モンスターハンター
有名なゲームが元になっているらしいが、それを知らなくても楽しめる。吹き替え版だったけど全然問題なし。みんなよく合っていた。何だかよくわからないけどこの世とあの世があって・・って違う違う!二つの世界があるけど普通は気づかれないと。たまにあっちへ行ったりこっちへ来たり。違うのはあっちにはモンスターがいること。ネットで調べたらポータルでつながるんだと。アメリカ陸軍のアルテミス大尉は、国連のセキュリティチーム(って何?)と一緒に、行方を断ったブラボーチームを捜している。大尉役はミラ・ジョヴォヴィッチ。40過ぎたけど相変わらず人間じゃないものと戦っていて、それがまた実によく似合う。監督はポール・W・S・アンダーソンで、まだ結婚生活続いているんですな。めでたいめでたい。だってたいていのカップル別れちゃうじゃん。どんなに汚れていても・・今回の場合砂まみれだけど、それでもミラは実に美しい。色の薄い瞳、真っ白な歯、ぺったんこの胸。なぜか砂漠でいきなり跡が消えている。ブラボーチームはどこへ消えたのか。凄まじい砂嵐、雷に巻き込まれ、気がついたら・・ここはどこ?地図と違うじゃん。無線は通じないしGPSも壊れちゃったみたい。ブラボーチームの残骸見つけたけど、信じられないくらいの高温で焼き上げられている。砂がガラスになってるぅ~!砂の中からモンスターが出てきて戦闘状態に。大尉が心肺停止状態になってる間に他の連中やられちゃった。ディアブロスというアル・パチーノ型モンスターが・・って違う違うそれはディアボロス。このディアブロスは砂の中に潜んでいて、ほんのわずかな音にも反応する。だから岩の上にいなきゃならない・・ってそれは「トレマーズ」じゃん!親戚かしらと懐かしく・・。なぜか遠くから様子をうかがっているのがハンター。ハンターと言ってもスティーヴ・マックイーンじゃなくてトニー・ジャー君です。私は象を返せ、仏像を返せの二作しか見てなくて、もうあれから何年たったのかしら。調べてみるともう40代。でもホラ、アジア人は老けるの遅いから。彼の眼光鋭い黒い瞳は何もかも色が薄いミラとは対照的で、二倍楽しめるんですわ。
モンスターハンター2
ディアブロスの他にクモ型モンスター、ネルスキュラが出てくる。こちらは猛毒を持っているが、太陽光は苦手。地面に盛り上がっているのが巣への出入口。煙が出ているところはモグサの集団みたいで笑える。さて、いつまでも別行動じゃ話が進まないので、大尉とハンターが出会うわけですが、どう見たって相手は人間で、モンスターとは敵対する存在だと丸わかりのはずなのに、平和的には行かず殴り合い殺し合いみたいなことになるわけですな。何でそういう・・体力の無駄遣いみたいなことするんですかね。生き延びるためには協力し合わなけりゃならないことぐらいわかるでしょうに。いくら言葉が通じないと言ってもさ。殴られたり傷つけられたりで動けなくなるはずだけど、映画だからすぐ元気になる。いちおうミラが主役なので、戦うにしてもジャー君の方が押され気味です。実際はジャー君の方が強いに決まってますが。二人が仲良くなるきっかけはチョコレートです。わかりやすいなあ。二人で力を合わせて(初めからそうすりゃいいのに)ディアブロスを倒すんだけど、これがなかなかしぶとい。大尉は元の世界へ戻るためにはあの砂嵐の中に・・と思っている。ディアブロスとの戦いで負傷し、失神したままのハンターを連れて砂漠の中を歩く。途中でハンターは目が覚める。彼は妻子をモンスターに殺されたらしく、大尉は同情する。その彼女は指輪を大切にしている。ダンナがいたのかな?例のブラボーチームのところを過ぎて、たどり着いたのはオアシスのようなところ。緑が豊かで、大人しい草食のモンスター、アプケロスが湖の淵に集まっている。何か「ジュラシック・パーク」みたい。普通ならここで大尉は着物を脱ぎ捨て、水浴びサービスシーンとなるところだが、そうならない。湖の中にはやはりスキあらばと狙っている獰猛なモンスターがいるのでした。チェッ、暮らしにくいところだぜ!でもって冒頭ちょこっと出てきてそれっきりで、そういうチョイ役なのかしらと思い始めたところだったロン・パールマンが出てくる。彼が大団長で、あとなぜか受付嬢というのが出てくる。もう一人カッチリとした顔立ちのエイデンが出てくる。ハンサムだけど、なかなかまともにうつしてもらえない。演じているのはヤニク・シューマンとかいう人。
モンスターハンター3
冒頭の戦いのどさくさでハンター一人がはぐれたらしい。このハンターの声あててるのが松坂桃李氏。チョコレート以外はほとんど意味不明の言語で、さぞあてるの大変だったろうなあ。たまげたことに大団長だけは英語しゃべる。こっちの世界へまぎれ込んだのは何も大尉が初めてではなく、以前にもいたと。その人に習ったのだそうな。ただ、今いる連中の中にはあっち出身の人間は一人もいないようで、戦いなどで死んじゃったのかなあ。いつもはモンスター以上に怪物ヅラしているパールマンだけど、今回はわりとハンサムに見えたな。ジョシュ・ブローリンかと一瞬思っちゃった。この後リオレウスという火を吐くモンスターが出てくる。天廊がどうとかこうとか大団長が言うけど、ここらへんから理解が追いつかなくなる。「サラマンダー」に似てる?なんてぼんやり考えていて、メモを取る手もだんだん動かなくなる。もうラスト近いし、こりゃこの続きは「2」で・・ってことになるんだろう。戦いのシーンにもそろそろ飽きてきた。ディアブロスもリオレウスも最新兵器がちっとも役に立たない。それくらい皮膚は丈夫。人間側はあんな目にあったのでは当分動けないはず、何度たたきつけられ、吹っ飛ばされ・・それなのに。途中で大尉は崖から落ち、気がつくと元の世界へ戻っていた。ここで終わっても私は別にかまわなかったけど。我々の理解を越えた世界がすぐそこにあって、そこではモンスターとの戦いが果てしなく続いているのだジャ~ン!でも・・この後も続くんです。モンスターの代わりに出現したのはオスプレイ?どうやら救助隊が捜し回っていたらしく、やっと見つけたそれそれそ~れと寄ってくる。よくある物量作戦的なシーン。頼もしいと言うより派手好きだな~と呆れる。一人しかいないし変な格好してるしでも大尉には間違いないので収容。そこへ現われたのがリオレウス。あらッ、こっちへ来ちゃったんだわ!あっという間にオスプレイは全滅、結局やはりこちらへ来たハンターと大尉が力を合わせて退治するのでした。まだ続きはありますが「2」でどうぞ。でもネットで調べたらこの映画大コケだったようで、何でかな~おもしろいのに。