ガリレオ第1シーズン
ガリレオ第1章燃える
金属加工の時田製作所で働く金森(唐沢寿明氏)は、夜まわりが静かになると盲人のための朗読をテープに録音する。しかし今夜も暴走族が四人ほどアパートの前で騒ぎ始めた。これでは録音どころではない。住民の抗議などどこ吹く風、花火を持ち出しいっそう騒ぎ始めたが、そのうちの一人山下の髪がいきなり燃え上がる。呆然とする仲間の前で死亡。内海(柴咲コウさん)は新米で、草薙(北村一輝氏)は本庁に栄転。あら、すれ違い?草薙が栄転するのは手柄を立てたからだが、彼が言うには湯川(福山雅治氏)のおかげだと。今回の事件は花火が原因の事故とされたが、内海は納得していない。早速帝都大学の湯川を訪ねるが、もちろん相手にされない。しかし人体がいきなり発火と聞いて興味を持つ。犯人は最初からわかっているし、どういう方法を取ったかも途中で明らかに。金森に罠を仕かけ、現行犯逮捕。でも興味深いのはその後。湯川は学生達に手伝わせ、実験を重ねるが成功したのは43回目。と言うことは金森も同じくらい失敗を重ねているということ。その執念、強い殺意。金森はゴミを発火させ脅かすつもりだったと供述していたが、それがウソであることが明らかに。もっとも金森の本当の顔が暴かれたからと言って、山下達に同情できるかと言えば・・そんなことはありえませんて。金森が何回失敗したのか不明だが、それと同じか、それ以上の回数山下達はまわりの迷惑おかまいなしに騒いでいたわけで。死のレーザー光線引きつけたのはアンタら自身ですぜ。
ガリレオ第2章離脱(ぬけ)る
カレンダーには2007年とある。だいぶ前だな。上村はライターか。8歳の息子忠広が熱を出したため、仕事を休んでいる。母親がいないが、原作によると離婚したらしい。見舞いに来たのが焼き肉屋をやっている竹田(虻川美穂子さん)。忠広は体がフワッと浮き上がって窓から抜け出したと言い出す。川の向こうに赤い車が見えたので絵も描いた。四週間後、長塚という女性の腐乱死体が見つかる。容疑者として栗田が聴取されるが、彼は自分の車で仮眠を取っていたと主張。忠広の見た車が当てはまるが、幽体離脱じゃ警察は取り合わない。おまけに車がとまっていた場所と、上村のマンションの間には工場があり、窓から車は見えない。たとえ工場の二つの扉が開け放してあっても、高さの関係で見えない。湯川は幽体離脱などありえないと思っている。体がフワッと浮き上がった気がしたのは熱のせいだろうが、赤い車が見えたのなら、その理由はどこかにあるはず。困ったことに上村は本当に超常現象が起きたと盛んに取材に応じ始めた。そうなると忠広も父親の期待を裏切るわけにもいかず・・。それに赤い車が見えたのはウソじゃない。結局湯川は謎を解明し、栗田の疑いは晴れたが、上村はどうするのかね。あれだけ騒いでおいて。まあ湯川には関係ないことだが。忠広と見つめ合ったせいで、彼はじんましんが出る。忠広を気の毒に思っている証拠?運の悪い栗田役は石井正則氏。聴取担当の弓削は思い込みで暴走するタイプ。こんなのに当たったらひどい目にあう。忠広役今井悠貴君は大きな目をしていてかわいい。忠広は竹田になついていて、竹田も上村父子に好意を持っているが、一緒になるには上村はもう少し大人にならないとね。離婚した理由は不明だが、何となく彼の強情な性格のせいのように思えた。
ガリレオ第3章騒霊(さわ)ぐ
弥生の夫神崎直樹がいなくなって一週間たつ。弥生の態度が悪いので内海は腹を立てる。トラブルを自分に押しつけた湯川にも。でもいつも湯川にトラブル持ち込むのは自分だし・・。直樹は介護用品の会社に勤めている。老人ホームの入居者の評判はすこぶるいい。あんなにいい人はいないと弥生は信じている。彼は老人ホームの後、高野ヒデという老女の家を訪れたはずだ。行ってみると葬式をやっている。夫がいなくなった日にヒデも心筋梗塞で亡くなったらしい。応対に出た甥の昌明は弥生を追い返す。弥生は高野の家を見張ることにする。