7の1 34階からの訪問者
CSI:NY7の2 最期のチャット
アダムは勤務中だというのにパソコンでチャット。これって音楽でサボっているのがバレちゃうんじゃないの?ステキな音楽に合わせて踊るステキな女性。しかもアダムに興味持ってくれたみたい!ところが・・その彼女が目の前で絞殺されてしまい、アダムは大ショック。これはルッキン・アッチューというサイトだが、女性の名前も、場所がどこかも突き止めようがない。第一本物か芝居かもわからないのだが、アダムは本物と言い張る。ジョーがうまく彼の記憶を引き出し、突き止めた部屋へ行ってみると死体が・・。彼女サスはパリから留学している音大生。部屋を調べていたリンジーは、肝腎のパソコンがないのに気づく。犯人の動機はパソコンに入っている情報か。パソコンを奪い返すため殺したのか。凶器はヘッドホンのコード。で、音大で以前サスを教えていたアルディコット教授が疑われる。彼は彼女の曲を盗作したとかで、サスとサスのボーイフレンド、トーリーにねじ込まれ、その時ヘッドホンも盗まれた。次に疑われたのがそのトーリー。彼はジョーの誘導で、パソコンをBMWから盗んだことを白状する。一方アダムの次にチャットした相手が、続きを見ているのでは・・となって呼びかけたところ反応があって。それには黒マスクの男がうつっていた。見えているのは目の周辺だけだがいろんな技術を駆使して・・。今回も様々な装置が出てくる。何気なく使っているけど、莫大な費用がかかっているんだろうな・・と思う。ドラッガ・ファイナンシャルという会社をハックしようと提案するアダムだが、違法行為だとマックに却下される。それでもやっちゃうんだけどね。例の盗難届の出ているBMWの持ち主ガルシアのオフィスへ行くと、パソコンには殺人を目撃して驚いているアダムの顔が・・。それを元に身元を調べ、アダムを襲うが・・。ラストはハッキングの件でマックにさんざん怒られ、三日間の停職を食らうアダム。あら・・意外と軽いのね。ガルシアはITマネージャーで、パソコンには不正取引の情報が入っていたらしい。
CSI:NY7の3 証言
例によって冒頭はチャラチャラしたパーティが延々と。女のコ集めるの大変だね。一方ベッドで血まみれの女性が911に通報。警官が駆けつけると夫の方はすでに死亡。重体の女性グレースにマックが質問。これがあとあと尾を引く。私なんかは早く病院へ運んでやれよ・・と思うけど。グレースが犯人は息子のビリーと答えた・・じゃなく、指で答えたため、彼は楽しいパーティの場で逮捕。その後は悪夢の連続となる。彼は犯行時刻前後のアリバイがない。母親に会いたくても会わせてもらえず、犯人扱いされる。瀕死の状態の時には事実と違うことも証言する場合があると私なんかは思うけど、マックはなかなか考えを変えない。ビリーは学生かね。パーティは学生会館でみたいなこと言っていたし。このビリーがハンサムと言うにはちょっとずれていて、額にシワがあるせいで老けて見える。若いんだか年食ってるんだか・・たぶん若いんだろうけど。ガールフレンドのジュールズとこれ見よがしにイチャイチャしていて、どうも印象悪いんだけど、事件を聞いた時のショックは本物。それすらも上手な芝居なんて言われちゃうんだから気の毒。とは言えビリーと事件を結びつける証拠は出てこないし、動機もない。意識を取り戻したグレースもビリーが犯人なんてとんでもないと否定するし、マックはだんだん自分が間違っていたのでは・・と思い始める。これだけだと話が持たないので、ライカーズにいるオーウェンというのが、同房の男が殺人を吹聴していたと言ってくる。その男マニーも犯行を認め、凶器らしきものも見つかり・・となるが、これはマニーの芝居。そもそも房で一緒になったばかりの男に犯行を打ち明けること自体がおかしい。で、アダムがウソ発見器の担当に扮してオーウェンを締め上げるのだが、発見器の電源を入れ忘れているってのが笑える。結局現場で見つかったガラスの破片や、防犯フィルムからポールという男が浮かび上がる。彼は被害者宅の前の住人だった。え?どういうこと?で、いきなりポールの両親が出てくる。彼らは悩みに悩んだ末、ポールのレイプ犯罪を通報する。そのせいで彼は刑務所行き。それを恨んで出所後両親を殺そうと忍び込んだと。彼は両親が引越したことを知らなかった!このポール、自分の過ちを悔いるどころか逆恨み。そのせいでまたまた刑務所行き。どこまでバカなのか。
CSI:NY7の4 血には血を
