ウォー・ゲーム

ウォー・ゲーム

WOWOWで見た。マシュー・ブロドリックはいくつになるのだろう。1962年生まれ?意外と年くってるのね。この映画の頃は誰かに似ている・・そう、キムタクにそっくりだ。今のマシューは似てないのに。高校生デヴィッド(ブロドリック)は、パソコン三昧の毎日。ゲームにのめり込み、部屋にはずらっと機器が並ぶ。学校の成績は悪いが気にしない。校長のパソコンに侵入し、評価を書き換えてそれでオッケー。まだ発売されていないゲームを盗んだり、飛行機の切符予約したり、やりたい放題。罪の意識は全くない。誰にも迷惑かけてないし、もしばれても18歳未満だから重い刑にはならない。のほほんとしている彼を見て思う・・真面目に勉強している者はバカを見るのか。真面目に働いている者はバカを見るのか。この世はうまくやった者勝ちなのか。いいやそんなことはないはずだ。デヴィッドはクラスメートのジェニファー(アリー・シーディ)と仲良くなる。自分の成績をごまかすついでに、彼女のも書き換えてあげよう。でも彼女は怒る。彼は仕方なく元のFに戻すが、なぜ彼女がいやがるのか理解できない。気づかれないようまたA評価に戻す。ジェニファーは偉い。不正はいやなのだ。しかし後になって気が変わる。やっぱり書き換えてよ、あらAにしてくれたの、ありがと。ああ、やっぱり彼女も同じ穴のむじなか。何かがっくりだな。こんな連中に感情移入できるかっての。ゲームをやり始めたデヴィッドだが、それが本物の核戦争プログラムだったことから、米ソは第三次世界大戦の危機に。システムは警報を鳴らすが、それらは全部コンピューターの作り出したニセの状況。将軍達は多くの情報を手に入れるが、自分の目では何も確認していない。ソ連(当時)のミサイルが飛んでいるところは誰も見ていない。そりゃ見えた時点で自分達の負けなんだけど、見えていないものでパニくって核戦争やられたんじゃ迷惑だ。例によって問題引き起こした当人がラストでは救世主になるけど、結果オーライ、今までのことはこれでチャラね・・なんてことのないよう願いますぜ。でないとまた絶対やる。とにかく地球滅ぼすような兵器持ってること自体間違ってる・・と思ってしまう私には、こういうストーリーは楽しめませんな。他にダブニー・コールマンが出ている。もっと憎まれ役かと思ったらそうでもなくて・・やや中途はんぱ。