ブロンド・ライフ

ブロンド・ライフ

シアトルのローカル局のレポーター、レイニー(アンジェリーナ・ジョリー)に、ニューヨークのネットワーク局栄転のチャンスがめぐってくる。ところが、ホームレスの自称預言者ジャック(トニー・シャルーブ)を取材中、来週木曜日に死ぬと言われてしまう。最初はカメラマン、ピート(エドワード・バーンズ)の仕組んだヤラセと思い込んで怒ったレイニーだが・・。最初に見たのはWOWOWで、もうかなり前。その後ノベライズを読んだ。映画の印象は、まずアンジーの似合わなさすぎるブロンド。全編にわたって気になる。次がクライマックスで、何がどうなったのかはっきりしない。いつの間にかケガをし、予言通り死ぬのかと思ったらなぜか元気になっていて。バーンズはステキだった。まだ若いし、顔も細い。今回は見るのは二度目だから慣れたのか、ふわふわのブロンドもかわいく思える。クライマックスもノベライズを読んだから流れがわかる。刑事達が逮捕しようとして銃を奪われ、その流れ弾に当たったのね。さすがニューヨーク。内容はありきたり。太ってメガネをかけたイケてない少女が、仕事も美しさも恋愛も完璧を目指し、奮闘する。レポーターとして少しは名も売れたし、ジムに通って美しさを保ち、マリナーズの強打者カル(クリスチャン・ケイン)と婚約中。何もかもうまくいってたのにジャックの一言で人生が変わり始める。父との関係、姉との関係を見直し、カルと別れてピートに接近。反発し合っていたのに結ばれ、でもニューヨーク行きが決まって別れる。あちらでの最初の仕事は大物ジャーナリスト、デボラ(ストッカード・チャニング)のインタビュー。用意した質問にしか答えないとクギをさされていたけど、突撃インタビューを試みる。デボラの涙ながらの告白は視聴者を感動させ、レイニー株は急上昇。しかし彼女はシアトルへ戻ることにする。怒りを演技にすり替え、視聴者を感動させてしまうデボラのしたたかさ。氷のように冷たく、わがままで、裏表がある。レイニーはこのまま行けば彼女みたいになる。その前にデボラはどんな手段を使ってでもレイニーをつぶしにかかるだろうけど。レイニーにはそれがわかったんだと思う。チャニングはエリザベス・テイラーに似て見えたな。この映画で一番強烈な印象残したのは彼女。レイニーのボス役で「メンタリスト」のグレゴリー・イッツェンが出ていた。