家にいるのは甥夫婦とその友人夫婦の四人だが、なぜか毎晩8時になると出かけていく。帰ってくるのは9時。無人のはずの家からは何だか音がする。もしかして夫が監禁されているのでは。警察に訴えても何もしてくれない。こんなにも熱心に捜し回るのは彼女が妊娠しているからでもある。四人が家を出た後、弥生と内海は家に忍び込む。そこらじゅうにお札が貼ってあるし、家を出る四人の中には数珠を握りしめている者も。そのうち家が地震のように揺れたので二人はびっくりして逃げ出す。ポルターガイスト現象だ!湯川はこれに興味を持ったのか調査に加わる。まずは家の構造や建っている位置。役所に行けば古い地図が手に入る。内海の聞き込みで昌明には借金があったことがわかる。友人夫婦というのは実は取り立て屋。ヒデの遺産を捜すため、家に居座っているのだ。怪現象が起き始めたのはヒデが亡くなってから。病死のヒデは普通に葬式をし、埋葬されたはず。家に何か変化があったとしたら・・と言うわけで直樹の生存はこの時点で絶望的。内海は悲しい結末に落ち込むが、湯川はさりげなく慰める。弥生役は広末涼子さん、昌明役は甲本雅裕氏。
ガリレオ第4章壊死(くさ)る
女子大生が自宅のプールで死んでいるのが見つかる。心臓マヒを起こしたようだが、内海は死体の左胸にあるアザが気になる。弓削は事件性はないと決めつけ、したがって内海は一人で調べ回ることに。湯川は四ッ谷工科大学で講演をした際、大学院生の田上に声をかけられる。湯川は彼の論文を読んでおり、有望な人材と思っていたのだが・・。話をしてみると彼は認められたい、金が欲しい、誰も想像しない兵器を考えたいなどと野心を隠さず、誠実であろうとする湯川とは真逆のタイプなのがわかる。内海あたりは外見の爽やかさや、人あたりのよさにすっかりだまされているが、湯川は田上を疑い始める。こういう、自信家で善悪の基準がおかしくなっている秀才は、隠し事が苦手。自慢したくて仕方がない。田上役は香取慎吾氏。悪役見るのは初めてかな。途中でシャワーシーンがあってビックリするけど、何の意味があるのかな。殺人の前、あるいは後の儀式というのならわかるけど。内海の行動に危機感を抱いた彼は、彼女を殺そうとする。湯川から電話がかかってきて、彼女がテーブルを離れたスキにワインに睡眠薬入れてたけど、電話がかかってこなかったらどうするつもりだったのかな。自分ではやらず、男を雇ってホテルの内海の部屋に侵入させてたけど、カードキーだけでドアは開く?ほとんどのホテルはドアチェーンとか二重三重に鍵をかけるようになってないか?あと、自分のアリバイ完璧にするために、バーでバーテンと話をするとかして印象づけておくのでは?内海は薬のせいで湯船に浸かりながら眠ってしまったため、弓削達に裸を見られたと落ち込んでいたけど、ホテルの女性スタッフに任せたから見てないよとか、そういう気配りは彼らにはなかったのかしら。田上の下心も知らず、高級ホテルの宿泊券をプレゼントされ、ディナーを楽しんでいる内海はかわいらしかったな。一人でつまんないとかそういうふうに思うのではなくて、心から楽しんでいて。
ガリレオ第5章絞殺(しめ)る
ホテルで男性の絞殺死体が見つかる。長野でペンションを経営している矢島。密室殺人と言われても興味ないだろうけど、火の玉と言われると・・その正体を突き止めたくなる湯川。火の玉を見たのは部屋の向かいにある会社の社員。窓ははめ殺しで、ドアからは矢島以外の人物は出入りしてない。すぐそばで電気の修理やってた者の証言がある。床のじゅうたんには何かの焦げあと。矢島は最近になって複数の保険に入っている。そのため妻の貴子が疑われるが、彼女にはアリバイがある。実は娘の秋穂は前日父の工房で火の玉が飛ぶのを見ていた。母親がそのことを警察に言わないのはおかしい。疑いたくないけど・・と秋穂は悩む。彼女の喘息を治すため長野へ移住したものの、ペンションの経営はおもわしくない。手っ取り早く金を手に入れるには自分が自殺して保険金を・・。でも入ってすぐじゃ下りないから、他殺に見えるようにと知恵をしぼる。やれやれそんな金もらって家族が喜ぶとでも?今回笑えたのは湯川が自分のことひねくれ者じゃなく真っ当な性格だと思い込んでいること。まわりは誰もそう思わないけどね。
