ミッドナイト・キラー

ミッドナイト・キラー

アメリカで実際にあった”トラックストップ キラー”がもとになってるらしい。2004年のペンサコーラ。数年前か未解決の殺人事件が次々に起こっている。被害者が売春婦やジャンキーなので警察も捜査に本腰を入れないが、州警察のバイロン(エミール・ハーシュ)は何とか解決したいと思っている。一方FBIのカール(ブルース・ウィリス)とレベッカ(ミーガン・フォックス)は囮捜査に失敗する。モーテルで売春婦が殺されるが、計画ではレベッカが売春婦のフリをして容疑者の男に会うはずだった。偶然が重なったせいだが、レベッカは自分のせいと悔やむ。結局このモーテルの事件でバイロンとレベッカが出会い、協力することによって連続殺人犯に行き着く道が開けることとなった。バイロンの話では、FBI分析官による犯人像は、白人で30代半ばのトラックドライバー。ピーター(ルーカス・ハース)はまさにぴったり当てはまる。よっぽど腕のいい分析官だったんだろう。ピーターは娘のベサニーを溺愛している。天からつかわされた娘のおかげで、自分はいくら罪を犯しても許されると思い込んでいる。モーテルでの殺人は衝動的なもので、いつもは厳重にカギをかけた作業小屋に女性を閉じ込め、そのうち殺すようだ。今もトレイシーが閉じ込められている。レベッカはチャットを通して男と連絡を取り合っている。前回は会い損ねたが、まだ向こうは会う気でいる。バーで会うことにし、バイロンが見張りにつき、今度こそ・・。ところがバイロンが別の男を追っている間にピーターが現われ、レベッカは囚われの身に。ピンチが迫る。果たしてバイロンは間に合うのか。クライマックスは・・あれれ~?今回一番びっくりしたのはハーシュがジャック・ブラックそっくりになってること。彼ブラックに似てたっけ?ハースは・・あのおメメぱっちりのかわいい坊やは・・やっぱり宿命なんでしょうか。決まってみんな異常殺人鬼の役回ってきて。見てる方は月日の移ろいを感じるわけです。フォックスは「トランスフォーマー」に出ていたけど、全然覚えてない。30代に入って何となくくすんで見えるけど、凄みのようなものはあって、「女囚さそり」なんか似合いそう。ウィリスは・・車の中で動かないとか、ダイナーで座ってるとか、要するに動きが少ない。ダイナーのシーンの後はラストまで出てこなくて、デイサービスにでも行ってるのかしらと思っちゃった。