犯人を追いつめたマックが撃たれた?・・と見せて、12時間前に。ジョギング中のマックに事件発生の知らせ。死んだのはエル・プーニョという組織のボス、トーレス。彼は起訴直前だったらしい。こりゃマンバという対抗組織との勢力争いか。マックが危惧するのは報復合戦になること。おりしもプーニョの創始者ルーサーが出所してきたところ。彼をぶち込んだのはマック。彼はルーサーに争いは避けるよう話しに行く。ルーサーの弟で腕力系のリックや、組織のブレイン、リサなどが要注意人物だが、ルーサーには他のギャングと違って知的なところがある。ホテルでトーレスと一緒だったのがヘイゼルとわかり、ドンが保護しに行く。ところが二人組に襲撃され・・あれでよく助かったね。プーニョは薬莢にPの文字を刻んでいるので、やつらの仕業とわかる。ヘイゼルは殺されるとおびえるが、ホテルで誰が部屋へ入ってきたかは言わない。次にリサの店が爆発。今回はハデですな。死体で見つかったリサは爆発の前にすでに殺されていて。疑われたのは爆発の直前店から出てきた下っ端のフェルナンド。彼は後で自首するが、爆発や殺人とは無関係。ホテルやリサの店で見つかったのが、フィッシュジラ・・スネークヘッドとか言うのが入ったメスカルのビン。スネークヘッドを闇で三匹買ったのがいるってことは、あと一人犠牲者が出るってことだ。ここらへんになると、トーレスやリサを殺したのはルーサーで、三人目はリックだと予想つく。ルーサーが服役している15年の間に、組織は変わってしまった。彼が目指したのは住民を守る組織、助け合う組織だったのに。リックやトーレスは近所なんかどうでもよく、悪事の限りを尽くす暴力組織にしてしまった。自分が作ったものは自分が終わらせる。その中には自分自身も含まれる。まあここらへんになると、冒頭ルーサーが撃ったのはマックではなく、マックを狙うリックだなとわかる。しかし撃たれたマックは反射的にルーサーを撃って死なせてしまう。あたしゃ「すまん・・」くらいは言うかと思ったけど何にもあやまりませんでしたなマック君。今回は筋を通す一徹な男の美学満載でしたな。リック役はヤンシー・アリアス。彼は悲しそうな顔立ちをしているので、こういう腕力系キャラは似合いませんな。
CSI:NY7の5 空から来しもの
今回は最初から犯人バレバレですな。クズ弁護士カーソンのところへ依頼人のメルヴィンが来て、話をしている時に強盗が入る。43階なので、空からヘリを使ってだ。ボディガードのベルソンは撃たれ、強盗二人は金庫から宝石などを取る。カーソン達は隠れていたが、メルヴィンは余計なことをしたせいで撃ち殺される。強盗の一人はメルヴィンに撃たれて負傷。後で見つかったヘリには、その負傷した男が撃ち殺されていて。ベルソンは幸い助かるが、彼は元警官。ダニーと組んでいたこともある。みんなから好かれていたが、ある時ミスをしてから運に見放されたようで。妻とは離婚し、子供にも会えない。カーソンはクズだが、給料は警官の時の倍だ。はいはいそうやって私が犯人ですと白状しているようなもの。倫理より金、カーソンのクズぶりや、依頼人の悪事を身近に見ているうちに、自分が金をいただいて何が悪い・・っていう気になっちゃったんでしょ?カーソンは、現金や証券より、依頼人から預かったという500万ドル相当の宝石の方を気にしている。しかし日頃の悪行が災いして、マックを始め誰にも同情してもらえない。そのうち身元不明の男性の死体が運び込まれる。彼はどうやらヘリから落下した宝石入りのバッグを持っていて殺されたらしい。後でジェニーという女性が捜索願いを出しにきて、名前はヒースだとわかる。彼は宝石を見て天からの贈り物だと心が動いたが、ジェニーに諭され、警察へ届ける途中だった。真っ直ぐ警察へ行ってりゃ死なずにすんだのにねえ。何で恋人と一緒に宝石を見て楽しむとかするのかいな。絶対ヤバイものに違いないって思わなかったのかね。強盗の残り二人も死体で見つかり、カーソンが強盗を自作自演したのだと疑われるが、見ている者は誰も信じない。もっとも、開腹手術を受けたばかりのベルソンが殺して回っているというのはアレだけど。後で宝石はベルソンの車から見つかるけど、カーソンは一番値打ちのある100万もする家宝の指輪がないと騒いでいて。ベルソンはこれを求めてジェニーのところへ来たのかな?その直前彼女は指輪を見つけていて。どうやらヒースはこれだけは届け出ずに、彼女にあげるつもりだったようで。そんなことするからジェニーまで危険な目にあうのだよ、ヒース君。ジェニーは指輪を池に。いつもヒースがコインを投げて願い事していた池。彼女にとっては宝石なんかどうでもいいのよね。ヒースがいればそれだけでよかったのよね。
CSI:NY7の6 操られた心
今回は完全には事件は解決しない。エリザベスとチャールズの息子ジェレミーがいなくなる。あちこち捜し、懸賞金もかける。情報の多くはガセネタだったが、中に真実そうなのがあった。男の声であれこれ指示される。で、見つけたのが廃墟ビルの屋上にとめてある車の中の腐乱死体。今回のシドとホークスは大変だったね。二人とももちろん手袋してるけど、シドはその手でメガネかけてたな(バッチイな~)。死因は毒殺らしい。いろいろ調べてジェレミーではないことがわかる。彼と同じニューヨーク大学の学生クレイグで、捜索願いが出ていた。母親ジュディは取り乱すこともなく、わりと冷静。母子家庭で懸命に育て、成績優秀の息子は希望の種だっただろうに。「お察しします」と言うドン。