田鎖ブラザーズ
田鎖ブラザーズ
田鎖ブラザーズ1
これは見てるヒマもないまま終わっちゃった。録画する気になったのは染谷将太氏が出ているから。彼は異常者の役とかよく似合いそうだが、今回は違うな。初回は10分くらい拡大することが多いけど、回想がくり返されるだけ。1995年、両親を殺された真と稔の田鎖兄弟。犯人がつかまらないまま2010年に時効が成立。法律が改正されて時効はなくなったけど、両親の事件はわずか二日の差で適用されない。2026年の今、真は刑事に稔は検視官になっている。事件は今でも二人の人生を縛っている。真は気が向くと熱心に動き回るが、普段はぐうたら。めんどくせ~が口癖。今は稔のところへ転がり込んでいるのか。青委署へ来て三週間だが、その前のことは不明。一方稔は大人しく、仕事ぶりも真面目。出世には興味がなく、人付き合い・・生きた人間の相手は苦手。事件から31年たってるから二人とも40近いことになる。後でわかるが当時真は7歳、稔は5歳。結婚もせず恋人もいないようで。神奈川区というセリフがあったから舞台は横浜か。牧村という男性が死んでいるのを同棲中の渚が見つける。ところが確認に来た母親は息子ではないと言う。死因もよくわからない。真が男性の身元調べを質屋の晴子(井川遥さん)に頼むのは安直すぎる気がする。晴子は元新聞記者で、今は質屋を営むかたわら情報屋やってることが後でわかる。そのうち男性は自転車に乗っていてひき逃げされたのだとわかる。自宅へ戻ってから容態が急変し、死亡。目撃情報を求め、必死にチラシを配る渚を見て、真は自分達もチラシ配りをしたことを思い出す。彼は自分の過去と共通するものがあるとスイッチが入って熱心に、時には徹夜までして捜査をするのだ。そうでない時はサボることばかり考えている。ギャンブルも好きなようで。さて、ひき逃げ犯はわかったが、最後の方でどんでん返しがある。1話完結ではなく、次に続くようだ。真役岡田将生氏は「ラストマイル」に出ていたらしい。パートナーを組む宮藤役中条あやみさんは「ある閉ざされた雪の山荘で」に出ていた人。宮藤は髪も服装もきちんとしていて好感が持てる。ボスの小池が岸谷五朗氏。稔役染谷氏は顔が丸くていかにも”弟”という感じ。やたらビールを飲むシーンが全話にわたって出てくるが、スポンサーがビール会社のせいかね。
田鎖ブラザーズ2
牧村と名乗っていた男性は大河内と言って、以前高校の水泳部コーチをやっていた。部員が自殺し、SNSで非難され退職。その自殺をした高校生というのが、ひき逃げをした野上の息子。つまり彼は息子の復讐をしたのだ。逃亡した野上は次に顧問だった知念を狙う。大河内は知念の指示で厳しい指導をしていたらしい。彼女が結婚すると知った野上は結婚式場へ。こういうのは・・復讐というのはきりがない。しかし当事者にしてみれば、張本人が裁かれもせず幸せいっぱいなんて許せるわけがない。結局息子はなぜ死んだんだ?今までは間違った指導のせいで肩を痛めて泳げなくなり、将来を悲観して自殺したと思われていたけど、医者に行き、治療受ける気になっていたようだし。さて、31年前の事件、真が犯人だと思い込んでいた津田(飯尾和樹氏)にはアリバイがあり、犯人ではなかった。しかし事件の後彼はなぜか姿を消し、兄弟は今でも彼が犯人だと信じている。その津田が搬送されてくる。末期ガンで昏睡状態。話が聞けないのがもどかしい。事件が起きた時住んでいた家は今でもそのまま残っていて、兄弟は時々行っている。稔が住んでいるのは広い一軒家だが、家を二軒というのは不経済じゃないの?
