地平線から来た男

地平線から来た男

これも録画したまま長い間ほったらかしにしておいたもの。デンバーへ向かう列車からこっそり下りたスミス。列車には結婚相手ゴールディや、花嫁付き添い達が乗っている。下りたのはパガトリーという駅。午前1時だというのににぎわっている。炭鉱の町で、鉱山業者バートンとエイムズが主脈を掘りあてようと争っている。スミスは医者を捜す。酔った勢いで、胸に”ゴールディ愛してる”とタトゥーを彫ってしまったのを消したい。バートンの娘ペイシェンスはじゃじゃ馬で、スミスを撃ったりする。どうやらエイムズがスウィフティという凄腕の殺し屋を雇い、スミスがその男だと思われているらしい。彼には妙な癖があり、ルーレットに大金を賭けてはすってしまう。町へ来た時は金を持っていて、一文無しのジャグに100ドルめぐんだりするが、そういうわけで金がなくなってしまう。バートンが5000ドルでスウィフティを寝返らせようしていると知ったスミスは、ジャグをスウィフティに仕立て、大金をせしめるが、またルーレットですってしまう。そのうち誤解も解け、ペイシェンスと仲良くなる。バートンはエイムズの姉アビゲイルと愛し合っているが、もちろんエイムズは大反対。実は彼はスウィフティがニセモノと知っており、本物に電報を打つ。それを知ったスミスは逃げようとするが、ジャグはここにとどまると言い出す。彼にだってプライドがある。スミス役はジェームズ・ガーナー。大柄で強いんだか弱いんだか、利口なんだか抜けているんだか。ペイシェンスがスザンヌ・プレシェット。こういうじゃじゃ馬キャラは珍しいのでは?ちょっとムリしてるかなという気もする。スミスにだまされる酒場の女主人ジェニーがジョーン・ブロンデル。彼女がゴールディと知り合いというのはお約束。ゴールディ役はマリー・ウィンザー。ウバ桜二人が並ぶと、ある意味壮観。スウィフティはチャック・コナーズか?彼は卵みたいなツルツル頭という設定だが、どう見てもカツラで。この映画ではジャグ役ジャック・イーラムが活躍する。こんなに出番が多いのも珍しい。早撃ちの練習するけど、いつもスミスに負けてしまうのが笑える。「俺も遅い方だが」というスミスのセリフがいい。最後の方はなぜかグダグダで、取ってつけたようなハッピーエンド。そこはちょっと残念。