何だか彼のキャラも変わってきたな。髪の感じも変わってきたけど。またメッセージが来て、エリザベスは指示のままに放火。蛇が丸焼け。気の毒に。どうやら声の主は犯罪の証拠を消すのが目的のようで。アダムが、犯人が使っていると思われる使い捨てケータイを割り出し、つかまえたのがバーテンのルーベン。火事の現場で見つかったエプロンについていたのが、バーの用心棒ライアンの血液。彼が撃たれて殺された事件は未解決のまま。ルーベンはライアンと同じバーで働いていて、電話で指示を出すよう頼んだのは、ライカーズにいるアリソンとわかる。彼女は婚約者のライアンを殺したのはジェレミーとクレイグだと思い込んでいる。それにはそれなりの理由があるのだが、問題は彼女が勘違いしていること。突っ走って二人に復讐したはいいが、自分が麻薬でパクられ、証拠を消しているヒマがなくなってしまった。それで代わりにエリザベス達を操ったと。ジョーがアリソンに面会してジェレミーの居場所を聞き出し、虫の息の彼を見つける。たぶん助かるだろうが、ライアン殺しの犯人は不明のまま。今回ジョーの娘エリーが登場。人種が違うのであれ?と思ったら養女でした。母親はジョーがつかまえ、終身刑らしい。ジョーのデスクはゴチャゴチャで、それを見て呆れるマックの表情がおかしい。エリザベス役は「スーパーガール」のヘレン・スレイター。太りもせずきれいだ。
CSI:NY7の7 見えざる狙撃者
ヴァネッサという女性が撃ち殺される。その前にはエリザベスという女性。手口が同じだから同一犯。300メートルも離れたところから狙い撃ちされている。上層部はパニックを恐れて隠したがっているけど、マックは事実を公表すべきだと思っている。今、ニューヨークにはスナイパーがいるのだ。二人の女性にはつながりはなさそうだ。使われた弾にはニトロが詰めてあって、検視中に爆発し、シドは危うく失明するところだった。この二体の他にもたくさん運び込まれていて、満杯状態だから、シドは大忙し。狙撃地点には腕のものらしい毛と、カイガラムシの死骸。毛の方はマイケル・レイノルズのもの。彼は9歳の時に誘拐され、三年後に自力で逃げ出した。犯人のフランシスをつかまえたのはマック。性犯罪者フランシスに虐待されたマイケルは、その後も悪夢にうなされるなど苦悩の日々を送っていたらしい。家に行くと、両親は不在で、マイケル自身数年前家を出たらしい。彼は壁中に絵を描いていて、受けたトラウマの大きさがわかる。我々はてっきりマイケルが狙撃犯と思うわけだが、途中で引っくり返る。マイケルはすでに殺されていた。しかも狙撃事件の前に。しかも・・三件目の事件が起きる。ここで初めて、スナイパーはマイケルの弟トムだとわかる。向かいの部屋に住むヘイリーという女性の話で、トムがマイケルの部屋で何か捜していたこともわかる。それはビデオテープで、再生してみると、トムが不満をぶちまける様子がうつっていた。誘拐された後、無事に戻ってきた時、トラウマに苦しむ時・・両親の目は常にマイケルの方を向いていた。トムはそこにいるのに、まるで存在していないかのようだった。自分は透明人間のような気がした。何年もの間にふくれ上がった不満は、憎しみは、ついに爆発。周囲の目を自分に向けさせてやる。手始めにマイケルを・・というわけですな。成長したマイケルがどういう状態だったのかは不明。マックの警察バッジの番号を描いた絵があって、それを見るマックの表情は複雑だ。最初のうちは彼もマイケルの様子を気にかけていたけど、そのうち忙しさにまぎれ、足も遠のいてしまった。もっと後まで会いに行ってやればよかった。それに、その時のマックにトムの姿は目に入っていただろうか。やはり彼も目に入っていなかったのでは?
CSI:NY7の8 死者たちのセントラルパーク、CSI:NY7の9 正義の形
夜のセントラルパークで見つかった若い女性の死体には、ドレスのサイズが合わないなどの妙な点がある。ホークスによると、夜の公園にはゴーストが出るらしい。彼は公園の救急ボランティアをしているけど、仲間が近づきたがらない場所もあるとか。てなわけで今回は怪奇ムードもたっぷり。でもマックはそういうの全く信じないんだろうな。現場周辺で怪しい男が・・。マックは取り逃がしたけど、どうやらそいつは死体を掘り出していたようで。こちらは中年の女性で、何とカーヴァー局長の妹ロニーだった。いなくなったのは15年前。土に含まれる塩分のせいで腐敗が遅れたようだ。若い女性の方はイザベルという名で、死因は笑気ガス。彼女は抗鬱剤を用いていたせいで、作用が強まったらしい。あれこれあって、廃業した葬儀屋が怪しい・・となる。廃業したのに処置室はいまだに使われていて、そこのゴードンがつかまる。イザベルのように自分からついてくる女性もいたようで。笑気ガスのせいで、何をされたかの記憶は残らないらしい。他にも被害者は何人も。で、こっちの方は終わり。一方ロニーの方はカーヴァーは捜索願いを出しておらず、マックにはそれが引っかかる。