田鎖ブラザーズ3
3話目だが、どうも盛り上がりませんな。事件が次の回に持ち越しになるのがスッキリしない。兄弟の抱えている過去や復讐心が前面に出すぎて、メインが事件なのか復讐なのかどっちつかず。津田はどこの病院にもかかっていなかったようだ。水澤という若い女性が放火で殺されるが、真は捜査もうわのそら。ちゃんとやってくださいと宮藤に何度も言われる。彼女自身何か問題を抱えているようだが。今の時代らしくスマホの画面が何度もうつるが、メールの文字が読み取れん。もっと大うつしにしてくれ!後で水澤が1億円相当の金塊を隠していたことがわかる。逃げ遅れたのはこれを持ち出そうとしたからか。金塊は一年前秋田で起きた4億の金塊強奪事件の一部。水澤の父親は詐欺師だが、13年前から服役中なので今回の事件には無関係。真は水澤につきまとっていたという東郷のことを晴子に調べてもらう。どうもこういうところがねえ・・自分で調べろよ!一方稔は自分が津田を殺すと決めている。法医学者になりたかったけど、時効になった日に全部捨てた。兄が自分をいろいろかばってきてくれていたことはわかっているので、これからは自分が恩返しするのだ。よく両親をなくした兄弟は離ればなれにされたりするものだが、彼らの場合どうだったのかな。茂木(山中崇氏)や晴子が面倒見てくれたけど、家族でも親戚でもないし。学費とか家の維持費とかあるでしょ。結局津田はそのまま死んでしまい、兄弟はがっかりし、やり場のない怒りに身をふるわせることとなる。
田鎖ブラザーズ4
津田の所持品の中で目を引いたのは何かの鍵と電話番号が書かれたメモ。電話してみると出たのはふみ(仙道敦子さん)。番組を見ていただけではよくわからないことだらけだが、今はありがたいことにネットがある。兄弟の父朔太郎が勤めていた金属工場の工場長辛島の妻がふみ。車椅子に乗っているシーンもあったが、登山で大ケガをしたかららしい。今は治って何ともない。山に登って写真をとり、個展も開くほど。反対に辛島は病気でもうろくしたのか、稔が訪ねて行った時も話を聞けなかった。ふみも津田のことは知らないと言う。津田はノンフィクション作家で、工場のことを探っていたらしい。あの日も朔太郎に話を聞きたがっていた。小池は改めて津田は犯人ではないと断言する。公にされていないが、完璧なアリバイがある。一方水澤の件。金塊を強奪したのが水澤、横倉、平中、吉本の四人。四人は幼なじみで、ヤングケアラーなど家庭に問題のある子供達だった。お金さえあれば親から解放される。しかし実際お金が手に入っても幸せになれるとは限らず・・。今回宮藤が珍しく感情的になるが、彼女も母親に悩まされたクチ。ちなみにネットで調べていると、結末まで知ることになる。別に知ったからってどうってことないけどさ。
田鎖ブラザーズ5
父親が作ってくれたおもちゃのロボットの中に隠されていたのは拳銃。そうなると30年くらい前に起きた発砲事件を調べたりして。父親を疑ってみたりして。と言って銃を海にでも放り込んで何もなかったことにするふんぎりもつかない。一方賢心という19歳の青年が一条英介を殺したと出頭してくる。神南国立大学の理事長だった一条の死は病死扱いになっている。賢心は神南を受験して落ちて以来引きこもり状態。