ブラックハット

ブラックハット

これも録画したままほったらかしにしていたもの。冒頭シーンはSF映画のよう。それから・・あら?漢字だわ。後で香港の原発だとわかる。メルトダウンの危機、アメリカの刑務所にいるハサウェイが、ハッキングの腕を買われ、成功したら釈放という条件で香港へ。ま、よくある設定ですわな。日頃こうやってパソコンに向かっているとは言え、ちょっと専門的なことになるともうお手上げ。話について行けない。だから途中からは何が何してどうなったの部分には目をつぶる。別のことを見る。主演はクリス・ヘムズワース。髪型とサングラスでブラピに見えないこともない。サングラスをはずすとヒース・レジャーとレイ・リオッタ。ハサウェイはカード詐欺で服役中。こういうタイプはお金目当てだからあまり暴力とは結びつかない。でも、クライマックスではまわりに人がいるのに撃ち合う。親友を失って性格も変わったか。彼をこの事件に引き入れたのは大学時代のルームメイトで、今は中国軍の情報部大尉になっているダーワイ。演じているワン・リーホンは見覚えがある。「SPY_N」のアレックス?あのバカ映画の?ダーワイの妹リエン(タン・ウェイ)はネットワーク技術者。この三人にFBI捜査官バレットとジェセップ。ヴィオラ・デイヴィスとホルト・マッキャラニー。こりゃまた渋いけどいいキャスティングですな。見ながら思う。こういうののお約束としてリエンかダーワイのどちらかが死ぬぞ。発奮材料には愛する者の死。そしたらダーワイの方が死んじゃった。あら?バレットとジェセップまで死んじゃったぞ。キムタク似のトランも死んだし、この映画死人が多すぎるな。それと2時間以上あって長い。監督はマイケル・マンで、マンだけあって(←?)男の映画になっている。女性はアジア系のリエンと黒人のバレットだけで、白人女性は出ていたっけ?再会したハサウェイとダーワイとの熱くて(熱すぎる)長い(長すぎる)抱擁が印象的だ。もう一つ印象的なのは夜景の美しさ。さてダーワイは、リエンとハサウェイの仲を知っても、妹が幸せになるのならと服役中であることは気にしてない。かえってリエンのために犯罪から足を洗うのではと、二人の関係を歓迎しているのでは?ラストはこういう映画のお約束そのままだが、リエンが兄の弔いもせず国外へというのは、私にはありえないことに思える。そこがちょっと残念。