あと、ロニーのカードを使っている女性がいるらしい。何度も使うのは持ち主が死んでいるとわかっているからだ・・とマック。見ている者全員が、カーヴァーが犯人だと思っているのを、どうやって引っくり返すか。後半はそこが見どころ。ロニーの名をかたっていた女性マルセルが殺される。あまりにもタイミングがよすぎる。しかも凶器の銃はカーヴァーのもの。警官なら銃をなくしたら届け出るはず。いやいやマック、ダニーのこと忘れたの?結局マルセルを殺したのはDV亭主のバレット。もうその頃にはカーヴァーは誰かをかばっているのでは・・と、我々は思い始める。かばうとしたらロニーの子供達。結局長男のジェイが犯人でした。ロニーは彼を虐待。そのうち妹達にも虐待が始まり、自分が何とかしなくては・・と。彼は明確な殺意があったことを隠さない。今でも後悔はしていない。カーヴァーは消極的な性格で、三人を養子にして育て上げるなど善良だが、虐待も殺人も防ぐことはできなかった。マルセルの時も夫の手から助けてあげたけど、ロニーのカードを使わせるなど正当な方法じゃなかった。今度の件でクビになったようだが、ジェイは服役なしですみ、養女はめでたく結婚。ホロリとするラストだった。
CSI:NY7の10 聖なる夜の贈り物
ジョーのクリスマスショッピングに付き合わされるマック。付き合わされていても、常にそれとなくあたりに気を配り・・こりゃもう持って生まれた性分ですな。鋭い目はあちこちのバッグから財布をスリとっているハウイーを見つける。いや~皆さんそんなに不注意なの?いいもの見つけたら財布サッと取り出せるように?でも、スリにサッと取り出されてまっせ。ところがウインドーに死体が・・。だから「ショッピングは嫌いだ」とマック。まあ仕方ないやね。事件の方から彼に寄ってくる。死んだのは店長のグロスマン。従業員には嫌われていたらしい。それと、犯人もケガをしたようで。ハウイーのジャケットに血がついていた。バッグを隠し、どこに証拠が・・と、うそぶいていた彼も、殺人の共犯にされたのではたまらんと、女にぶつかったことを思い出す。その時、その女からカメラをスリとったことは黙ってる。女は店長補佐のアリーナ。連行された彼女は沈黙を続け、そのうち釈放せざるをえなくなる。彼女は模範的な勤務態度で、厖大な量の残業もこなしていた。その一方でパスカルとの婚約を破棄し、口座を解約し、アルバ島行きのチケットを取るなどしていて、マック達は高飛びの準備をしていたのでは・・となる。アレーナには抵抗したアザなどがあり、グロスマンに襲われた・・つまり正当防衛で殺すはめになったのでは・・となる。ところが現場に落ちていたUSBコネクタがビデオカメラのものとわかり、次にハウイーが彼女からカメラをスリとった・・となり、アダムが水に濡れたそれを苦心して再生。うつっていたのは・・、アリーナがレジから金を盗む映像。職員の残業を代わって引き受けていたのはこのためだったのか!となる。大きなデパートだと、各売場の一日10ドルくらいの誤差は問題にされないらしい。私が郵便局に勤めていた時は、1円でも合わなければ全部計算やり直したものだけど。足りない時は弁償、余った時は国庫へ。こちらはおおらかですなあ。話を戻してグロスマンはこれに気づき、撮影してアレーナを脅し、関係を迫ったと。アレーナは白血病で余命わずか。一時金もなく解雇される職員達のため、金を少しずつちょろまかしていたと。そしてクリスマスに郵送。彼女自身はアルバ島へ行って、静かに死を迎えたかっただろうに。
CSI:NY7の11 ピエロの殺意
CSI:NY7の12 出口を求めて
冒頭は例によって男女がうじゃうじゃ、アホらしいシーン。何と言うか、みんな現実を忘れて陶酔したいんでしょうな。大勢いるから、自分もその中に埋没することができる。クラブのプロモーター、ミゲルが死体で見つかる。発見したのは恋人のナタリア。彼女は警察に通報せず、ミゲルの母エバに連絡。そのエバからスペインのバルガスに連絡が行き、そのせいでNYPDが事件知ったのは10時間もたってから。バルガスはバルセロナかどこかで鑑識やってる。ミゲルは彼の甥だ。それを知ったマックは渋い顔。現場に細工されたのではと疑う。第一身内は捜査に加われない。スペイン領事館にいたナタリアによると、彼女が行った時にはミゲルはすでに死んでいたと。死因は刺されたせいだが、床ずれがあったり、妙な点がいくつか。クラブの用心棒によると、夕べはリオともめていたと。リオがクラブでドラッグを売ったせいだが、どうやらシロ。次に、現場で見つかった何かのかけらから、前科のあるホームレス、ヴァーンが疑われる。かけらはソーラーパネルのもので、今時は鉄よりこっちの方が金になるのか。ヴァーンの話はとても信じられないものだった。金を払うから自分を殺してくれと言われたと。その頃凶器のナイフが見つかる。この頃にはマックもバルガスも他殺ではなく自殺なのでは・・と思い始めている。