ハンコック

ハンコック

いつも書いているけどこういう映画は私が見に行かなくてもさあ・・。ウィル・スミスだし特撮バリバリだし内容軽そうだし。でも小さな三つの理由から見ることにしましたよ。一つめは来日したスミス。何気なくテレビ見たら「笑っていいとも!増刊号」うつって。スミス君出てるじゃん。誰のそっくりさんか当てるゲームか何か。小さな女の子出てきてスミス君もうメロメロ(溶けてる)。本当に子供が好きなんだ、いい人だなあ・・と思って。番組盛り上げようと努力してるし、大スターなのに真面目にふざけてる。その努力に免じて・・。二つめはシャーリーズ・セロンの役が何やら意外らしい。その謎が知りたくて・・。三つめは監督がピーター・バーグだから。彼が「キングダム/見えざる敵」みたいな映画とってると知った時には驚いた。だって彼を最初に見たのは「コーキー・ロマーノ FBI潜入捜査官!?」。ピーター・フォーク扮するマフィアのボスの長男役。字が読めないのがコンプレックスになって何かと怒りっぽい。隠れゲイの二男がクリス・ペン、お調子者の末っ子がクリス・カタン。要するにおバカコメディー。その時の印象が強いもんで・・。「大いなる陰謀」にも出ていた(私は見てないけど)。てなわけで彼がこんな超大作を?とびっくりし、どんな出来かな~と思ったわけよ。行ったのは9月の終わり平日午前。そのせいか私一人。けっこう高いぞスクリーン独占率。映画は・・画面がゆれたり人物のまわりぐるぐる回ったり落ち着かない。後半になると何じゃこりゃ。ハンコック(スミス)もメアリー(セロン)も死んじゃう悲劇・・と見せといて二人とも生き返りましたとさ。私途中でメアリーの夫レイが悪魔かと思ったけど、違いました。だって病院での彼のうつし方ちょっとおかしいでしょ?ハンコックとメアリーが天使にあたるのなら、悪魔にあたる存在もいるはず・・ってね。正直言って画面がハデハデなわりには内容ぐずぐずでしたな。台所のシーンは見ようによってはわざとらしいけど、よくできていて楽しい。このトーンでずっと行って欲しかったのにな。まあこれほどの大作よくとったな~と言うか、よくまかせてもらえたよなあ。すみません、バーグの第一印象いいかげんに改めますね。次は「デューン/砂の惑星」のリメイクらしいし。