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ニューヨークのグランドセントラル駅の構内、銃を向け合う男二人、時計は2時22分をいる。そんな夢を見たディラン(ミキール・ハースマン)は航空管制官。ひっきりなしの離陸、着陸を巧みに捌く。でもその日はとんでもない事故が起きそうになった。900人が死んでたかもというニアミス。当然四週間の停職となり、気晴らしに空中バレエの公演を見に行く。そこで見かけたのがサラ(テリーサ・パーマー)。何と彼女はあの時の、着陸する方の機に乗っていたという。不思議に気が合い、やがて結ばれる。ディランは飛ぶのが怖くてパイロットを断念、サラは足を痛めてダンサーを断念という過去の持ち主。何と生年月日も一緒だ。サラは画廊で働いている。元カレ、ジョナス(サム・リード)は芸術家。そのジョナスのホログラム作品を見たディランは、夢と同じなのに驚き、混乱して殴りかかる。まあ前半は男女が出会って惹かれ合ってというロマンスの王道。間に不思議な現象や星がどうとかいうのも入るので、「ノウイング」みたいに地球の最後が来るのかなとも思ってみたり。サラはディランの行動にショックを受け、そうなるとジョナスはよりを戻すチャンスと期待する。サラが心配して訪ねても、ディランは取りつかれたようになって、起こった出来事の中からパターンを見つけ出そうとしている。ある朝、ディランは天井から手紙の束を見つける。30年前、ジェイクがエヴリンと刑事マークスを殺し、自分も警官に射殺されたという、グランドセントラル駅構内で起きた事件。エヴリンの妹の話では、ジェイクとエヴリンは愛し合っていたと。で、マークスもエヴリンが好きで、そういうのが明らかになると外聞が悪いので、ジェイクはギャングの共犯とか詐欺師ということにされたと。あれこれあるけど、30年後の今、エヴリンがサラ、ジェイクがディラン、マークスがジョナスとなって、同じことが起きようとしていると言うわけ。サラは一度はジョナスと旅立とうとするけど、やっぱりディランを愛してるとなる。ジョナスの方は思いめて銃まで用意している。で、グランドセントラル駅、2時22分・・。サラをかばってディランが撃たれるので、あら~死んじゃうの?と思ったら・・大丈夫でした。ジョナスの方は警官に撃たれて死亡。ラスト・・ディランはパイロットに、サラのそばにはすやすや眠る赤ん坊。絵に描いたようなハッピーエンドです。