ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

これはアメリカでは大ヒットして今のところ三作目まで作られたのかな。よくできたコメディーらしいので楽しみにしていたのだが・・。ダグの結婚式の直前、教員のフィル、歯科医のステュ、ダグの妻となるトレイシーの弟アラン、この四人でラスベガスへ。いわゆるバチェラー・パーティ。何でこんな習慣があるんだろう。翌朝目が覚めるとダグがいない。ホテルの部屋はメチャクチャで、虎がいるし、赤ん坊まで。ステュはなぜか歯が一本なくて、後でわかるが赤ん坊の母親でストリッパーのジェイドと結婚式を挙げたらしい。フィルは病院へかつぎ込まれたようだし、パトカーも盗んだらしい。困ったことに三人とも昨夜の記憶が全くなく、ひどい二日酔い・・つまりハングオーバー。見る人の興味を引くよううまく作ってあるが、1時間くらいたつと飽きてくる。たぶんアメリカでは爆笑に次ぐ爆笑なのだろうが、こちとらどうも乗れん。警察でのスタンガンのシーンなど笑うどころかゾッとした。見ているうちに、まともな人はいないのか・・と捜し始めている自分に気づく。バカ連中ばかりなので、正常な人を見て安心したくなる。ホテルのフロントの女性、病院の医師、カジノの職員もまともでなければやってられないだろう。意外とまともだったのはジェイド。ステュとの結婚が酒の勢い、クスリのせいなのは承知している。だからごねたりしない。ヘザー・グレアムは美しいだけでなく、とても感じがよかった。フィル役ブラッドリー・クーパーはたぶんこの映画で日本でも知られるようになったのでは?ダグ役ジャスティン・バーサは「ナショナル・トレジャー」に出ていたようだ。四人の中では一番ハンサムだし、たぶん一番まとも。途中全然出てこなくなるけど、そのおかげで残り三人よりはマシな印象。アランはこの騒ぎの張本人。あの酒に何か入っていたのだというのは見え見え。これはNHKBSで深夜放映されたけど、昼間とか夜9時には向かない内容。と言うか、よくNHKでやったよな。下ネタ、下品、いくつかぼかしシーンも。ラスト、デジカメに残っていた彼らのご乱行の一部始終がうつし出される。見終わったらすぐ消去ということで見始めるんだけど、下品さのダメ押し。私は見終わってすぐHDDから消去しました!こんなのの続編より「団塊ボーイズ」の続編作ってください。