アンダー・ザ・スキン 種の捕食

アンダー・ザ・スキン 種の捕食

これはスカーレット・ヨハンソン主演のSF映画ということしかわからないで見た。彼女はスタイルもいいし、脱ぎっぷりもいいし、体もよく動く。後で調べたら原作が出ているようで、そっちではいろいろ説明されているらしい。さて・・おや?何じゃこりゃ。画面が真っ暗なままだぞ。デッキが故障したのかな?そのうち小さな点が・・。丸いのは目だろうと思っていると、その通り目になる。「2001年宇宙の旅」や「イノセンス」思い出す。バイクの男の行動の意味がわからないが、見終わってからわかる。使い物にならなくなった女の体を回収しているのだ。その女の着ているものを次の女が身につける。バンに乗って行動開始。ここはスコットランドらしい。女の視線は男ばかりを追う。道を聞くのをきっかけに、いろいろ尋ねる。独身か、仕事は何か。独身なら・・一人暮らしなら・・姿を消してもすぐには捜し始める者もいない。仕事だって勤め人ではなく自営業の方がいい。車に乗り込んだ男がどうなるのかは、段階的に見せる。最初は、乗せた男が次にはいなくなってる。餌食にしたのかどうかはっきりしない。次にどこかへ誘い込み、男は黒い水に飲み込まれてしまう。次に誘い込まれるのが古い家なのがわかる。水に沈んでもすぐには死なない。他にも男が沈んでいる。溶けるのかなと思っていると、一瞬でなかみが抜かれ、皮だけになる。でも人間だって魚などで同じことやってるよなあ・・なんて思う。海岸でのことはよくわからない。あの赤ん坊はどうなったのか。とにかく何の説明もなく進むので、その進み方もおそろしくゆっくりなので、見続けるには忍耐が必要。監督の自己満足映画と酷評されるのも無理はない。醜い容貌のせいで、隠れるように生きている男との出会いが女を変えたようだ。醜い外見の下には純粋な心・・「エレファント・マン」を思い出す。この男は餌食にならずにすんだが、あの後どうなったのか。バイクの男に始末されると書いてるサイトもあるが、そんなシーンあった?次のダフティは親切だったが、女は自分の体が人間とは違うことに気づかされる。なかみまで人間である必要はないのだ。彼女を襲った森林作業員は、皮膚の下にあるものを見てびっくりして逃げ出すが、戻ってきてガソリンをかけて火をつける。バイクで女を捜していた男には、結局女は見つからなかったようで。女は使い捨ての道具のようなものだから、男を誘い込む以外のものは必要ないのだが、いつの間にか感情が芽生える。愛って何?そうそう道具にだって魂が宿ることもあるのだよ。