NOPE/ノープ

NOPE/ノープ

”ノープ”は「ありえない」とか「ウソだろ」という意味らしい。また、今ではUFOと言わず、UAPと言うらしい。でもなあ・・UAPじゃどこかの通信社みたいじゃん。ぴんとこないからこれからもUFOで行きます。映画撮影などに使う馬の調教師OJ(ダニエル・カルーヤ)。ある日父親(キース・デヴィッド)は空からの落下物で死亡。それ以来妹のエメラルド(キキ・パーマー)と二人で牧場をやっているが、経営は思わしくない。近くでテーマパークやってるジュープ(スティーヴン・ユァン)は牧場の買い取りを申し出ている。そのうち、空に浮かんでいる雲が半年間も動かないとか、停電が起きるとか、さらにはUFOが・・となるが、何だかもったらもったらしていて歯がゆい。何がうつっているんだか、うつっていないんだか。ウィキペディアにはそれなりのストーリー書いてあるけど、映画見ていても何も見せてもらってないぞとしか言いようがない。暗い中で登場人物が走り回って、何か叫んでもこちとら何もわからないんだからハラハラもドキドキもしない。そのうちこれってシャマラン映画と同じだぞ・・と思えてくる。これでクライマックスが夜で暗かったら怒るけど、昼間だったので、それと宇宙生物もそれなりに見せてくれたので、まあよしとしましょう。ドゴラと書いてる人もいるけど確かにそう。形はいろいろ変化するけど全体的にはビニールって感じ。クライマックスで活躍するのがOJではなくエメラルドだったのは意外。久しぶりにマイケル・ウィンコットを見ることができたのはうれしかった。彼は絶対生き残らないタイプなので、今回も途中で退場なんだろうと思っていたら、やっぱりそうでした。宇宙生物に吸い込まれた後、異物であるカメラは吐き出され、彼が命をかけて撮影した宇宙生物の内部が明らかにされるのかと思ったら、何もなく過ぎちゃいましたな。警察や軍隊は出てこないし、メディアに取り上げられても野次馬は一人も来ず、記者一人が来ただけ。いろいろ省略感のある映画だ。でもスカイダンサーはかわいかった!最初の方で「恐怖のメロディ」に出ていたドナ・ミルズがちょこっと出てくる。画面を見ていてもわからないけど、IMDbの写真を見ると当然のことながらものすごいシワ。もう80過ぎてるからね。昔は鼻がツンと上を向いたかわいらしい女優さんだったのよ。