しかしナイフが現場から離れたところで見つかったってことは、誰かがいたってことで、それはナタリアしか考えられない。バルガスの話では、昔ミゲルの父も不審な死を遂げ、エバはマスコミの餌食になったとか。プールでの溺死ということにして、やっとおさまったとか。ミゲルは鬱病で、死を考えていたが、自殺をするとまた騒ぎになるのではと、他殺を装うことにする。ヴァーンに頼んだが失敗し、ナタリアを説き伏せて協力させる。エバは夫の死を一家の恥と考えていた。死体を見つけたのは子供だったミゲルだが、プールでの事故に見せかけたのはエバ。若くてルックスもよく、誰にでも好かれ、仕事も順調だけど、裏では死に取りつかれているという悲劇。確かに気の毒だけど、他殺に見せかけたせいで無実の者が犯人にされるおそれもあるわけで、そこらへんは自分勝手だなとは思う。まあ、人のことなんか思いやってる余裕ないんだろうけど。
CSI:NY7の13 パーティー・ダウン
今回も浮かれる男女から始まる。外ではタクシーの運ちゃんが客と大ゲンカ。しかしいくら頭に血が上っていても、トラックにひかれそうになれば正気に戻る。そのトラックは暴走し、ハドソン川へ突っ込む。浮かれた連中はこの中でパーティやってたらしい。いや、ハデな出だしですな。と言うか、密閉に近いコンテナの中で騒いでいて、危険だとは思わないのかね。と言うか、トイレに行きたくなったらどうするのかね。今こういうパーティがはやっているのだそうな。大部分の者は上のハッチから抜け出して助かった。溶接してあったけど、やり方が不十分だったおかげで命拾い。何しろ後部ドアには南京錠。クリスがハッチをこじ開けなかったらみんな死んでただろう。彼はみんなの命の恩人だ。それでも犠牲者が三人出た。パーティはみんな口コミで知ったけど、クリス、ニール、アビゲイル、ヴィクトリアの四人は招待状を受け取っていた。死んだヴィクトリアの父エンゾは清掃組合の支部長で、組合員の恨みを買っていたらしい。ヴィクトリアは報復のターゲットにされたのか。そのうちジェシカが現われ、ヴィクトリア・・ヴィッキーは自分の代わりに死んだのだと。本来招待状を受け取ったのはジェシカだったらしい。クリスやニールはいやがらせの電話受けてたし、アビゲイルはゴミ箱を引っかき回されていた。ジェシカは元婚約者ジョニーが独占欲の強い男だったと。ストーカーにはぴったりの性格なので、こりゃ怪しい・・となる。ところがそのジョニーが死体となって発見される。彼もパーティに出ていたのだ。招待状もある。でも招待状は四枚しか作られなかったとわかってる。一人はウソをついているのだ。まあ招待状を作らせたのは男とわかっているから、犯人はクリスかニール。手の込んだことしなくたって犯人は予想つく。で、逮捕されたニールだが、エンゾが撃ち殺す。娘の仇だ。あらまあ、マック達はエンゾの性格知っていながらみすみす・・。と言うか、こうなるって予想つきましたけど。マスコミの前に現われた時、あまりにも無防備で・・。これじゃ撃ってくださいと言ってるようなもの。
CSI:NY7の14 スムース・クリミナル
開店したばかりのバーラウンジで、客二人とバーテンが撃ち殺される。プロの殺し屋の仕業だ。なぜか直前まで殺し屋と話をしていた女性は連れ去られる。彼女カミーユも殺されるところだったが、電話が入って中止に。彼女はホークスの幼なじみ。あらまたホークス関係・・。シドによると、客のうちグレースは末期ガンで、余命わずかだった。もう一人のパーカーは、後で躁鬱病だったことがわかる。バーテンのマリオンは殺し屋の顔を間近で見ていたため、殺されたようで。まずパーカーと刑務所で一緒だったダウドが疑われるが、シロ。そのうち拉致されたのがカミーユとわかり、アパートへ行くと、物色されたあと。しかしホークスは天井裏から大量の処方薬を発見。彼女は薬を売り捌いていたのか。ホークスにはとても信じられない。そのうちこれらが、偽造された薬だとわかる。カミーユは三週間前クリニックをクビになっていた。医院長クミによれば、薬を盗んだと。カミーユは薬を患者に届けていたが、いっこうに効き目がないと苦情が出て、すり替えが明るみに。ただ、見つかったのはニセ薬。本物はどこに?最初のうちはカミーユがとんでもない悪女に見える。ホークスがいくら弁護しても、幼なじみのせいで目が曇っているのだと言われてしまう。殺し屋の次の標的は、クリニックの患者ジャニス。しかし彼が行った時には、彼女は脳卒中を起こしてすでに死亡。ジャニスは重い脳腫瘍だった。彼女を含め、標的は皆病気だった。その彼らがなぜ殺される?そのうちクミの前身がわかる。別の国で医療詐欺をやっていたと。彼女がニセ薬を患者に与えていた張本人。カミーユはそれに気づき、証拠となるニセ薬を集め、たぶんホークスに相談するつもりだったのだろう。しかしマゴマゴしているうちにクミに先手を打たれ・・。こういうのの常で、殺し屋は、ヤローはためらいなく撃つが、美しい女性には・・。殺し屋役の人はNe-Yo(ニーヨ)とかいうシンガーソングライターで、冒頭に流れるのは彼の曲らしい。クミは、ケイト・ジャクソンかなと思ったら、エイドリアン・バーボーだった。ジョン・カーペンターの元妻の・・って一生言われるんだろうな。だいぶシワシワになってたけど、しょうがないね。
