探偵 左文字進
探偵 左文字進
探偵 左文字進7失踪(2003)
これを見たのは熊谷俊哉氏が出ているらしいから。でもわからなかったな。目を凝らして見てたんだけど。ネットで調べても情報なし。初めて見るのでよくわからないが、左文字(水谷豊氏)は元弁護士か。警部の矢部(益岡徹氏)に恋人ができた。その美加からの電話で矢部がマンションに駆けつけると、美加の友人綾の死体が。おまけに誰かに写真をとられ、狙撃までされる。彼は美加を助けようと出頭もせず逃亡。盛んにケータイ使ってるけど位置情報は?警察にはまるで彼が犯人であるかのような写真が届けられる。綾はストーカーに悩んでいたが、そのストーカーはひき逃げで死亡。ひき逃げしたのは綾のようだが。彼女がストーカーの相談をしていたのが今女性に人気の占い師マダム・チエコ(とよた真帆さん)。彼女は湯河原に住んでいる。千枝子のことを調べる左文字。吉田に指紋を調べてもらうと、七年前不動産業の夫を殺して行方をくらました妻明子のものと一致。左文字は弁護士時代明子に夫のDVの相談を受けていた。左文字が家を訪れた時にはすでに事件が起きた後。どうやら明子は整形手術で顔を変え、ホームレスの千枝子の戸籍を買い取って別人として生まれ変わったようで。今、悩める女性の相談相手になっているのは、自分のつらい経験があるからだろう。もっとも見ている者は、本物の千枝子はどうなったんだ?と疑問に思うが。手術となれば医師が必要だが、それが元整形外科医の真田(羽場裕一氏)。彼が明子と知り合ったきっかけは不明。殺人犯という弱味のある明子から相談者リストをもらい、過去を消したがっている女性に手術をほどこす。料金も安くしてやる。その代わりちょっとした仕事をしてもらう。この仕事って結局何だったんだっけ。途中資産家の男性がホテルで殺され、美加の指紋が出るが、この男性を殺す理由は?綾殺しを矢部の仕業に、男性殺しを美加の仕業に見せかけた後は、二人を心中に見せかけて殺すというのが真田の計画だが、何でそんなめんどくさいことするんだ?例の写真だってうつされた者よりうつした者の方がよっぽど怪しいわけで。あと明子は別に逃げる必要なかったのでは?夫の母親静江もその場にいたことだし、正当防衛申し立てることできたはず。左文字の特技は変装のようだが、必要もないのに変装していることも。改めて2時間ドラマを見ると、あれはどうなったんだ?結局これはどういうことだったんだ?それって必要なの?そんなことばかり引っかかる。2時間じゃなくて1時間でいいんじゃないの?とも思う。引き延ばすためにいろいろ入れて、かえって支離滅裂になってしまっている。
探偵 左文字進10天使と悪魔(2006)
ある日事務所を訪ねてきた美しい女性。彼女諸星万里江の依頼は、夫一馬を調べること。何をして稼いでいるのか知りたい。もしかして悪い組織とつながっているのではないか。何も聞かずに調べてくれ。怪しい依頼だが、ここへ来るのはたいてい怪しい人物。調査費用200万をポンと出してくれたのも魅力的。車の支払いがあるし・・。その時、エレベーターに乗っていた男性の死体が見つかる。万里江のあとをつけていたこの男性は、国税調査官。死因は青酸ガスか。一馬を調べてみると、いちおうIT企業経営とか。金回りがよく、妻万里江には会員制のクラブをやらせている。そのうち一馬の手口がわかってくる。証券マン依田や株をやっている折原が顧客にインサイダー取引を持ちかけ、ニセの株券を渡して金を受け取るというもの。ニセモノとわかっても顧客は公にできない弱味がある。その後依田は自殺。遺書はあるし、誰かに自殺を強要された形跡もなし。もちろん金は消えている。依田の場合、自殺したと思われる時刻、一馬はパーティをやっていて、左文字の目の前にいたからアリバイは完璧。一馬はハウスオートメーションに凝っているようだが、これが何か関係しているのか。左文字は一馬を観察し、彼が以前にも同じ方法を取っているのではと推理する。つまり一つの方法でうまくいくと、次にやる時も同じ方法を取るタイプ。調べてみると東京で二件、他に20年前関西でも。いずれも立件されていないが、左文字が目をとめたのはそのうちの一件に万里江の名前があったこと。彼女が言うには、父の死には一馬が関与しているに違いないと。まずは秘書に、その後妻になって三年たったが、手がかりがつかめない。こうなったら探偵に頼むしかないと。ここらへんから万里江にも妙なところがあるのが見えてくる。まあ題名からしてアレなんだけど。一馬が悪魔で万里江が天使なんだろうけど、万里江の中に天使と悪魔両方存在するのかもしれないとも思えてきて。今回左文字は女装して折原に化ける。なかなかいい化けっぷりだが、必要以上に女っぽい仕草をするのは余計。かえっていつもと違う・・と怪しまれるはず。毒殺されるおそれがあるのに、冷蔵庫の中のものを食べるのもありえない。どんなに安全とわかっていても、自分が持ち込んだ食料以外口にしないはず。一馬は折原も依田と同じ手口で殺そうとする。この後いろいろあるが、万里江が怪しいのはわかっているからさほど驚きはなし。まあいろいろくっつけて彼女の悲しい過去強調しているけど、国税調査官まで殺す必要はないでしょ。万里江役は三浦理恵子さん、矢部が布施博氏、史子が戸田恵子さん、折原が黒田福美さん。