大学は採点にAIを導入しており、ネットには自己採点してみたら合格点だった、AIのミスのせいで不合格になったという怒りの声が・・。そのうち賢心は母親温子の代わりに出頭してきたのではないか・・となる。捜査をすればミスの隠蔽や大学と文科省の癒着が明らかになる。だから出頭しても黙秘を続ける。そのうち温子が薬剤師の仕事もしていて、一条の薬を処方したことがわかる。薬の飲み合わせで脳出血を起こさせたのかも。真は賢心の答案を専門家に採点してもらっていた。採点ミスがなくても不合格だったという結果を賢心に見せ、母親には隠し通せと告げる。これってずいぶん残酷なことだけど、人生は乗り越えていかなくちゃならないことがいっぱいあるわけで。稔だって苦難を乗り越えて検視官になったわけだし。結局温子は逮捕されず、捜査は終わったが、真には温子のことが引っかかる。一方例の拳銃は辛島工業で作られていたのでは・・裏には暴力団五十嵐組が・・となる。まあね、父親が銃を隠し持っていて殺人事件を起こしていたなんてのは突飛すぎてありえないからね。
田鎖ブラザーズ6
西浦という女性が事故を起こして死亡するが、車には一酸化炭素中毒を起こすような細工がしてあって、他殺ということに。彼女は三年前に車の前に飛び出してきた宇野という女性を死亡させており、一週間後に控えていた結婚式も中止。ふさぎ込む西浦を結婚相手我妻は懸命に支え、近く二度目のプロポーズをするつもりだった。宇野は西浦が不起訴になったことが不服で、整備士ということもあって細工は可能であると思われた。愛する妻を失ったのは気の毒だが、原因は妻の不注意で、西浦の過失ではない。これで殺すほど恨まれたのではかなわんわな。宇野を尾行すると市役所へ。福祉健康課の秦野(渡辺真起子さん)に悩みを聞いてもらっているらしい。秦野は真の素性に気づき(珍しい苗字だからね)、相談に来るよう勧める。迷った末秦野のところへ行き、苦しい心のうちをさらけ出す真。まあ刑事なら心のどこかでは警戒心を働かせるのでは?でも普段とんがってるやつほどガードはゆるいんだよな。後で稔も秦野に会うけど、こちらは誘導されても冷静で気を許さない。本能的に秦野のこと嫌い・・と、受けつけなかったみたい。
田鎖ブラザーズ7
宇野の死体が見つかる。退職届を出し、遺書もあるから誰が見ても自殺。しかし稔は他殺と見抜く。誰かにビルの屋上に誘導され、突き落とされたのだ。疑われたのは我妻。温子も宇野も我妻も秦野に相談していた。しかし証拠はない。後で温子も我妻も告白するが、秦野が否定すればそれっきり。彼女の職場での評判はすこぶるよく、誰も疑う者はいない。ただ、立て続けにこんなことしていれば、自分はボロを出さなくても相談者の方がボロを出すわけで。もう少し間をあけるんじゃないの?普通は。「味方のフリしてるだけ」「嫌いなんだよあいつ」・・稔の正常な反応が好ましい。ついに尻尾をつかまれ、連行される秦野を襲おうとしたのは賢心。しかし真が止める。一方31年前の事件の手がかりとなる津田の取材ノート。五十嵐組の手に渡り、シュレッダーにかけられゴミとして出されたのを手に入れる。稔はシュレッダーにかけられていてもあきらめない。とうとう復元しちゃった。すごく粘り強い性格なんだな。工場長だった辛島、妻のふみ、中華料理屋の茂木、情報屋の晴子、それぞれ疑わしいけど、今度は小池?