CSI:NY7の15 復讐
今回は重い内容。冒頭はポールダンスやら何やら。道行く人にも見えるよう、一面のガラス張り。これじゃ変質者に目をつけてくれと言ってるようなもの。そりゃジムやスポーツクラブには宣伝になるし、見られてると思えば練習にも熱が入るだろうけど。911に男性の声で通報。死体が見つかったのはその15分後。見ている我々は、通報したのは男の殺人犯だと思っている。見つかるのは、彼があとをつけていた・・ジムから出て歩いていた女性ヘザーの死体だと思っている。でも違った。見つかったのはあとをつけていた男性の方。”プロスペクト・パークの強姦魔”と呼ばれている未解決の事件があって、殺されたのはその強姦魔クラークらしい。こういう時疑われるのは、被害者の女性の家族、あるいはボーイフレンド。クラークを見つけ、復讐したのではないか。中でもリンジーが気になるのは、最初の被害者ケイト。クラークは唐辛子スプレーをかけられていたが、リンジーは彼女に護身用としてスプレーを渡したことがあった。それに当時の彼女は銃を欲しがっていた。ただ、途中で弁護士のアニーが突然現われ、聴取はうまくいかなかった。次にまた男の声で通報。今度はレイプの前科のあるトムリンが殺されていた。今回は前ほどうまくいかなかったようだが、犯人が二人組なのはわかった。見ている者は、犯人は女性だろうと思っている。被害者の女性達のまわりには、復讐を買って出てくれるような男の家族もボーイフレンドも見当たらない。それに今はボイスチェンジャーでいくらでも声は変えられる。第一アニーの突然の登場は不自然だ。リンジーもジョーも女性だけに、報復と正義の行使のはざまで心が揺れ動く。何をしたって被害者達の心に完全に寄り添うことはできない。さて、911への通報はやはり女性のものだった。911へのレイプ被害の通報は全部保存されているから、一致する声紋を選ぶ。まあこれは機械がやってくれるから楽だけど、なかったら・・指紋の照合以上に大変かも。で、声の持ち主はヘザーとわかった。偶然クラークに気づいたのはケイト。行動を起こしたのがヘザーとアニー。アニーは以前国選弁護人だったが、トムリンを軽い刑にせざるをえなかった苦い経験があった。彼女達にとって、レイプ魔の始末は正義。つかまえたって軽い刑、ひどい時には無罪釈放。被害者にとっては一生ついて回る重い苦しみなのに。だから自分達で復讐してやった。
CSI:NY7の16 ジェーン・ドゥは見た
今回はあんまりよくわからない。最初男性が拘束され、目隠しされ・・いかにもこれから始末される哀れな犠牲者ふう。拉致したのは男女のカップル。男性に銃を突きつけ・・でも殺さず、「深入りするな」とか言って解放。置き去りにされた男性は何とかいましめを解き、目隠しを取り・・あらら、マックだわ。で、48時間前に戻る。このように、つかみはOKだったんだけど。路地裏で女性の死体が見つかる。見たところヘロインの過剰摂取による中毒死だが、マックは彼女に見覚えがあった。最初に会ったのは一年前。朝のジョギング中のマックに近づいてきて、何やら取りとめのないことを話したのだ。その後も何度か会って話したようで。彼女テッサは殺人を目撃したらしい。神経を病んでいてなかなか筋の通った話ができなかったが、ヤク中には見えない。シドも彼女は麻薬の常習者ではないと。注射のあとも、命を奪った今回の分だけ。マックも、左利きの彼女が左腕に打っているのはおかしいと。これは偽装殺人だと。彼女は法律事務所に勤めていたが、欠勤や挙動不審でクビになったらしい。それも殺人を目撃したせいだろう。彼女が住んでいるのは廃業したデパートか。両隣のビルも廃墟らしい。ニューヨークのような都会でもこんな建物が放置されているのか。何となく「吐きだめのヒーロー」思い出す。こういういい物件には(←?)テッサ以外のホームレスも住んでいそうだが。ねぐらにしている場所の壁には男性の写真や新聞の切り抜きがびっしり。それ以外にも仮面とか。で、上にも書いたようによくわからないんだけど、ヴォナークラブというのがあって、支配人キースの話では2月の何日かにマルディグラがあって、それとは別にVIPルームでも何かやっていたと。シドによると、一年前のその日に身元不明の女性の絞殺死体が見つかったと。で、この女性は高級娼婦で、VIPルームにいたが、コカイン中毒で発作を起こしたと。で、あわてたトンチキが絞殺し、遺体を部屋から運び出すところを、テッサが運悪く目撃してしまったと。で、今回彼女を始末したわけだが、マックを拉致して脅すなんて余計なことをしたもんだ。かえって手がかりを与えたようなもの。ところでテッサを始末したのは誰?ピーター?それとも相棒の女性?
