイヴとは四日間しか一緒にいられなかったとか。イヴがあれからすぐ彼女を見つけ出せたとは思えない。何の手がかりも持っていなかったのだから。私が思うに、ソフィーの方から連絡してきたのでは?彼女がエディを殺し、その一方でマルコムに罪を着せるためラボで細工が行なわれたというのはおかしい。ニコラスがエディを始末したというのなら筋は通るが。ラストはアッと驚く展開。う~ん、そう来たか。終了後シーズン2放送決定と出たので一安心。このまま終わられたのでは困る。アメリカでは今シーズン2を放映中だから、だいぶ先のことだろうが、待ってますッ!その時ついでにシーズン1を再放送してくださいッ!