第6章夢想(ゆめみ)る
ガリレオ第7章予知(し)る
菅原(塚地武雅氏)が静子(深田恭子さん)と知り合ったのは、大学の後輩峰村の紹介。資産家だが容貌はパッとしない自分がなぜ美しい静子と結婚できたのか、今でも不思議。調子に乗った彼は冬美と浮気。その冬美には結婚を迫られている。電話が来て向かいのマンションを見ると、今にも首を吊りそうなのが見えて驚愕。彼女は芝居のつもりだったようだが、本当に死んでしまった。どうやら峰村が絡んでいるらしい。結局菅原は莫大な慰謝料を払って離婚。マンションの権利も取られた。半年後、栗林(渡辺いっけい氏)は何やら興奮している。いつもなら湯川が事件に首を突っ込むのを苦々しく思っているが、内海まで呼び出している。どうやら栗林は菅原の前では湯川のような名探偵気取っているらしい。あわよくば解決方法聞き出していい顔するつもりが当の菅原が姿を現わし・・。栗林は裏ではこんなことしてるのかいな。菅原が離婚した時にはざまあ見ろと思ったそうで、まあその気持ちはわかる。湯川にもコンプレックス感じているし。それはともかく菅原はあの件の一週間前、女性が首を吊ろうとしているのを見たらしい。栗林は菅原が自殺を予知したのだと思っている。その時は途中で電気が消えてしまったし、女性が冬美だったかどうかもはっきりしない。菅原は自分の過ちを悔いているが、湯川の興味は電気が消えたこと。彼にとっては浮気も離婚もどうでもいいのだ。もしかしたら自殺もどうでもいいのかも。彼が動き回るのは謎を解くため。失恋して自殺するならそれまでだし、美人の静子に心を動かされることも全くなし。今回内海は男どもの生態・・浮気をし、妻に隠れてAVを見る・・にうんざりする。湯川にも・・関係ないことはペラペラしゃべるくせに肝腎のことはなかなか話さない・・うんざりする。それでいてジムでスパーリングをする湯川のかっこよさにうっとりする。ここが何ともかわいい。さて、菅原を追い出した後、マンションに一人で住む静子。部屋には余計なものもなく、すっきり広々としている。彼女は働いていないのか。彼女は金に強い執着心がある。菅原と結婚したのも財産目当て。首尾よく莫大な慰謝料をせしめたが、峰村が湯川達の動きを不安がり出した。こりゃまずいとあっさり始末。原作だと静子と峰村は不倫の仲だが、こちらでは金で結びついているだけらしい。金に困っている峰村を引き込み、常に主導権を握っている。菅原が復縁を願い出てもはなも引っかけないが、あと一月の命、遺産は全部残すと言われ・・罠に引っかかる。
ガリレオ第8章霊視(みえ)る
コタツでうたたねしていた千晶(釈由美子さん)。ふと目を覚ますと窓の外に黄色いコートが見えた。姉の美鈴だ。でも窓を開けて外を見たら誰もいない。その頃美鈴の刺殺死体を警備員が見つけていた。その直前不審な男が逃げている。美鈴は料理教室をやっていて、そのビルと自宅では30キロ離れている。姉が現われてから死体が発見されるまで約10分。不審な男は窓から逃げようとして転落死。美鈴は警察にストーカー被害の届けを出しており、犯罪を未然に防げなかった警察は謝罪し、犯人死亡で手っ取り早くけりをつけたい。姉を見たなどという千晶の証言は無視されるが、内海は湯川に相談を持ちかける。湯川が興味を持ったのは10分で30キロを移動できるかどうか。テレポートでもしない限り無理。監察医城ノ内(真矢みきさん)によると致命傷になったのはふた突きで、あとの268ヶ所は死後つけられたもの。死んだ小杉は無職で引きこもり状態。情報は少ない。季節は冬で、当然暖房器具をつける。すると結露が生じる。千晶が窓の外の人影を見て姉だと思ったのは黄色いコートのせい。実際は結露で顔ははっきり見てないのだが、先入観があるので姉だと思い込んでしまった。なるほど、結露ねえ・・。関係ないけどすごい結露だな、雑巾持って駆けつけたくなっちゃった。あのままじゃカビが生えるよ!湯川は科学的な説明がついて満足したのかしら。それともテレポーテーションじゃなかったのでがっかりしたのかしら。