CSI:NY7の17 優等生の秘密
アーチフォード学園は私立の名門校。親は裕福なのが多い。生徒のほとんどはろくでなしだが、たぶんみんな生まれつき頭がいいのだろう。真面目に勉強しなくてもいい大学に受かる。卒業生総代と思われているオリヴィアが殺される。ちょうどアンドルーズが親やその子供に校内を見せて回ってる時に。子供達はすかさずスマホをかざして写真をとり、友人にメールを送る。何てこった。オリヴィアは女子トイレのシンクに頭をぶつけられたようだ。便器の一つには靴跡が。後でそれはエイミーといういじめられてばかりの女生徒のものとわかる。彼女は他の生徒とは違っている。まわりに受け入れてもらえない、要するにどんくさいタイプ。便器に靴跡がついていたのは、彼女の悪口を言い合うチアガール達から隠れていたため。しかしチアガール達は、エイミーが隠れていると知ってて悪口言ってたようで。何てこった。オリヴィアの膝にはカビによる湿疹ができていた。どうやら死ぬ前図書室にいたようで。図書室の奥ではベンがベッキーと素人ポルノを撮影中。オリヴィアはそれを目撃したのだ。ベッキーによるとリスクを冒すのがいいのだそうで。何てこった。こういうのが後年後悔の元となる場合もあるけど・・DVDとして残るから・・今現在はそんなこと考えないのだな。撮影を知られて殺したのではと疑われたベンだが、彼が言うにはオリヴィアの方から出演したいと言ってきたのだそうで、これまた何てこった。一方彼女の所持品のペットボトルのラベルが、カンニングペーパーになっていたことがわかる。アダムによると、教師のパソコンに侵入するのは簡単なことらしい。オリヴィアは最近成績が落ちてきていたようで、自分に恋しているアレンを利用して作らせたのだ。そのアレンにずっと前から心を寄せていたのがエイミー。私の大事なアレンを利用するなんて・・。ジョーやマックにとっては気の重くなる事件だ。いじめやカンニング、ポルノ撮影・・どれも今が楽しければいい、得になればいいという気持ちが先に立ち、将来のことを考えない。マックが言うように「教訓は卒業しないと学べない」・・つまり何年もたって大人になって初めて気づくのだ。逮捕されたエイミーを、これまた生徒達はスマホをかざして撮影する。何てこった。
CSI:NY7の18 アイデンティティ
混雑する地下鉄の構内。杖をつき、古ぼけた葉巻の箱を大事そうに抱えた老人。列車の中で彼に目を止めたのがジェイソン。箱の中に何か金目のものでも・・と奪おうとするチンピラか?いや、そうでもなさそうだ。何やらもみ合って、老人が倒れて血を流し・・。騒ぎの直前、老人に席を譲ったのがエリー。ジョーの養女だ。学校にいるはずのエリーがなぜここに?と、ジョーはいぶかり、問いつめて白状させる。どうやらエリーは実の母に会いに行こうとしたようで。実はジョーは母親が刑務所にいること、逮捕したのが自分であることを隠していたようで。さて、老人は・・実は男でも老人でもなく、若い女性だった。精巧なマスクで変装していたのだ。夫のハーヴィンは、妻ルネの死が信じられない。ルネはフライトアテンダントのはず。現に今朝空港まで送って行った。調べたところ、本当のルネは12年前に死亡。じゃあこの女性は誰?結婚するにしても、アメリカではあまり相手の背景は気にしないのかな。お互い愛し合っていればオーケーとか。身内はいない、天涯孤独と言われればそのまま信じちゃうとか。今回ジョーの元夫ラスが出てくる。彼はFBI捜査官。別にジョーとは憎み合って別れたわけではないようで。たぶんジョーは何かあると全部自分で抱え込んじゃって、まわりの助け拒むんだろう。夫の助けすら拒み、暴走するんだろう。それでいて心にあいた穴を埋めるために、エリーを養女にする。さて、ラスが言うにはクインシーという詐欺師がいて、最近亡くなったが、サブリナという娘がいる。今回の被害者はそのサブリナで、ハーヴィンはたぶん次のカモだろうと。老人にだまされたという被害者はいっぱいいる。しかし今回の加害者は素顔のサブリナの方の被害者なのかも。で、浮かび上がったのがプロのダイバー、ジェイソン。このジェイソン、サブリナにだまされて5万ドルも取られたらしい。愛する彼女のピンチ救うため、貯金をはたき、弟に無理を言って金を借りたり。まあサブリナのやってたこと聞くと、殺されても仕方ないよな~って思う。こういう人は罪悪感というものがない。人をだますスリルを味わい、将来のことは考えない。ジェイソンが弟に悪いことをしたと思ってるのが気の毒で。正常な人間ならそう思うよな。ジェイソン役の人には見覚えが・・。「JUKAI-樹海-」に出ていたテイラー・キニーだ。
CSI:NY7の19 危険なメニュー
今回は何かとっちらかった印象。恋人に振り回されるホークス。やめとけ、あんな女。・・ホークスは看護師のカミーユとデート。「スムース・クリミナル」で怖い思いをした彼女は、人生に対する見方が変わり、楽しまなくちゃ損という主義に。それにホークスも巻き込む。真面目で慎重なタイプのホークスだが、惚れた弱味で、毅然とした態度が取れない。ついつい譲歩し、彼女に振り回されっぱなし。このデートもズル休みして。他にも遅刻、微量とは言え大麻の検出。さて、ニューヨークではフードトラックがブームに。そのせいでトラブルも増加。ホークス達が巻き込まれたのが、ダービーという男のトラックの爆発。プロパンガスのボンベに手作りの爆弾が仕かけられていたようで。何度も苦情申し立てていたのが、長年ホットドッグの屋台やってるゴンザレス。ルールを無視するダービーに怒りがおさまらない。彼のトラックは長蛇の列なのに、こっちは閑古鳥。しかし役所は何もしてくれない。ただ、だからと言って殺人なんてとんでもない。ボランティアにも熱心な善人ゴンザレスには、確固としたアリバイがある。