ロスト・ハイウェイ

ロスト・ハイウェイ

デヴィッド・リンチだしおもしろくないだろう、意味さっぱりわからないだろう・・その通り、冒頭からもう早送りしたくなるようなかったるさ。シーンとシーンの間の画面が暗くなってる間隔が長い。何度も暗闇状態。あたしゃテレビが故障したのかと思ったわよ。セリフは全然聞こえない。字幕あるからいいけど、こんなに聞こえないんじゃ英米の字幕なしで見てる人は困るだろうなあ。画面は暗く、赤と黒が強調される。フレッド(ビル・プルマン)は妻レネエ(パトリシア・アークエット)と二人暮らし。クラブでテナーサックスを吹く。ある朝ビデオテープが届く・・と言うか玄関の前に置いてある。次の日も。最初は家の外観・・そのうち内部をうつし出す。怖くなった二人は警察に届け出る。ある晩レネエの友人アンディのパーティで、フレッドは奇妙な男(ロバート・ブレイク)を見かける。フレッドには暗いカゲがある。レネエも何か隠しているようだ。滑り出しはそれでも期待させる。退屈でスピードの遅さにいらつくが。いつの間にか撮影されている家の内部なんてホラーっぽくてゾクゾクするではないか。でも・・期待した私がバカでした。なぜかレネエが惨殺され、フレッドは逮捕され、死刑判決。ところがある日看守が中を見たら別人になっていましたとさ。その若者ピート(バルサザール・ゲティ)を死刑にするわけにいかないから釈放。父(ゲイリー・ビジー)と母が迎えに来る。何やらわけありのようだが説明されない。ピートには恋人シーラ(ナターシャ・グレグソン・ワグナー)がいる。腕のいい自動車修理工で、エディー(ロバート・ロジア)に目をかけられているが、彼の愛人アリス(アークエット二役)と恋に落ち、密会を重ねる。あの~フレッドはどこへ行ったの?後で戻ってくるけどそうなるとピートは?奇妙な男の正体は?まあいいや、どうせこうなるってわかってたんだ。追究するだけ時間の無駄。ブレイクは本当に久しぶりで・・テレビの「刑事バレッタ」以来・・ん?2001年に妻殺しで逮捕されるも証拠不十分で無罪?そんなことがあったの?ここでの彼は人間なのか悪魔なのか幻影なのか・・ちょっとレイルズバックにも似ていて。他にジョヴァンニ・リビシがちょこっと。ゲティだけど「ザ・フィースト」に出ていたらしい。でもパンフ見ても確認不能。前にも書いたけどキャストの写真も載っていない手抜きパンフだからね。