田鎖ブラザーズ8
復元したノートは全部読まないうちに小池に持って行かれてしまった。兄弟はいろいろ職務違反をしているので、監察に報告されたらそれっきり動けなくなる。だから大人しくノートを小池に渡すしかない。ところがノートはしかるべきところへ提出されず、小池が持ったまま。こりゃ小池も怪しいぞということになる。お手上げかと思われたが、意外なところにデータは残っていた。五十嵐組から出るゴミの始末を請け負う掃除屋の一人が、シュレッダーにかける前のノートを撮影していたのだ。ゆすりの材料になるかも・・ってアンタその前に消されると思うけどね。今回やっとどういう経緯だったのかがわかる。そもそもはふみが山で大ケガをしたのが発端。彼女を治すため高額な手術代が必要になった辛島は、銃の密造に手を出す。一人でこっそりやっていたが、ある時朔太郎に知られてしまった。正義感の強い朔太郎は警察への出頭を勧め、取引が中止になったせいで運び屋の漁師が殺されてしまう。辛島は五十嵐組と癒着していた刑事笹岡に泣きつき、朔太郎一家の始末をさせられることになったのが茂木。当時店は立ち退きに迫られており、立ち退かなくてすむようにしてやるからというのが条件。ふみから話を聞いてもなかなか信じられない稔。
田鎖ブラザーズ9
追いつめられた茂木は自殺。出動して変死体が茂木と知った稔は大ショック。姿を消したふみと辛島を見つけ、改めて話を聞く兄弟。彼女は最初のうちは何も知らなかった。自分がケガをしたせいでこんなことになっていたなんて。今の辛島は認知症にでもなったのか何も覚えていない。いい気なものだ。真相が二回くり返されるせいであんまり書くことないな。それにしても朔太郎は何で銃をロボットの中に隠しておいたのかな。何かの保険にするつもりだったのかな。だったら何か書きつけでも一緒に入れとくんじゃないの?
田鎖ブラザーズ10
てっきり茂木が両親を殺した犯人だと思っていたらそれが引っくり返る。茂木が刺した時には両親はすでに死んでいたのかも・・となって、浮かんだのは毒殺。それを調べるため、稔は急遽ドイツに飛ぶが、あんなに早く往復できるかね。いや茂木が犯人ではないということは兄弟・・特に稔にとっては大事なことで。子供の頃彼は特に茂木になついていたから。あの日家族四人は夕食で同じものを食べていた。違っていたことと言えば、両親は料理に酢をかけていた、それだけ。実家を調べてみたらありがたいことに酢の容器は洗われもせずしまってあった。すぐさま調べてもらったが何も出ない。でもドイツならもっと詳しく調べてもらうことができる。で、結果はジギタリス。そのうち例の殺された漁師が晴子の父親だったことがわかる。晴子は偶然辛島等の会話から父親が殺された原因が朔太郎だったことを知る。もちろん彼女は朔太郎だけ殺すつもりだったんだろうが、へたすりゃ子供達まで巻き添えになるところだった。何とまあ短絡的な・・。え?彼女の背中を押したのは秦野なんですか?あらまあそんな昔から。そうか、だから初めて会った時、田鎖という苗字に反応したのだな。晴子は茂木のことは知らなかったから、自分の方は失敗したのだと思い込んでいたようだ。警察も明らかに刺し傷があるのだから毒殺なんて思わない。茂木は茂木で自分が殺したとずっと苦しんでいたのだろうな。晴子は時効が成立した後一度遠くへ離れたが、またここへ戻ってきた。それだけでなく兄弟の調査に手を貸した。人間の心理は不思議なものだ。ついに復讐・・となって銃声が響き、血がポタッポタッと垂れる。晴子がどうなったのかははっきりしない。と言うわけで全話見ましたよ。視聴率も低かったようで、それはまあ仕方ないかな。内容暗いだけでなく画面も暗くて、何がうつってるのかよく見えず、イライラさせられた。一番よかったのは秦野のエピソードかな。やっぱり悪役が際立っていると話がおもしろくなる。犯罪心理学をやっていたという彼女は、何のために人をそそのかしていたのだろう。お金のためじゃないし、人をコントロールして反応を見るのが快感だったのかな。同じ兄弟でも真と稔の反応が全然違っていたのが興味深かった。テーブルの下でスマホを操作し、秦野にスマホを取り出させておいてすぐ切る。直後にわざとテーブルにお茶をこぼす。秦野が拭くものを取りに行っている間にテーブルに出しっぱなしになったスマホを調べ、温子と同じアプリがあるのを確認する。いやホント冷静ですな。ラストの二人、署へ向かうのは自分達の始末つけるためでしょう。密造拳銃の所持や発砲とか。晴子のことは殺していないでしょう。だからこその吹っ切れた表情。たぶん真はもう刑事やめるだろうし、稔は再び法医学者を目指すんじゃないかと私は思ったんですけど、どうですかね。