ガリレオ最終章爆ぜる前編、最終章爆ぜる後編
「聖女の救済」を見てからこれを見ると、歳月を感じるわけよ。たぶん六年ほど間があいてるんだと思うけど福山氏の違いに。髪の長さがちょっと違うのは別として、お肌の感じが違う。「聖女」ではちょっとアブラが浮いてて、あぶらとり紙を!洗顔を!と思ってしまう。でもこちらではスッキリしてる。今頃気づいたのかよ・・と言われそうですが。栃木の龍仁湖で謎の大爆発。ボートに乗っていた男性は肉片になってしまい、なかなか身元がわからない。そのうちKSメディカルエンジニアリングの営業、梅里と判明。大田区のゴミの不法投棄場所になっている池から見つかったのが、同じ会社の藤川の遺体。会社を作った木島は元帝都大学の教授で、湯川は一時彼のチームにいたことがある。ところが彼の研究姿勢に湯川は疑問や危惧をいだき始める。木島を告発したのは湯川だと思われているが実際は違う。しかし木島は今でも湯川だと思っているようで。会社は表向きは医療機器の開発を装っている。しかし梅里と藤川両方が放射線被曝をしていたため、湯川は小型核爆弾の製造を疑う。もちろん二人が殺された日には木島は海外にいてアリバイは完璧。そのうち木島の秘書穂積が木島をかばって自殺したりする。クライマックスは東京の半分を吹き飛ばすという爆弾の解除。しかも内海が拘束されていて。湯川はあわてもせず逃げもせずたんたんと作業に取り組む。命の危険にさらされることはあまりない湯川だけど、こういうピンチの時も冷静でいつも通りなんだなとわかる。死ぬかもしれないって時にごく普通に一緒にいてくれる・・ありがたくも心強い存在。木島役は久米宏氏、穂積役は本上まなみさん。
第2シーズン
幻惑(まどわ)す
指標(しめ)す
心聴(きこえ)る
ガリレオ第4章曲球(まが)る
柳田(田辺誠一氏)は戦力外通告・・つまり球団をクビになってしまったが、まだあきらめきれないでいる。練習パートナーの宗田(古田敦也氏)は湯川の論文を読み、何とか復活の手がかりはつかめないかと協力を頼んでくる。湯川の場合野球ではなくバドミントンを取り上げたのだが、科学的手法で成果が出るなら・・自分の論文の正しさが実証できるのなら。もちろん柳田は科学にそんな力があるとは思っていない。落ち目になってからは妻の妙子ともうまくいっていない。よそ行きの格好で出かけるのは浮気しているのだと思っている。彼女も否定しないし。彼女は家を出、実家へ。納屋にしまい込んだストーブから出火し、一酸化炭素中毒で死んでしまう。岸谷は放火を疑うが、柳田は湯川達と一緒にいたからアリバイは完璧。となると怪しいのは浮気相手。車の中にはプレゼントらしい置き時計があったが、リボンがほどけているところをみると、渡したけど受け取ってもらえなかったように見える。湯川には浮気相手などどうでもいい。まずストーブを調べ、次に現場である実家へ。次に周辺を回ると、誰もいないのに建物の自動ドアが開閉していて。その他いろいろ調べ、違法電波による不運な事故・・ということになる。もちろん原因がわかっても柳田の気分は晴れない。浮気相手のことが気になる。そうなると湯川もほうっておけない。彼の見るところ、柳田は肉体的には全盛期と同じ状態。あとはメンタルの方。つまり湯川が柳田の世話を焼くのは、このままでは自分の実験の正しさが立証できないから。立証するためなら浮気相手も捜す。もちろん妙子は浮気なんぞしていない。日本の球団がだめなら台湾のリーグで活動できないかと、密かに動き回っていたのだ。そうだったのかと後悔する柳田。もちろん彼は日本の球団で再び・・となる。これで湯川も一安心。田辺氏は身長はいいけどやや上半身が細いかな。プロ野球の投手ならもうちょっと肩とか腕に筋肉がついてるんじゃないの?
