COP CAR/コップ・カー

COP CAR/コップ・カー

この映画評判いいようでちょっと意外。だって悪ガキ二人がフラフラ歩いて延々汚い言葉言い合ったり、パトカー見つけて石投げてみたり。最初はおそるおそるだったけど、そのうち度胸がついて。ドアはロックされてないし、キーもある。マリオカートとやらをやったことがあるので、運転できちゃう。銃を見つけりゃ今度は撃ってみようということになるが、弾が出てこない。おかしいなと銃口を覗き込む。心臓に電気ショック与える装置もいじくり回す。なぜ森の中に無人のパトカーが置いてあるのかわからなかったけど、時間が前に戻ってパトカーが来て止まって保安官のミッチ(ケヴィン・ベーコン)が下りてくる。あら残念ヒゲなんか生やして。私はヒゲなしベーコンの方が好きです。そりゃあねえ「ザ・フォロイング」でしばらくいい人やっていたから、久しぶりに悪役やりたくなったんでしょうよ。だって悪役の方がのびのびできるじゃん。私がこの映画見る気になったのも極悪ベーコン見たかったから。あらでもこのミッチ、あんまり颯爽としてないんだわ。あまりにも不注意。何でパトカーロックしておかなかったの?何でキーをそこらに置いとくの?しかもトランクには人が入ってる。死体の方は森の中の穴に入れたけど、座って一服なんてしてるから子供達にパトカーかっぱらわれる。戻って車が消えてるのに驚き、まず何をするにしても足を確保しなきゃと車を盗み、家に戻ってヤクを処分。無線のチャンネルを変えさせ、他のパトカーに聞かれないようにしてから自分のパトカーあてに連絡。子供達はトランクの中に入れられていた男を解放するが、逆に銃を突きつけられ、脅される。さっきの死体は彼の弟のようで、保安官が戻ってきたら撃ち殺そうと、近くの風車の下に隠れる。たぶん三人で組んで麻薬の取引とかやっていたが、何かトラブったのだろう。前半ののんびりしたムードが、銃撃戦で一気に吹き飛ぶ。どんなに生意気なふりをしても、子供達には経験が決定的に不足している。撃ち合いが始まれば動くこともできない。あれこれあってトラヴィスが負傷。ハリソンの運転する車のスピードが上がる。すっかり日が暮れ、真っ暗な中に街の明かりが浮かび上がる。あ~このシーンをとりたかったのね。このシーンのせいか、トラヴィスは助かりそうに思える。まあシンプルでうまくできた映画だけど、悪ガキ二人にはイライラさせられた。