ダービーにレシピを盗まれたと怒っているのが、レストランのシェフ、ラングレー。ダービーに暴行したのは認めたが、殺人は否定。トラックの権利を半分持っているのがガス。他にも数台持っていて、屋台を装って売春の斡旋をしている。ダービーは食べ物だけでやっていきたいと言い出したが、ガスは許さない。そんな中、ボンベについた指紋から浮かび上がったのは・・。こういうお客さん相手の商売も、ライバルが多いと大変。真面目にやってる者が苦労し、ルールを無視した者が一人勝ち。そのうちがまんできなくなった者が・・飲食だけならともかく、売春なんて許せない・・と、行動を起こす。何で売春のこと警察に通報しないのかね。そうすりゃダービーだって店は出せなくなるはず。さて、またカミーユのことに戻るけど、夜、ホークスのアパートへ押しかけてくる。仕事でくたくたのホークスが断ると、カミーユはするりとコートを下に。何と下には何も着ていない。エレベーターの音であわてるホークス。こんなところ隣人に見られたら大変・・と、カミーユを部屋の中へ。まんまとカミーユの術中にはまる。このシーン見て、「恐怖のメロディ」思い出した。
CSI:NY7の20 絡み合う糸
冒頭はフィルムの逆回しやってる。何かやらなきゃ気がすまないんだろう。バーで出会ったマーティンとパトリシア。出会ったその日に・・。相手の素性もわからないのに、危険だと思わないのかねえ。腐乱し始めたパトリシアの死体が見つかったのは公園。八ヶ月前メイシーという女性が殺されたが、手口が同じだ。見ている我々にはパトリシアがマーティンと一緒にいたことはわかってる。靴跡と彼女の爪の間にあった塗料からマーティンが割り出されるわけだが、それじゃあストレートすぎる。ひとひねりして見ている者を惑わせてやれというので、NYPDが踏み込む前にマーティンの部屋を調べた者がいる・・となる。また、マーティンの部屋にメイシーの血痕があるのはいいとして、誰のかわからない毛髪も。他にも被害者がいるのか。部屋を調べたのは元警官で、今は探偵のマーク。それも免職になったことにして、うさんくささをプラス。マークが言うには、マリーノの妻クリスティーナを捜していたと。そのうちなぜかマーティンは飛び降り自殺騒ぎを起こすが、本気じゃないと見抜いたジョーは、説得してやめさせる。マーティンはメイシー、パトリシア殺しは認めたものの、クリスティーナは殺していないと。となれば怪しいのはマリーノだ。マックとドンは死体が見つかったとウソを言い、マリーノの自白を引き出す。これとは別に、マックは別の事件に。今回は何とピーター・フォンダとクリフトン・コリンズ・ジュニアがゲスト出演。フォンダは、パトロール警官だった頃のマックの指導警官ビル。通称ワイルド・ビル・ハント。パトリシアの死体が見つかった時のマックは、事件続きで家にも帰れず疲労の極致にあったので、ジョーが強引に帰宅させる。ドンが一緒で、二人で朝食をとるためダイナーへ寄るが、その時財布を盗まれてしまう。後で届けにきたのがハリス(コリンズ・ジュニア)。マックならダイナーで見たとたんハリスだと思い出すはずだが・・それくらい記憶力いいはずだが、今回は気づかなかったようで。ハリスは麻薬や銃の不法所持で17年の刑を食らい、出所してきたばかり。彼をぶち込んだのがマックとビル。逮捕は手順通りで問題ないとビルは言う。しかしハリスは何らかの理由でマック達を恨み、何かを企んでいるのだ。
CSI:NY7の21 17年目の真実
マックのオフィスが向かいのビルから狙い撃ちされ、負傷者が出る。オフィスやそのまわりはガラスの破片が飛び散り、メチャメチャに。ビルもニセメールで呼び出されており、ケガをする。ビルは自分を尾行しているハリスを逆に痛めつけ、脅していた。どうも彼は腕ずくで物事に対処するタイプのようだ。組んでいた頃のマックはそのやり方になじめなかったようで。銃撃に使われていた弾などから、銃は以前ハリスが潜んでいた部屋に隠してあったのでは・・となり、そこへ行くと、中にいた者が撃ってきた。応戦の末相手は死亡。ハリスではなく、トレヴァーという犯罪者。ハリスとの接点はなく、この部屋を借りていたのは偶然。死者が出たせいでセイヤーが内部調査に来るが、ここらへんは時間稼ぎっぽい。彼女がマックに、ハリスに近づくなと言うのは意味不明。さて、アパートの部屋を改めてよく調べてみると、カーペットの下に女性の血があった。ハリスが動き回っている理由も、単純に逮捕されたのを恨んでというわけでもなさそう。何か正義ではないことが行なわれたのだ。マックがそんなことするわけないから、ビルがやったのだ。そのうち、麻薬の売人でハリスのボスでもあったスノー・キングの腐乱死体が見つかる。話をまとめると、ハリスをつかまえた時、そばに大金の入ったバッグがあった。マックがハリスを連れていき、一人になったビルは誘惑に負け、金の半分を部屋に隠す。バッグを警察の保管庫へ持って行ったのはマック。金が少なくなっているのがバレた時、マックに疑いがかかるように。しばらくしてビルは金を取りに来るが、偶然帰ってきたミランダに見つかり、殺してしまう。それが、あの血。ビルはハリスがミランダと婚約中なのは知らなかった。一方愛する人を失ったハリスは、スノー・キングの仕業と思い込む。出所後まずやったのが、スノー・キングをベッドに縛りつけて衰弱死させること。しかし、自分が間違っていたことに気づく。それでビルやマックを狙い始めたのだ。ビルも金を手に入れた後はどこか遠くへ姿くらましちゃえばよかったのに。すべてはビルから始まったこの事件。彼もハリスも死んでオワリ。フォンダは「木洩れ日の中で」の頃とほとんど変わっていない。相棒の知らないうちに金をネコババというのは、「木洩れ日の中で」のジミーと同じだ。
CSI:NY7の22 最後の未解決事件