ガリレオ第5章念波(おく)る
若菜と春菜は双子の姉妹。妹の春菜は長野で信金に勤め、姉の若菜はビジネスコンサルタントの磯谷と結婚して東京へ。アンティークショップをやっている。ある夜若菜は何者かに頭をハンマーで殴られる。セミナーに出ていた磯谷は異変を感じた春菜の要請で帰宅し、若菜を発見。一命は取りとめたものの、昏睡状態が続く。春菜が言うには姉との間にはテレパシーのようなものが存在し、胸騒ぎの他に頭の痛みも感じたとか。おまけに犯人らしき男の顔も見えたと言う。岸谷が持ち込んだ話に興味を示さなかった湯川だが、犯人の顔うんぬんには興味を引かれる。果たして双子の間にテレパシーは存在するのか。岸谷はそのうち湯川に相談を持ちかけたことを後悔し始める。湯川はいったんやり出すととことんまでやるのだ。今回実証実験を延々と見せられるが、こういう事件が起きた場合まず疑われるのは夫。磯谷にはアリバイがあるが、誰かにやらせることもできる。彼の身辺を探れば、妻にかけられた保険金、妻の店は繁盛しているのに自分の仕事はうまくいっていないこと、浮気をしていること、離婚話が出ていたことなどが浮かび上がるはずで。こっちの実験の描写が延々と続くのは変。もっとも湯川は実験にしか興味ないからそうなるんだけど。あとは春菜を囮にして実行犯をおびき寄せ・・。春菜・若菜役は桐谷美鈴さん、磯谷役は桐谷健太氏。で、双子の間のテレパシーだけど、いくら湯川でもたぶん実証は無理。自分の研究やめてこっちに専念するくらいでないと無理。
ガリレオ第6章密室(とじ)る
東野圭吾氏の訃報にはびっくりしたな。まだ若いのに。これからもたくさん書けたのにねえ。・・岸谷は山梨のペンションにいる。加奈子や愛とは初対面だ。山ガールで集まって登山をということらしい。最初に着いたのは岸谷で、次に着いた篠田は疲れているらしく自分の部屋で寝ることに。最後に来たのがこれを企画した野木で、彼女と篠田はNTC製作所の研究仲間。夕食の時間になっても篠田は起きてこない。部屋には鍵がかかっている。窓の方から呼んでみようということになって、野木が誰か一緒に来てくれと言うので岸谷も同行する。窓の鍵は閉まっていたが、どうも野木のそぶりに不自然なところがある。その頃には篠田は川で死体になっている。自殺ということになったが、岸谷は野木を怪しむ。一番最初に入浴したのは野木だが、お湯に浸かっていないのに浸かったとウソをついた。二番目に入った岸谷は腕などにつく気泡から、彼女のウソを見抜く。例によって湯川は最初は興味を示さない。わざわざペンションまで同行したのは密室殺人に興味を引かれたからか、野木が美人だからか。ペンションで泊まれるのは一室だけ。しかもセミダブルというので岸谷は大いにあわてるが、湯川はそんなことより野木が入浴と称してみんなの前から姿を消していた20分の間に篠田を殺せるか、早速実験だ。ペンションから篠田を誘い出し、吊り橋まで行って突き落とし、戻ってくるのはどんなに急いでも無理。それがわかると湯川はさっさと近くにある友人の別荘へ。岸谷のことは女として見てないそうだから、平気で泊まるのかと思ったけど違いました。やっぱりいやなのかしらね。次に野木の研究室へ。湯川は女のカンも刑事のカンも非論理的と問題にしない。人間観察・・入浴の件でウソをついたことを言われ、野木が少々うろたえた・・にも興味がないようだ。計算して数値が出るものしか興味ないのかな。美人には顔の造作に一定の比率・・黄金率があるから惹かれるが、カワイイというような感情に左右されるものには興味ないようで。篠田は単純に野田を上司として慕っていたけど、追い上げられ、追い抜かれる方の野木はストレスがたまるばかり。彼女がいなくなれば楽になると殺したけど、実際は逆だった。ますます苦しくなるばかり。で、あっさり自白。湯川がこういう野木の心理とは無縁なのは間違いない。野木役は夏川結衣さん、篠田役は遊井亮子さん。
