フライボーイズ

フライボーイズ

最近では珍しい第一次世界大戦を舞台にした航空アクション大作。近くではやっていないので渋谷まで行った。お客は15人くらいでほとんど男性。女性はジェームズ・フランコ君目当てでしょう。フィリップ・ウィンチェスターとレックス・シャープネル目当てなんてのは私だけでしょう。でもフィリップは「サンダーバード」でスコットを、レックスはジョンをやったので、この二人の出演作とあらば見ないわけにはいかないのですッ!!さて・・第一次大戦ではアメリカは最初のうち中立を守っていて、主にドイツと英仏が戦っておりましたの。それで中には志願してフランス空軍に入り、ドイツと戦ったアメリカ青年達がいたというわけ。アメリカ初の戦闘飛行中隊「ラファイエット戦闘機隊」の実話がベースになっているけど、フランコ君演じるローリングスは架空の人物。70億円もかけたけどアメリカでは全くヒットせず、日本でも一部での公開。しかも・・せっかく見に行ったのに何と言うことだ!字幕が見えない!ホント読めないんですよ字が細すぎて。2時間以上それなんだからイライラしちゃう。そう、138分あるんです。で、くり返しが多い。出撃と出撃の間にロマンスがはさまれる。そのロマンスも言葉が通じないからもたもたもたもた。うぶな二人の純愛が微笑ましいと言うよりそんなのいいから早く次行け!と思ってしまうのだ。しかも・・結局二人の恋は成就しないんです。やれやれ・・2時間以上見せられてそれかよッ!30分くらい削ってもっとテンポよくできたはず。お目当ての二人のうちレックスはほとんど印象に残らない。彼ってホント地味。フィリップは古風な顔立ちなのでこの時代は合ってる。ジャン・レノはいつも通り。もたもたしていつまでたっても終わらない映画だし、空中戦も複葉機主体だからどこかのんびりしている。でもそのうち気づく。複葉機には複葉機なりの激しさ、凄まじさ、スピードがあるってことに・・。ドイツの三枚翼戦闘機、飛行船、すごく大きいやつ(確か「つばさ」にも出てきた)・・見ていてわくわくする。やっぱこういうのはスクリーンで見なくちゃ!それにしてもパンフにはこういう映画なら必ず載っている当時の戦闘機に関する説明も写真も全くないんだよな、何で?車や銃なら必ず載せるのに。せっかくみんな戦闘機目当てに見にくるのにさ!