探偵 左文字進11完璧な犯罪(2007)
週刊誌などで騒がれている作曲家の中里(大鶴義丹氏)。彼は妻の美晴(国分佐智子さん)とは別居状態。中里の家に忍び込み、あれこれ偽装したあげく、自殺に見せかけて殺したのが県会議員の高村(石橋凌氏)。目論見通り中里は仕事に行き詰まって投身自殺ということになるが、納得できないのが美晴。別に確証があるわけではないが、どう考えても夫は自殺するようなタイプじゃない。女のカンでそうわかる。彼女は財閥の娘なので、料金を取りっぱぐれる心配はなし。左文字の事務所はりっぱなビルの32階にある。家賃も高いだろう。でもこういうところに構えているから金持ちの依頼人が来る。左文字と史子は早速鬼怒川へ。中里の家を調べる。途中銀座のクラブママと浮気旅行中の田沼と遭遇したりする。左文字が目をつけたのは高村。彼は元神奈川県警にいたすご腕で、田沼とも知り合いだが、暴力事件を起こして免職に。妹のあゆみは男に貢いだあげく捨てられて自殺。この男というのが中里で、要するに彼は復讐したわけ。元警官だからアリバイ作りなどは完璧に整える。完璧すぎてかえって左文字に怪しまれるんだけどね。また、完璧だと思っていてもどこかに穴はあるもので、高村は中里の弟子、仙川(長谷川朝晴氏)に目撃されてしまっていた。ただ、犯行そのものを目撃されたわけではないのだから、いくらゆすられてもはねつけりゃいいのにとも思う。仙川は賭け事で借金があるような男。あれで1000万も要求するなんて身のほど知らずとしか言いようがない。案の定物盗りに見せかけて殺されてしまう。途中さすがの左文字も今回は無理かも・・となるが、美晴に会って考え直す。彼女は中里の音楽は敬愛しているが、人間的には最後まで分かり合えなかったと話す。それでも本当の姿を知りたくて左文字に依頼したのだ。彼女は夫の死を悲しんでいるようには見えないし、夫の暗い過去・・女に貢がせ、捨て、死に追いやっても何とも思わない・・が明らかになっても驚かないだろう。事実を明らかにすることによって自分の気持ちにケジメをつけたいのだろう。美晴は高村に会うつもりだと言っていたが、きっとこの二人には心が通じ合うものがあると思うよ。道を踏みはずして二人も殺しちゃった高村だけど、本来は生真面目で勉強家でやさしい心の持ち主。この二人お似合いだなあと、そればかり考えていた。
探偵 左文字進12凶器の隠し場所(2008)
人材派遣会社カインドカンパニーの社長川島(峰岸徹氏・・亡くなる少し前か)は不正疑惑やワンマン経営で評判が悪い。最近車のブレーキがきかなくなったりするなど命の危険を感じ、身辺調査を依頼してくる。人の恨みは山ほど買っているので、容疑者はたくさんいる。中でも疑わしいのは後妻の亜紀、秘書の岡本、この二人は浮気している。前妻の戸川(新藤恵美さん)は事業に失敗して負債がある。運転手の井口は詐欺の前科があるのに、川島の弱味を握っているらしく高給で雇ってもらっている。妹とその夫の高木夫婦は会社の経理をごまかしている。左文字は川島のようなタイプは苦手だが、今月の家賃が未払いなので金は欲しい。そのわりには手付金と言うか調査費何ももらわないまま川島を帰しちゃったぞ。この後川島は殺されてしまうので、お金は入らず・・。もっとも依頼人を殺されるなんて探偵の面目丸つぶれ。意地でも犯人を・・と思っていたら、亜紀が犯人見つけてくれと依頼してきた。こちらはちゃんと前金出す。川島が殺されたのはガーデンパーティの最中だが、容疑者リストには入っていなかった彫刻家北村(佐野史郎氏)と画商の小寺も来ていて。殺しの凶器は遺体のそばにあったゴルフのパターだが、左文字にはそうは思えない。飾ってあったブロンズの裸婦像がなくなっていて、これが凶器なのではと思っている。凶器がどうやって持ち去られたのかは見ていてすぐわかる。北村の動機も予測つく。川島は金のためなら何でもやってのける性格なのは強調されてるから。車のブレーキの細工などは井口の仕業だったが、彼の握っていた川島の弱味って何だったのだろう。最初の方で出てきた容疑者達はみんなどこかへ押しやられ、後半は北村をじわじわ追いつめる左文字が描かれる。15年前、恋人が自殺し、作風がガラリと変わってしまった北村。心のどこかにぽっかり穴があいてしまっているような彼が気の毒で。実は他の人が犯人でした・・となって欲しいなあと思いながら見ていたんですよ。ブロンズ像の隠し場所はここしかないと左文字が確信したのが、北村が熱海市に依頼されて公園に作った像の土台。北村に変装して・・この変装が気持ち悪い・・熱海市長(せんだみつお氏)に頼み込み、コンクリートの土台に穴を開ける許可を取る。ところが中は空っぽで、左文字も矢部や田沼も落胆する。穴は明日ふさぐとなって、見ている人全員これは罠だ!と直感する。ここで動いちゃダメ!じっとしてなさい!と思うが、北村はがまんできず動く。もう二度と捜されることはないあの穴の中にブロンズ像を・・。関係ないけど北村のアトリエ・・あの広々とした空間で彼のいれたコーヒー・・飲んでみたい!