ガリレオ第7章偽装(よそお)う
今回は終わりの方であれ?となる。烏天狗は?ミイラは?白骨死体は?みんなどこかに吹っ飛んじゃったぞ。雨の中、タイヤ交換している栗林。ゼミの学生みさきと湯川は車の中。栗林は性分なんだろうな。いいです、いいです、自分がやりますから先生は中に・・とか言っちゃうんだろうなあ。そこへ赤い車。親切に傘を貸してくれた。湯川は栗林に傘を差しかけてやる。その後ミイラだの何だのがあるが、殺人事件が起きて話はそっちの方へ。雨で土砂崩れが起きて道路が・・というのもお約束。みさきと警察官の合田、傘を貸してくれた結衣の三人は幼なじみ。殺されたのは結衣の両親・・と言っても太一は実の父ではなく養父。大金持ちだが嫌われ者。借金に苦しむ子連れの啓子と結婚したのは、少しでも評判よくしようと思ったからか。結衣は虐待され、啓子が頼んでも離婚には応じず・・。合田が内情を延々としゃべっても湯川には全く興味がない。個人的な感情は判断を誤らせる・・確かにそうだ。湯川は太一が腰掛けていたロッキングチェアーに興味がある。でも思ったより早く道が通じて、本署から鑑識が来るのならもう自分には用がないと帰ろうとする。ただ、気が変わって結衣の偽装工作を暴く。彼が暴かなくても鑑識が見破るだろうが。結局太一は啓子を絞め殺し、自分は散弾銃で自殺。最後まで自分勝手な太一のせいで結衣は一人ぼっちに。おまけに太一とは養子縁組をしていないせいで・・啓子、太一の順で死んだとなると彼女には財産相続ゼロ。太一、啓子の順なら・・と偽装したわけだ。でも太一が自殺したのは事業が不振だからでしょ?たぶん莫大な借金があって、家も抵当に入っていると思うよ。太一と他人でよかったのよ。今回栗林はかなり騒いでいたな。湯川に代講頼まれて、女子学生で超満員の教室で・・と舞い上がっているのが笑えた。もちろん変更を知った女子学生は一人も出て来ず、男子学生が三人というオチ。結衣役は「DEATH NOTE」に出ていた香椎由宇さん、合田役渡部豪太氏は見覚えがある。調べてみたら「ふるカフェ系 ハルさんの休日」に出ていた人。
ガリレオ第8章演技(えんじ)る
舞台演出家の駒田が殺される。発見したのは劇団員の敦子と、衣装係の由美子。マンションの20階で、鍵は室内にあり、窓は開かない。合鍵は敦子が持っていたが、殺されたとおぼしき時刻には女性二人は4.8キロ離れたカフェにいた。敦子が駒田からの着信時刻をわざわざ言うので、見ている者ははは~んとなる。ケータイを使ったトリックは湯川がすぐさま見破るが、駒田のケータイから花火をうつした写真が見つかる。そこには月もうつっており、駒田のマンションの窓からではそういう写真は絶対にとることができない。敦子はちょうどその頃駒田を訪ねてきていたが、留守で会えなかったと言ってる。もちろんこのトリックも湯川はやすやすと見破る。彼は実際に花火を打ち上げさせて実証してみせていたが、そんなことしなくたってマンションの窓に花火の絵でも貼りつけりゃいいのでは?写真がとれることさえ実証できればいいのだから。花火ってけっこう高いのでは?しかも一発じゃなかったし。請求は岸谷に行くけど、警察は払ってくれるの?湯川は殺人事件が起きても動機などはどうでもいいと思っている。つまりなぜ敦子が駒田を殺したかは興味ない。でも見ている方はそれでは困るんですよそのまま終わられても。敦子は殺人を体験し、追いつめられていくことやこれからの裁判や刑務所での生活をその後の・・出所してからの演技に生かしたいと思っている。そういうアホな考え方が駒田と衝突したのかな?とこちらは考えるしかない。敦子役は蒼井優さん、花火師役はガッツ石松氏。
