マンハント
「君よ憤怒の河を渉れ」は見たことなし。ほとんどこれとは無関係なようで。天神製薬の顧問弁護士ドゥ(チャン・ハンユー)は自分の仕事に疑問を抱くこともなく今日まで来たが、ある日突然殺人犯として追われる身に。朝起きたら天神製薬の秘書希子の死体が・・。警察の浅野の様子もおかしい。ところでここは大阪らしい。あら、そうなの。一方の矢村(福山雅治氏)・・男児誘拐事件が片づいたと思ったらこの事件。誘拐犯の一人はウルトラマン・・じゃない、斎藤工氏だったな。彼のところには補佐として百田(桜庭ななみさん)が来る。矢村は証拠が揃いすぎていることに疑問を持ち、一緒に犯人を捜そうとドゥに持ちかけるが、ドゥは警察は信用できないと断る。ただ、いつまでもそれだと話が進まないので、途中から一緒に行動。鳩が出てくるのであれ?と思ったら監督はジョン・ウーでした。娘アンジェルス・ウーも殺し屋ドーン役で出ている。最初の方はダンスパーティーみたいなのやってて、チャラチャラした感じ。話があちこち飛ぶし、誰が誰だかわからないし、先が思いやられる感じ。製薬会社の社長が國村隼氏で、その息子で今度新社長になる宏が池内博之氏。チャンと池内氏は似ているし、女性の方はこれまた揃って似たような顔していて区別つきにくい。矢村は妻を飲酒運転でなくした過去があるようだが、詳しいことは不明。その犯人で、結局は圧力がかかって裁くことができなかったのが宏だと言うのなら話もつながるけど、そういうのもなし。逃亡中のドゥを助けるホームレスの老人が倉田保昭氏。後で暴れるシーンがあるから彼を起用?真由美の婚約者正樹(田中圭氏)は世のため人のために麻酔薬を開発したはずが、戦闘能力を高める興奮剤として悪用されそうになって自殺。真由美はずっと復讐しようと。希子を殺したのは宏で、後始末を頼まれたのが浅野。例の薬はまだ実験段階のはずだが、殺し屋のレイン(ハ・ジウォン)とドーンや浅野は常用しているようで。薬を打たれたドゥがなぜ都合よく正気に戻るのかも不明。とにかくストーリーはメチャクチャ。私がこれを見たのは福山氏目当てだが、なぜかずっと表情がこわばっていると言うか。「君よ」での高倉健氏はドゥにあたる役らしいが、私には福山氏が健さんの真似をしているようにしか思えなかった。まあさすがウー監督だけあって銃撃シーンやアクションシーンはよかったけど。