探偵マーロウ
探偵マーロウ
探偵マーロウ
今回のマーロウはリーアム・ニーソン。1939年のカリフォルニア。マーロウに人捜しを依頼してきたのはクレア。愛人ニコが消えた。彼女の亡くなった父は石油事業をやっていて、母親ドロシーは大女優。要するに大金持ち。ニコは撮影所で働いていたらしい。不思議なのは人捜しを頼むのに写真一枚出てこないこと。昔のよしみで警察のジョーに聞くと、ニコはひき逃げにあって死んだという。頭をつぶされ・・ってことは身代わりですな。現場は会員制のコルバタ・クラブの前。権力者が名を連ねているのでなかなか手出しできない。まあマーロウには関係ないけど。探偵物だからいろんな人に会って話を聞く。隠していて話してくれない者、ウソをつく者、追い返す者。今と違ってネットで情報集めることはできない。話を聞いてもメモるわけでもない。きっと全部覚えていられるのだろう。有名人の言ったこととか、書いたことがスッと引用される。それなりに本を読み、新聞も丹念に読むのだろう。ストーリーの方はよくわからない。複雑に絡み合った糸が次第にほぐれて、最後に何もかも明らかになるというわけではない。何だかよくわからないうちに終わってしまう。ストーリーを楽しむ映画ではないのか。雰囲気を楽しむ映画なのか。余計な光も邪魔な音も排除して最初から最後までどっぷり浸かって・・つまり映画館の暗がりで見るべき映画なんだろう。人と人との化かし合いや暴力ばかり見せられるが、少なくともマーロウと刑事のジョー、オールズはまともなので見ていてホッとする。ニーソンのマーロウはいいと思う。確かに年を取り過ぎだし、アクションシーンも切れが悪い。ただ言葉遣いとか行動には実直さがにじみ出ている。どっちがギャングかわからないような探偵(あるいは刑事)もいることだしな。クレア役がダイアン・クルーガー、ドロシー役がジェシカ・ラング。よく似ているので母娘役にはぴったりだ。オールズ役コルム・ミーニイはよく見かける人。ジョーがイアン・ハート、ルーがアラン・カミングス。カミングスは「スパイキッズ」に出ていた。セドリック役アドウェール・アキノエ=アグバエは「ハムナプトラ2」や「アウト・オブ・タイム」に出ていたらしい。