ガリレオ第9章攪乱(みだ)す
悪魔の手を名乗る犯行声明が警察と湯川に届く。人が死ぬがまわりには事故としか見えないとか、どっちが本物の天才物理学者かとか挑戦的な内容。確かに上田という窓清掃員が転落死している。湯川にとっては悪魔の手の挑戦などどうでもいいことだが、また人が死ぬかもしれないと岸谷に言われれば知らん顔もできない。次に石塚という男性が踏切で死亡。犯行声明はマスコミにも届く。実は犯人は意外と近くにいた。10年ほど前、湯川は高藤という学者の講演会で学説の欠点を指摘したことがあった。湯川はそれが相手にどのような影響を与えるかなんて気づきもしない。だから高藤のことは忘れてる。でも言われた方は覚えているのだ。高藤はプライドが高く、何でも人のせいにするタイプ。自分の人生が狂ったのは湯川のせいと恨む。妻を殺すはめになったのも湯川のせい。彼は栗林に近づき、湯川の情報を得ようとするがこれは失敗。栗林は愚痴ばっかりで役に立たないのだ。湯川は犯行予告がネットで、声明文の方は郵便で来ることから、犯行は必ずしも成功しているわけではないと推理する。つまり失敗例・・死亡に至らなかったケースもあると。あれこれあるが、湯川は犯人が音響兵器のようなものを使っていると推理。自分が囮になり、高藤をおびき出す。まあ確かに湯川のようなタイプはたくさん敵を作っているだろうな。でも彼は誰にどう思われようと気にしない。「どうぞ僕を蹴落としてください」・・なかなか言えませんぜこんなセリフ。高藤役は生瀬勝久氏。
ガリレオ最終章聖女の救済前編、最終章聖女の救済後編
三回あればかなり話も広げられたと思うけど、ほとんど削ってあったな、原作のあれこれ。義之の前の交際相手潤子の自殺。ヒロイン綾音は彼女と知り合いで、ヒ素も彼女経由で手に入れたんだけど、テレビではどうやって手に入れたかの説明はなし。現在の義之の不倫相手宏美。彼女は妊娠しており、義之の自分の遺伝子を残すという願望をかなえてくれそう。でもテレビでは不倫はなし。原作を読んでいる人は、幼児教室の晴美、あるいは義之の会社のちょっと目を引く若い女性を見て、彼女が・・と思うが、関係なし。義之の友人の弁護士も出て来ない。綾音に心を動かされる草薙も出て来ない。代わりに湯川と綾音は中学の同級生で、湯川は綾音の初恋の人という設定がくっつけられる。初恋なんてどうでもいいが・・湯川の初恋の相手は科学で、今でもその恋はずっと続いているわけだし・・中学の時の湯川は北海道に転校してきた科学の大好きなミステリアスな少年だったことが判明する。第2シーズンでは内海に代わって岸谷が活躍するが、原作だと岸谷は男なのね。内海のキャラもだいぶ違う。少々意固地だが真面目で仕事熱心で頭がいい。テレビほど湯川に・・何かあるとすぐ頼ることもない。話を戻して、一年以内に子供ができない場合は別れる・・というのは短すぎる感じがする。義之の人生観は女性から見るとエゴイストもいいとこ。綾音はこんなクズのために一生を棒に振るのではなく、即刻別れるべきだったのよ。もちろん慰謝料ふんだくってね。綾音役は天海祐希さん、義之役は堀部圭亮氏。