バイオハザード新シリーズ

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ

こんなのが作られていたなんてちっとも知らなかった。よっぽど種切れなのかな。何回か書いてるけど私はゲームには全く興味がない。ゲームが好きな人は、それが映画になるとうれしいんだろうか。と言うのも、見ている間中ずっと、何で作ったんだろうと思いっぱなしだったからだ。目新しいものはいっさいない。手垢のついたストーリーでも、見せ方によっては新鮮味を感じることはできるが、それが全然ない。突然大きな音が・・いや、今時驚きませんて。後ろから忍び寄るゾンビ・・志村~後ろ後ろ。ストロボみたいにチカチカする画面・・「DOOM ドゥーム」もなかったっけ?私がこれを見たのは「バイオハザード」シリーズに関係しているらしいからだ。あれは終わったんだからもういいじゃん・・と思うけど、シリーズの一つなら義務として(←?)見てあげなくちゃ。出演者で知ってるのはニール・マクドノーとドナル・ローグだけ。と言うか、ローグはいくつかの作品で見ているにもかかわらず、いまだに顔がよくわからない。今回は・・署長がそうかな?感想だって詳しく書くほどのものじゃない。でも作り手は次も作る気満々みたいで、そうなるとたぶん次も見るだろうから、少しは感想書いておかないと。たぶん次のを見るには記憶喪失になっていると思うから。今だって「バイオハザード」シリーズの記憶はおぼろになりつつある。一作目は覚えているけどね。始まってすぐ、「暗い・・」といやな予感。何がうつってるかわからないのではドキドキしようがないんだって、いつになったら気づくのかね。両親をなくし、ラクーンシティの養護施設にいるクリスとクレアの兄妹。で、時代は飛んで今は1998年。アンブレラ社はラクーンシティから移転中で、町はさびれつつある。残っているのは従業員と、他に引越せない貧しい住民だけ。ヒッチハイクでラクーンシティを目指すクレア。夜で雨が降っているというのに、運転手はよそ見をし、女性をはねる。ところがちょっと目を離したスキに女性は消えてしまった。運転手の飼い犬が残っていた血をなめる。もうどうなるかって見え見え。ダイナーでは数人の警官がだべっているが、その描写もモタモタしている。

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ2

クリスも警官で、と言うか特殊部隊のチームなんだそうだが、何のことやらさっぱり。夜だから勤務が終わってくつろいでいるってのならわかるが、その後みんな署に戻ってるし。家で寝ていたクリスも出てくる。どういう勤務体制なのだろう。クレアがクリスに会うのは五年ぶりらしい。クレアは施設から逃げ出したらしいが、それが五年前?年齢的には10年くらいたっていそう。彼女がどこで何をしていたのかは説明されない。くどくどやると展開がだれるからかもしれないが、省いてもだれてるぞ。それはともかく今何が起きているのか、何が原因でそうなったかもスルーされる。ウイルスを開発研究しているウィリアム(マクドノー)のところにかかってきた電話の内容も不明。”かかってきた”・・それだけでスルーされてもなあ。クレアは汚染を訴えるベンの映像をクリスに見せるが、また陰謀論かよと相手にされない。クレアがここに戻ったのは何か確信があってのことだろうが、そういうのも説明されない。警官のうち二人はスペンサー邸に死体・・の通報を受けて向かった。このスペンサー邸はアンブレラ社の創設者スペンサーが亡くなるまで住んでいたとか。で・・誰が通報してきたの?その時点ではまだゾンビ化していない人間もいたってこと?と言うか、警察に通報するか?後ろ暗いことやってるのに。このスペンサー邸って、一作目でアリス達が住んでいた屋敷?違うの?ゲームに興味のない者にとっては、そういう妄想をして楽しむくらいしかやることがない。暗いしわけわからんし。クリス達がなぜヘリでスペンサー邸へ向かうのかよくわからん。後でヘリが屋敷に突っ込んできて爆発炎上するという、見せ場を作りたかったからかな。署長はなぜかさっさと町から逃げ出そうとするが、アンブレラ社が封鎖していて、抗議した者はぶっ殺される。それであわてて戻ってくる。署に残っているのは新米のレオンだけ。彼は特殊部隊とは関係ない、一般の警官か?留置場にはなぜかベンが入れられていて、一緒に入ってる者はゾンビ化しつつある。それで出してくれとせっつくが、間に合わず・・。レオンはドジを踏んでここの署へ回されてきただけあって、何をするにもモタモタ。ベンが死ぬのもやっぱりねという感じ。

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ3

兄を心配して署へ来たクレアだが、そういうわけでここにいたのは署長とレオンだけ。そのうちゾンビ化した住民がなだれ込んでくる。クレア達はスペンサー邸ヘ行くことにするが、そこへの隠し通路をなぜか署長は知っていて、例の養護施設へ。署長は途中で脱落するが、クレアとレオンはリサの助けで・・。彼女はクレアが施設にいた時一度見かけた謎の少女。年も同じくらいなので、クレアの方からいろいろ話しかけた。このリサのことも結局は不明のまま。終わりの方でラクーンシティは破壊されるから、リサも死んでしまったのか。顔もはっきりせず、動きは前衛的な踊りのようで、この映画でよかったのは彼女だけ。さて、着いた先の部屋にはなぜか映写機。普通ならここで謎の一端が明らかになるはずだが、映像を見ていても何もわからん。「人体実験のために子供を(施設に)送り込んでいた」というクレアのセリフだけで終わり。もうここらへんになると説明してくれとも思わんけど。一方クリス達の方は、あれこれあって生き残ったのはクリス、ジル、ウェスカーの三人だけ。クリスはジルが好きだけどジルはウェスカーが好き。そのウェスカーは金が欲しい。彼に接触してきた連中は金を持っている。てことは、彼は一作目の誰かさんみたいにウイルスを持ち出して売り飛ばそうと?しかしウィリアムはGウイルスを自分に打って怪物化。はあ~マクドノーがこんな役やるとはびっくり~。ラストはトンネルから出てくるクレア、クリス、ジル、レオン、シェリー(ウィリアムの娘)。エンドクレジットの途中で、死んだはずのウェスカーが生き返る。謎の女性ウォンも出てくる。で、今回出てきた人物の多くは「バイオハザード」シリーズにも出ているのね。今気がついたけど、クリスって「バイオハザード4 アフターライフ」でウェントワース・ミラーがやったキャラ?ジルはシエンナ・ギロリーが、クレアはアリ・ラーターがやったのね。ウェスカーは怪物として出てくるのね。へえ~そうなんだ。クレア役カヤ・スコデラリオは目に力があっていい。調べてみたら彼女、ルーファス版「蒼ざめた馬」でハーミアやっていた人なのね。びっくり~。クリスがロビー・アメル、ウェスカーがトム・ホッパー、レオンがアヴァン・ジョーギア、ジルがハナ・ジョン=カーメン。知らん人ばっか。